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フィルムサイズは中判カメラだ

2007-02-24 11:11:36 | Weblog
キヤノンの1Dmk3ですが、同時発売のレンズに注目です。
EF16-35/2.8L2ですが、これのフィルターサイズは82ミリもあります。
従来品は77ミリでしたし、ニコンの17-35/2.8Dも77ミリです。
要は、銀塩と違い、デジタルでは周辺光量の低下や収差の悪さが目立つので、その対策のためでしょう。

しかし巨大ですね。まるで中判用のレンズみたいです。
というか、完全に中判用ですよ。
実際、ペンタックス645用広角ズーム「FA645 33-55mmF4.5AL」のフィルター径は82ミリです。
サイズも、直径88ミリ、長さ104ミリ、重さは585gです。
一方キヤノンの方は、88.5×111.6ミリ、重さは635gです。
つまり中判カメラ用レンズを上回ってるんですね。

ボディもそうです。
ペンタックッス645N2の大きさは、150×111×117ミリ、重さは1280gです。
キヤノン1Dmk3は、156×156.6×79.9ミリ、重さは1155gです。
ペンタックスはフィルムバックがあるためか奥行きでキヤノンが小さいものの、
それ以外はボディの大きさ、重さも中判を上回っています。

画質では既に中判を超えている面があるので大きくても妥当だともいえますが、
35ミリであるが故の、小型・軽量・機動性は既に犠牲になっています。

これでもあなたはフィルムサイズ欲しいですか・・・

直径30ミリの円形・自在フォーマット

2007-02-24 08:05:35 | Weblog
自在フォーマットとは、CCD自体は直径30ミリの円形またはそれに近い、例えば八角形で、
画面サイズは任意に(またはいくつかのパターンから)選択できるものです。
要は、縦横同じサイズのセンサーから自由にクロップできるということです。
最低限欲しい縦横比は、16:9、3:2、5:4、4:3、1.4:1、7:6、1:1、およびその縦横入れ替えくらいでしょうか。
直径30ミリなので、3:2の時はAPS-Cサイズになりますし、他の縦横比でもDXレンズは使えるわけです。

その場合、フォーマットの切り替えはメニューとか選択ボタンで切り替えます。
縦横の切り替えは専用レバースイッチ等で瞬時にできるので、持ち替え不要、従って縦位置シャッターボタンは不要。

当然ファインダーはフォーマット外はマスクされるわけですが、D2Xsと同じですので、実現可能でしょう。

D2Xsのクロップと異なるのは、CCDはフォーマット外も含めて全画素露光しているということです。
従って、RAWデータとしては常に全画素分あるということです。(特別に画素数を少なくして出力するモードは別として)
なので、NC5で後からフォーマットサイズを変えることが出来る。
横位置で撮っても、後で画面外の上下の画像も再現できる。
これ、良いと思いませんか。
これを「自在フォーマット」と名付けましょう。


ただ、円でも8角形でも十字でも、とにかく今の横長でなく縦横同じ長さにするにはミラーやファインダーも変えないといけません。
単純に言えばボディが大きくなりそうですが、そうでもないでしょう。
今はAPS-Cサイズセンサーに合わせてミラーやファインダーが小さくなっていますが、ボディ自体は銀塩サイズ並です。
内部の回路が大きいせいなんでしょう。
でも多分、技術の進歩で小型にできるでしょうから、今ならミラーやファインダーも大きく(要は正方形に)出来そうなきがします。
フィルムサイズのままで縦横同じにするのは大変ですが、APS-Cだからこそ可能性・実用性があると思います。

巷ではキヤノンと同じフィルムサイズが欲しい、というあらしが多いですが、
ニコンがキヤノンと同じもので勝負しても仕方ないでしょう。
キヤノンになくてニコンにあるのはクロップです。
多分、特許の関係でクロップはニコンしかできない。
そのクロップの進化が、円形フォーマットであり、自在フォーマットです。


