中国分がんこなパン屋

食い物について思うこと、趣味の音楽、山のこと。

ブリオシュ復活

2012-06-28 | Weblog
ブリオシュを再開した。
仕込みの水分はすべて鶏卵、水は一滴も使っていない。
そしてバター60%。この60%というのは、小麦粉1に対しての割合。
小麦粉1に対して、砂糖8%、塩2.2%、酵母1.3%、鶏卵65~68%、バター60%という配合ですという意味で、出来上がった商品としてのブリオシュに含有されるバターの割合が60%ということではありません。
したがって商品としてのブリオシュに含まれるバターの割合は、
0.6/1+0.08+0.022+0.013+0.67+0.6=0.6/2.385=0.251で、およそ25%となり、1/4はバターということで、パンとしてはそうとう多い量です。それでしっとり、つまむとざわざわ音がするようなケーきみたいなパンになるわけです。
1979年のルノートルのレシピではバター90%となっていて、ささくれ立ったパイのようなパンです。自由に価格を設定できるならともかく、うちではそこまでやる勇気はありません。
飾りけのないパンなので、初めての人は高いと感じるかもしれないけどね。

ブリオシュ¥147


パン・オ・レザン¥168
ブリオシュ生地にカスタードクリームとブランデー漬けレーズンを巻き込んだケーキのようなパン。


チーズクロワッサン
これはクロワッサンでブリオシュではないけれど、ちょっと宣伝しようと思って。
クロワッサン生地にナチュラルチーズとベシャメルソース。ビール、ワインと相性抜群。

今日は宣伝でした。

けもの

2012-06-25 | Weblog
10日もたってしまったが、念願のけものを聴きに行った。
場所が日暮里で往復が楽だったので行けたのだ。
BAR PORTO 2010年11月の店主のブログに実験的に「私はタバコやめませんが、Bar PORTOは実験的に禁煙バーとなっております。こんな時代がやってくるとは、、、、」とあり、実験継続中であれば、煙と臭いの心配をしなくていいね、継続中であるといいね、と。継続中でした。

ウィスキーがたくさんあって何を飲もうか迷います。
しかしガージェリ<fontcolor="maroon">というめずらしいビールがあると聴いていたので、とりあえず二人ともガージェリー。グラス(350ml位)で¥800、スタウトでした。ぐびぐび飲むわけには行かないのだけど、ちびちびとやるのもどうもな、ビールだしな。 
演奏が始まると、満席の客はみな音楽の方を向き、ビール、カクテル、ウィスキー、ソフトドリンク、いろいろですが、あまり飲みません。
それでわれわれもファーストステージで一杯ずつ。
けものは味のあるいい声、そしてピッチがぶれないので聴いていてとても安心。CDで聴くのと同じというか、なまで聴くとさらによかった。歌手にこんなこと言うのは失礼かもしれないけど、安心して聞いていられない、CDとぜんぜん違うのも結構いるのだ。



フィッシュ京子ちゃん、A、B、はじめオリジナルのほか、ジャズのスタンダードを数曲、セカンドステージも充分楽しんで、満足の一夜でした。


行きがけに高砂駅でみた京浜急行の車両。西武線の広告、私の好きな秩父。




 

私はNHKを応援しているのだが我慢ならん

2012-06-18 | Weblog
今日のクローズアップ現代のゲストは細野剛志大臣で、彼の顔を見るのはいつも原発のニュースで原発に関する特命大臣と思っていたら、それは兼職で本来は環境大臣なのね、知らなかった。運転開始から40年を経過した原発は原則廃炉とすると発言するなど、なかなかよくやっているという評判も見るけれど、大飯原発再開を決めた素人四人衆の一人で、私にとっては戦犯。それでも我慢して見た、というか消さなかった。国谷氏がその40年廃炉が今後骨抜きになるのではないかと追求してくれないかと注目していたからだ。期待がうすかったせいか、見る事に集中できず、そのことに言及したかどうか分からず、いつのまにか終わっていた。大飯再開を決定後の今頃国谷裕子がたとえ厳しい質問をしたところで、なんの影響もない。NHKのアリバイつくりはみえみえ。受信料返せ。で、8時からEテレ、ハーネットTVでは「貧困拡大社会「漂流する路上生活者」というタイトルで、いったん路上生活者になってしまったらそれから抜け出すことがいかに大変であるか、なぜ路上生活者になってしまうのか、という事をけっこう深く掘り下げていた。自己責任と片付けられない、社会問題と捉えていて、こういうのを見ると受信料を払う価値あるかなとおもう。何度も支払いを止め、そのつどやはりNHKにはがんばってもらわないと、と思い停止と再開を繰り返してきた。
いい番組があるので応援したいのだが、くだらないうるさい番組がとても増えた。特に総合テレビがひどい。やっぱり金返せ。  

視点を逸らすな

2012-06-09 | Weblog
「官邸の過剰な介入」原発事故の避難に混乱招く(読売新聞) - goo ニュース

菅直人が原発事故を大きくしたと言いたいように読める。
意図的な記事だ。読売としては当然か。
菅直人の行動が的確だったかどうかは解らない、不適格であったことも多いだろう。しかし、深刻な事故など起こらないと言って来た東電はじめいわゆる原子力村の人たちに総て任せていたらどうだったろう。被害はもっと軽かっただろうか。私はそう思わない。目を向けるべきは事故後の対応ではなく、深刻な事故は起こらないとして原発を推進してきた政策であり、その真の目的を知ることだ。原発の発電コストが火力その他にくらべ安いというのは、建設や放射性廃棄物処理にかかる費用を加味すると嘘であるということはずっと言われてきたことだ。そして、今日知ったのだが、原発は民間の保険に入れないらしい。いったん事故が起きればその被害は計り知れないからだ。だから原発の発電コストにはその保険料が含まれていない。保障に除染、これからいくらかかるか解らない、天文学的な数字になるかもしれない、しかも、ごみの処理方法も無く、溜まるいっぽう。そんな原発が将来の世代のために必要だと野田君は言うのだ。原発は無くすべきという菅直人のほうがずっと国家国民のことを考えているろ思う。

「私の責任」という大いなる無責任

2012-06-04 | Weblog
共同通信が5月26、27両日に実施した全国電話世論調査によると、「消費税増税法案を成立させたうえで増税の実施前に国民に信を問う」という野田首相の姑息な言い分に75.6%(57.1%+18.5%)の国民がNo と答えている、、。
また、国民は消費税増税法案の行方には強い関心を寄せているが、野田首相の政治生命が絶たれることをいっこうに気にしていない、、、。 
さらに、大飯原発再稼動問題で野田氏がいう「私の責任」とは具体的に何をすることなのか?私財を投げ打って被害者の損害賠償に充てるということなのか?
こんないつも感じている野田首相に対する素朴な疑問を、明快に解説してくれている。NHKの問題でもそうだが、醍醐聡のブログを読むと、そうだ、おれもそう言いたいのだ。なのだ。