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α55は直射日光に弱いのか

2010-09-20 07:01:34 | Weblog
価格等の掲示板を見ると、α55が熱くなって撮影が停止したという話題が多数出ています。
最初は、カタログにも記載のある動画かつセンサー手ブレ補正オンのケースだけでしたが、
次第に手ブレ補正なしでも短時間で停止・・・とか、
ついに写真(静止画)でも撮影停止になったと出てきました。

それらの停止したケースですが、昨日今日のことですから、猛暑日とかではなく気温30度程度のよくある日でした。
ただ、個人的に思ったのは、日差しが熱いということです。
秋に近くなって空気が澄んできたせいか、赤外線が強くなった感じです。

ソニーも当然耐温度実験はやっているはずですが、それはおそらく実験室の30度とか40度でテストするだけでしょう。
しかし、アウトドアでは太陽という、極めて高音にさらされます。
太陽からは赤外線がやってきます。
気温が温まるのは時間がかかりますが、太陽の赤外線は直接カメラを照らし、温度を上げます。

なにしろ太陽の表面温度は約6000K(度)です。
いわゆるホワイトバランス=太陽光の色温度です。
つまり、6千度の赤外線にカメラボディはさらされるわけです。

こうなると、周囲の気温などほとんど無関係にカメラは高温になります。
素手で持てないくらいになるという投稿がありましたが、そうなるともはや動作温度の40度は超えていると思います。
撮影停止もありうることです。


しかしですよ・・・その条件は他のカメラ、他メーカーの機種でも同じはずです。
太陽光線がソニーα55にだけ降り注ぐわけではありません。
仮に他メーカーがOKでソニーだけが撮影停止するとしたら・・・
・・・カタログスペックに出ない、見えないところの検討・対策を手抜きしたカメラということになるのでしょうか。

D7000は凄いが、良く考えると微妙

2010-09-15 21:34:58 | Weblog
ニコンからD7000が発売された。
まるでD300Sの後継機かと思うくらい素晴らしい。
いや、もしかして本当にD300Sの後継機かもしれない。

何しろ視野率100%である。
本当は98%なのかもしれないが(D300Sの実測値)、キヤノン7Dの公称100%、実測97%よりは多分上だろう。
光学ファインダーでの視野率100%は、それだけでフラグシップの条件をクリアしている。
(光学ファインダーでなければ、例えばソニーα55は視野率100%(EVF)だから、フラグシップ条件とはいえない)

他にも、秒6コマ(D300Sの秒8コマ(グリップ付で)よりは遅いが、D3Xより速い)や、
ファインダー倍率が0.94倍と高い(D300Sと同じ)こと、また防塵防滴やマグボディ(一部だが)等、
フラグシップとしてのスペックは十分である。

センサーの画素数であるが、これは後発機種は多くなるので、フラグシップとは無関係である。
実際、16.2メガピクセルはソニーα55と画素数もサイズも全く同じである。
結局、センサーはソニーが先に出してニコンが少し遅れて採用するというサイクルに完全になった・・・と見た。
もちろん、センサーが同じでも、処理のアルゴリズムは違うだろうから絵は異なると思う。

ともかく、この凄いフラグシップが10月末には約12万円前後で買えるのである。
素晴らしいことだ。


と、ここで気がついたのは、果たしてD300Sを売ってまでD7000に買い換える必要があるだろうか。
D7000はD300Sに近いものの、やはりD300Sが上である。
連写速度や、マグボディ採用部分や、AFセンサーの数や、RAWでの連写可能枚数等を見れば分かる。
そもそも、D7000はCFが使えない。
ダブルスロットではあるが、SD系のみである。
SDXCは使えるがCFのMODE6の速度が出るか。
規格上は出るとしても、その速度のチップが出ているのか・・・
プロがハードに使う場面では、接点むき出してへなへなの手袋で持ちにくいSD系よりはCFが良いに決まっている。
やはりCFのMODE6とSDXCのダブルにすべきだった。

私の場合、連写はそこまでいらないし、ハードな使用でもないし、
結局私の用途でD7000がD300Sに優っているのは、ISO=100が使えることと、軽いことだけである。

D300SからD7000に買い換えても、手持ちのCFは使えなくなるし、バッテリーも縦位置グリップも買わないといけない。
これではD7000の登場を素直に喜べない。

せめてD7000が、キヤノンと同じようにAFフレーム全点クロス(最低でも11点がクロス)であれば、買い替えを考えたのだが、
相変わらずD2X(s)よりも後の機種では、クロスは中心付近にしかない・・・
ニコンには困ったものだ。

猛暑日でも大丈夫な645D

2010-09-04 16:09:03 | Weblog
今年は史上最高に暑い夏(※)だったようです。(※:気象庁の観測データのある範囲で)
9月に入ってもっと暑くなった気もしますが・・・みなさん写真を撮ってますか。

こんなに暑いと機器への影響も心配になりますが・・・
でも、さすがに645Dはフィールドカメラです。
体温に近い気温の中での撮影もびくともしません。

実際に猛暑日の屋外で約2時間ほぼ連続で撮りましたが、何ともありませんでした。
直射日光下や木陰等を出たり入ったりですが、もちろん木陰でも35度以上あるわけです。
もちろん1Dmk3みたいな連写はスペック上できませんが、それでも約2時間で220枚以上撮りました。
(RAW+JPEGなので、ファイル数で言えば440以上になる)
要は、平均して約30秒に1回シャッターを切ったことになりますが、全く問題ありません。

こんなこと当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、
一部には、夏になれば大型センサーの発熱が問題になるなどという中傷があったやに聞いていました。
しかし現実には全く問題ないことがわかりました。
その意味では、歴史上最高に暑い夏もフィードテストとしては十分役に立ったわけです。

むしろ、2時間通しで撮って645Dは何の問題もありませんでしたが、人間の方が参ってしまいました(笑)
最近は645Dの作例があまりネットにアップされませんが、あまりに暑くて撮りにいけないせいもあるのかもしれません。