キヤノン1Dmk3雑感

2007-02-22 20:11:23 | Weblog
キヤノンから1Dmk3ですか。
価格.comに書きましたが、すぐ流れてしまうのでここにも書きます。

まあ、噂のフィルムサイズでもなくAPS-Cでもなく、単にマイナーチェンジですね。

液晶は部品メーカーが古いのを作らなくなれば自然に大型になるわけですし、つまりニコンでもそうなるでしょう。(D70とD70sのように)

AFポイントの調整が出来る機能にしても、つまりキヤノンではAFが合わないことを正式に認めたことになるわけで。
ニコンではAFが合うからこの機能は不要だったわけです。
(とは言ってもニコンでもD70の裏メニューにあることが見つかってますが、ニコンはちゃんとAF合うので無問題)

AFエリアの数なんてのはどうでもよく、コサイン誤差が無い程度に散らばっていてくれる方がはるかに良い。

ライブビューでの撮影は手ブレのオンパレードになるので、三脚撮影しない私には不要。

私が一番びっくりしたのはバッテリーですよ。
伝統のニッケル水素捨ててリチウムイオンにしたこと。
私がキヤノンからニコンD2Hに変えた理由のひとつに、バッテリーがリチウムイオンだったことがあるくらい重要なことです。

ようやく頑固なキヤノンもリチウムイオンの良さを認めざるを得なかったわけで、
早くからリチウムイオンを選んだニコンの先見性に拍手ですね。
ともかく、キヤノンはバッテリー変えたことだけで、ニコンの性能を100とすると、
ようやくキヤノンは50くらいのところに近づいた感じですね。(今までは30位だった)

CaptureNXがバージョンアップ

2007-02-14 23:13:02 | Weblog
ニコンCaptureNXがバージョンアップされました。
http://www.nikon-image.com/jpn/support/downloads/digitalcamera/software/nx/v110jw.htm
ネット上には使用レポートはないですが、どなたかもう実験した方いますでしょうか。
変更点は公開ベースで36もあるので、もはや別物でしょうかね。
ユーザーの声を一所懸命反映してくれたとも言えますが、逆に言えば未完成で発売したともいえるわけで。
さて今度のバージョン1.1.0で、果たしてまともなソフトになったでしょうかね。

これだけのバージョンアップですから、バグ修正レベルではなく、機能追加というか仕様変更になると思いますので、相当コストかけてますよね。
それなら使い慣れたNikonCapture4をバージョン5にして欲しかったし、
ニコンにとってもその方が安かったと思いますがね。

さっそくテストしたいんですが、私は既にトライアル版の期限が切れていてテストできないのです。
ネット上の評判を見てから決めるしかないですね。

フルサイズより十字フォーマットを望む

2007-02-11 23:42:52 | Weblog
価格.comの[5989906]に書きましたが、同じ内容をこっちにも書きます。
フルサイズ待望論っていつも出てきますが、私は不要論です。
そう入ってもニコンが決めることなので、出すかもしれませんが、
仮に出すなら、十字フォーマット、または正方形フォーマットにして欲しいです。
(APS-Cサイズのままで)

以前も書きましたが、そもそもフルサイズっていう言葉が良くないですね。
35ミリフィルムと比べよいという事自体無意味でしょう。
だから私は、APS-Cサイズのことをデジタルではフルサイズ、というべきだと思っています。
逆に、皆さんが言うフルサイズは35ミリサイズとかフィルムサイズというべきだと思います。
名前を変えれば、何か劣っているというイメージはなくなりますからね。
そもそも周辺光量の低下や収差による周辺画質の低下を考えると、
デジタルではAPS-Cサイズが限界であり、だからそれが最大サイズという意味での「フルサイズ」なのです。

周辺光量等でいえば、むしろ劣っているどころかAPS-Cサイズの方が優れています。
他にもAPS-Cサイズの方が良いことも多いです。
例えば、適度なボケ。
ボケることのみメリットとして強調されがちですが、
逆にボケないこともメリットです。
例えば、コンデジがマイクロ撮影に向いているという理由の一つです。
ポートレートでもボケ過ぎないのはメリットです。
フルサイズだと絞らないといけないため、シャッター速度が遅くなって手ブレするからです。

