中国分がんこなパン屋

食い物について思うこと、趣味の音楽、山のこと。

いよいよ再開

2014-09-29 | Weblog
予定通り1日再開します。明日は仕込みで忙しい。
3週もあれば大丈夫だろうなどと思っていたがとんでもなかった。
今日は手術後2回目の診察で、前立腺のほうはPSA0.03で前回11日の時の10分の1。
転移も浸潤も無いと思われるので前立腺を取ることにより前立腺ガンについては完治が期待できると言うことで手術をしたわけだが、前立腺ガン由来であるPSAがうんと下がったということは期待通りというわけだ。そして同時に受けた膀胱鏡による検査で膀胱にガンはなかった。今後も膀胱とあわせて診てゆかなくてはならないことは変わらないが前立腺にめどがつき一安心。
体が戻ったらどこに行こうかとあれこれ地図を眺めていたら御嶽噴火。
山に行く以上危険は覚悟しているが噴火は考えていなかった。
考えていなかったが今は考えている、別の意味で。
ショックトトリンだ。
原子力村の人たちはこの噴火が川内原発の再稼動に影響することを心配していることだろうが、噴火などなくても使用済み燃料の行き場を用意していない、またその処理方法も無く、各原発のプールにたまり続けているのにそれを増やすなど狂気の沙汰だ。と私は考えるが彼らはそうではない。首相やそれを操る人たちは自然災害、人災を問わずそのたびにそれらを利用し世の中の仕組みを変えようとするのだ。
40日動力のブレーカを落としたら基本料金半額、使用量ゼロ、電灯も詳しくはわからないがずいぶん少なく来月の電力料金請求額は多い月の3分の1になった。
このごろは燃料費ばかりで電力が不足するとは言わなくなった。原発は安定電源とも言わなくなった。そうだよね、この夏も原発なしで問題なかったし、ぜんぜん発電していないのだから、不安定電源の代表だものな。最大使用量もずいぶん低くなっているのだから当然料金収入は減るわけだ。いいことだと思う。
何でもリモコンやスイッチひとつで動かそうとする生活でいいのか?我々は見分不相応に浪費していないか?我々は人類最後の世代ではない。こんな生活を続けたらその行く先は破滅ではないのか?ショックドクトリンに惑わされてはいけない。
休んでいるといろいろなことを考えるのだ。休みはいい。



久しぶりに二人で映画

2014-09-28 | Weblog
亀有に映画を観にいった。義理でたまーに行くことがあるが映画館で見ると気持ち悪くなったりすごく疲れたりであまり好きじゃない。時には観たいと思う映画もあるが、映画館へ行こうと決心はなかなかできない。で、今日は訳あって行ったのだが、ショッピングモールの中の映画館。



ショッピングモールはとてもきらいなところだ。いい天気なのに、締め切った屋内でエネルギーの大量浪費に加担するのはつらい。
席についても宣伝がながながと続きなかなか本編が始まらない。目的の映画が始まる頃には
いささか疲れてしまい、早く終わって早く出たい。そんな気持ちで観てしまって申し訳なかったのだが映画のほうはなんだかたいしたものではなかった。それでも一応しっかり観ることは見た。昔は時々観てたのにな、歳とったからか?

帰りに松戸でちょっと飲む計画も土地勘無く疲れて入った串揚げ屋。




こんなのとか


こんなのとか


こんなの。アスパラガスはうまかった。

二人ともなんだか疲れて、やっぱりうちの近くがいいや。
1日からいよいよ仕事再開だ。

草津温泉

2014-09-23 | Weblog
せっかくの長期休暇、できれば泊りがけで出かけたい。
体も大分戻ってきた19日から2泊で草津温泉に行ってきた。
退院直後は、これで1ヶ月後に仕事を再開できるかなと思うほどどうにも体力が無かった。
小さな臓器をひとつ取っただけでこんなにこたえるのか。
飲んでよいと言われた酒は気持ちとうらはらに缶ビール一本でもういいや、昼寝したうえに夜は9時前に寝てしまう、と言うのが一週間。毎日リハビリ散歩。
しかし手術後と同じように時間の経過と共に回復を実感でき、もう一週で近場なら旅行に行けそうと思えて来て温泉とハイキングに出かけたわけ。
退院直後も見た目は入院前と変わっていなかったようで、まだ入院してないのかとか言われたけどいよいよ来週は仕事再開だ。

家からクルマで約4時間。山がだんだん大きく見えてくると気持ちがいい、なんかダイジョブそう。一日目には嫗仙の滝見物二日目には志賀高原笠ヶ岳と、どちらも往復1~2時間のハイキングを計画していたのだが到着時間(14:30)とオクサンの体力を考えると二日連続はちょっと不安。嫗仙の滝は諦め笠ヶ岳のために体力を温存することにして、一日目は温泉街を探検。
小学5年の冬初めてスキーに来て以来54年ぶりの草津。街のことはほとんど記憶に無い。
ぶらぶらしてみるとなんだかとてもいい雰囲気の街。