手ぶれといえば、ボディ内手ぶれ補正はAPS-Cサイズの独壇場です。
(ニコンはまだボディ内蔵はないですが)
これはフィルムにはなく、デジタルだからこその技術です。
それもAPS-Cサイズだから出来る、というか効果がある。
フルサイズだと、CCDをシフトさせて手ぶれして修正しようにも、レンズのイメージサークルをはみ出しますからね。

3番目のメリットはレンズが小型軽量になること。
18-200/3.5-5.6なんて、フィルムサイズで28-300/3.5-5.6なんか、どんなに大きくなるかはキヤノンを見れば一目瞭然でしょう。
それがAPS-Cだからこそ、あの小型軽量サイズで出来たんです。


こんなにメリットがあるAPS-Cサイズ、あなたは捨てられますか。
もちろん、「フィルムサイズ」をニコンが出す出さないはわかりませんが、
出すなら、正方形フォーマットというか、十字フォーマットを出して欲しいです。
十字フォーマットとは、APS-Cサイズを縦・横クロスさせたサイズです。
縦位置がボタンとかレバーで切り替えられ、(当然ファインダーもマスクが変わる)るのが前提です。
縦位置シャッターが不要になり、縦位置でもストロボが上に来ます。
十字が作りにくいなら正方形でも良いです。
フィルムサイズなんて実用的でないものを作るよりも、十字フォーマット(正方形フォーマット)の方がずっと便利でしょう。

ニコンCapture4の再インストール

2007-02-10 08:46:04 | Weblog
以前、PCを買い換えた時にニコンCapture4を再インストールしたところ、
PC(つまりWindows)が落ちるというトラブルに悩まされました。
試行錯誤して最後はちゃんとインストールできていますが、非常にマニアックな方法が必要です。

具体的には、Captureは4.0.0(一番古いもの)です。
既にOSはXPのsp2となっており、sp2のCD-ROMしかありません。
さあ、どうやって再インストールしたか、です。

関門が2つあります。
第1関門は、Nikon Capture4.0.0を起動するとOSが落ちるので、アップグレードするまで起動できないということです。
第2関門は、Nikon Capture4.0.0のプロダクトキーはアルファベットですが、
最近のバージョンでは数字しか入力できなくなっていることです。
つまり、アップグレードしないとOSが落ちるし、アップグレードするとプロダクトキーが入らない、という矛盾した状況になっているわけです。

結局、試行錯誤の末、ある裏技でクリアーしました。
裏技と言っても、レジストリをいじったりといった難しいことはしていません。
バージョンの選び方というか、手順を工夫しただけです。
具体的な方法はここでは書きませんが、、、。

もっともCapture4の最新バージョンを新たに買うという手もありですが。


三脚は重いことが全て

2007-02-07 22:45:32 | Weblog
三脚は重いことが全て
材質は無関係
ひたすら重いのがベスト
なぜかって、重さ=質量だけど、質量とは動きにくさ(止まっている場合)だから
屋外での撮影で一番ブレに影響するのは風。
風で三脚が揺れるというか、要するに動く
確かに材質や形状や構造により、動きにくさは変わるけど、
いままでの経験では結局重さが全て。
重い三脚はブレない。
この場合、要求される三脚の重量の目安は、「ボディ+レンズ」の重量の2倍以上
これは結構大変。
D40+キットレンズだって700gくらいはあるから、三脚は最低でも1.4キロ必要。
D2X+VR70-200/2.8だと2.5キロ近くなので三脚は5キロがベスト。
これだけあれば、普通はブレないよね。
でも、さすがに5キロの三脚はそう簡単に持ってないよね。

現実には同じ重量が何とか使えるぎりぎりでしょうかね。
1/30とかなら三脚をしっかり手で添えたりする方が安定したりする。
何せ、人間の体重の方が、たとえ5キロの三脚と比べても圧倒的に重いですからね。
人間の体も三脚の一部としてうまく使った方が良い。

悩んだら両方買うしかない

2007-02-05 23:14:53 | Weblog
良くある質問に、DXVR18-200と明るい単焦点とどっち買うのが良いでしょうか、というのがある。
答えは簡単、両方買うのが良い、だ。
当たり前で無意味な回答というかもしれないが、迷ったら両方買うしかない。
なぜなら、迷うということは決定打がないということ。
だから、片方だけ買って、それで不便な状況になったら、もう一方を買っとけば良かった、と絶対思う。
もう片方の方を買ってたとしても、別の状況でやはり後悔する。
つまり、世の中には両方必要な状況があるわけ。
予算の関係で片方しか買えないというなら、仕方ないとあきらめるしかない。
何とか工夫してやりくりする。
困る場面は必ず来るが、そういうものなんだから不満を言ってはいけない。

ま、がんばって両方買いましょう。

反射望遠レンズ

2007-02-04 09:46:21 | Weblog
MF時代にあってAF時代になくなったレンズに反射望遠レンズがあります。
反射望遠レンズは小型軽量のメリットがある反面、
AFが出来ない、リング状のボケや2線ボケが良くない、絞りがない(開放のみ)、というデメリットがあります。
特にAFができないため、AF時代になって消滅しました。

しかし、AFできないといってもミノルタ(現ソニー)には昔からAF反射望遠レンズがあるではないか。
http://www.ecat.sony.co.jp/alpha/lens/lens.cfm?PD=24686
なぜソニー以外はないのか?特許か何かの関係か、売れないという判断か。

確かに、ボケ味の悪さと絞りがないというデメリットがありますが、それらは改善可能です。
反射望遠レンズのデメリットは、要するに光軸上に第2の反射鏡があるのが原因す。
その第2反射鏡を光軸からずらせばいいわけです。

例えば、主鏡の取り付け角度をずらして光軸からずれたところにサブミラーを置く方式があります。
多分、とっくに考えてが、やっぱりAFが無理とか、さほど小型軽量にならないんだとか、非球面反射鏡(放物面鏡)が必要になるので高くなる、とかいろいろあったのでしょう。
そもそも、ピント面が傾くとかボケが円形でないとか収差に方向性が出るとかで写真用途には無理かもしれません。
でもリング状のボケとどっちがいいのでしょうか、実物がないのでわかりませんが。

それなら反射鏡をあきらめて、通常のレンズにプリズムや平面鏡を使って光軸をずらす方式はどうでしょうか。
要は双眼鏡というか、単眼鏡です。
形はスマートではないですし、重くなりますが、全長は短くなります。

何とかできないでしょうかねえ。

ニコンDXVR18-200/3.5-5.6のすばらしさ

2007-02-02 20:53:35 | Weblog
ニコンのDX VR 18-200/3.5-5.6はすばらしいレンズです。
D200発売日の前日にゲットしましたが、当然早くから予約していました。
いまだに人気が高く品薄で入手に1~2ヶ月かかるみたいです。
最初は、銀塩換算で28-200のお手軽高倍率ズームが欲しいと思っていたところ、
何と純正で18ミリからのが出るとのことで、とにかく買いました。
テレ単は135ミリまでで良かったのですが、何と200ミリでF5.6
銀塩換算で300ミリF5.6
これは今までになかったスペックのレンズです。
普通は200ミリ(換算300ミリ)だと長すぎて手持ちは出来ないのですが、
このレンズはVRがあるというので、もう買わない手はありません。
値段は89,800円の10%だったかと思いますが、少々高くとも買えないよりましです。

かつ、画質が良い。
そりゃあ、単焦点とかVR70-200/2.8には負けますが、少なくともDX18-70/3.5-4.5と同等で、VR24-120/3.5-5.6よりは断然良い。
これはすばらしいレンズです。
プレミア付いてもちっともおかしくないレンズです。

仮にニコンがいわゆるフルサイズ(35ミリサイズ)を出したとしても、
このレンズに相当する、VR28-300/3.5-5.6なんてレンズは大きすぎて重すぎて高すぎて、とても出せないでしょう。
APS-CサイズのDXフォーマットであるが故の、高画質・高利便性の買える価格の名レンズです。
まさにDXフォーマットさまさまです。