夜の湯畑

外で夕食と決めていて観光客の少なそうな居酒屋を嗅ぎ出す。

焼き鳥、厚揚げ、おにぎり、どれもまじめな手作りでホテルの食事よりずっとうまかった。
厚揚げは注文してから揚げてくれた。

ホテルに帰り気分良かったので飲みなおしてしまったが、翌日は気分爽快。
白根山噴火警戒のため20時~8時通行止めのR292で渋峠を越え、笠が岳登山口へ。


クルマから笠が岳が見える。


ここから約30分、標高差160M。


穂高連峰も見えたし、自力で登り、はじめてみる重畳の山並にオクサン喜ぶ。私も嬉しい。

次はちゃんとした靴でもう少しレベルを上げよう。
私の身体も4~5時間のコースならもう歩けそうだ。よかった。

来週は検診、前回ガンの数にびっくりして聞き忘れた悪性度を聞かねば。






摘除した前立腺はガンだらけだった

2014-09-14 | Weblog
11日に手術後初めての検診診察に行ってきた。
「けっこうありましたね」。医者の第一声。
取り出した前立腺にはブツブツブツ、数え切れないくらい赤いしるしがついていた。
全部ガンだ。前立腺内にとどまっていたから手術したのだけれど、こんなにあったとは。
早く取っておいて良かった。転移、再発の無いことを祈るのみだ。
体のほうは昨日より今日、先週より今週と回復を実感できるので、本調子にはまだまだだけどだいじょぶそう。

今夜N響アワーでラベルを聴いた。いつ聴いてもスリリングな緊張感がたまらない。
モーツァルトは退屈だ。

おやじとちょっと遠出

2014-09-14 | Weblog
おやじとおふくろが2年とちょっと佐倉にいたわけだが、そのとき大変お世話になったSさん夫妻。一度挨拶に行かねばと思いつつ1年ちかく経ってしまった。
今月いっぱい休みなので休みのうちに行っておこうということで私たち夫婦とおやじの3人で佐倉に行ってきた。
まず向かったのは佐倉市民音楽ホール。
ここにオランダ風車リーフデの20分の1の精巧な模型が展示されている。その製作風景
その模型を約9ヶ月かけパーツから作りあげたのがSさんで、おやじには絶対見せておかなければならないと思っていた。それがようやく実現した。
オランダから設計図を取り寄せ、それでもわからないところは実物の風車に入り採寸し図面を起こすという作業を経て完成した模型。気が遠くなる。


その後近くのレストランで会食。


楽しい一日だった。

退院

2014-09-01 | Weblog
8月21日から10日ほどの予定で入院。
23日の手術までは暇でベッドでごろごろ読書の合間に検査をいくつか受け準備。
手術に要したのはは3時間ほどで短いほう。
麻酔を解かれ「おわりましたよ」との声で眼が覚めた
ものすごく不快な寝起きで、その後丸一日はとても不快、吐き気で水も飲めない。
腕に点滴、わき腹に腹腔のドレン、それに導尿のチューブ。どうにも力が入らず体が重い。
吐き気は点滴に入っている痛み止めのせいらしい。
これで一週間後に退院できるのだろうか。
24日痛み止めの点滴が終わると吐き気は若干解消し、25日は食事も摂れるようになる。
それからは日毎に回復を実感でき、再び本を読むこともできるように。
そして点滴がなくなると鈍くなった腸の動きをよくするために病棟内をぐるぐる歩く。
次にドレンが外れるとシャワー解禁。あとは導尿チューブ。予定通り退院できそうな気がしてくる。27日に「明日抜きましょう」と言われ期待が高まるが、結合部から漏れの無いことが条件で、もし漏れていたら入院は一週間延びるとのことで少し不安も。
造影剤を注入し調べた結果漏れは無くOK。
めでたく何もつながれていない身体に戻った。戻ったが事前の説明通りの尿漏れ。
それに備え骨盤底筋運動と言うのをしていたのだが
尿意を感じる間も無く、まったくコントロールできない飲んだらじきに出てしまうミルク飲み人形状態で、パッドに紙パンツ。なかなか大変。
しかしそれも翌日には大幅に改善。30日退院オーケーがでた。
退院後の生活に特に制限はないが体力は(私が)思っている以上に落ちているので無理はしないようにとのこと。
「酒はどうですか?」「いいですよ、祝杯あげたいでしょ?」えっ、いいの?
そして30日9泊10日の入院を終え家に帰った。

料理うまい、コーヒーうまい、そしてうちのパンやっぱりうまいな。
酒はほどほど、少しでいい。やはりまだまだ本調子ではないようだ。
腹に6つも穴開けたのだものな、一週前のことを思うと嘘のようだ。