中国分がんこなパン屋

食い物について思うこと、趣味の音楽、山のこと。

高峰高原

2014-05-31 | Weblog

26日朝グレーの雲の上に八ヶ岳が姿を見せてくれた。

25日朝ゆっくり目出発。昼前に高峰高原に到着。1970mは小諸インターと1200mの標高差。
チェリーパークラインはその名の通り桜並木で葉桜はじめまだ新緑。
登るにつれちらほら花も見え始めると落葉松や白樺の新緑がとてもきれい。
三国峠からだったか十文字峠からだったか、下って梓山の落葉松の紅葉を眼にした田辺重治の印象深い文章を思い出す。黄金色の秋にも来てみたいなとおもう。


早いのでチェックインの前にオクサンと高峰山まで行ってみる。
下調べでは時間は往復2時間みておけばじゅうぶんのつもりが登山口の鳥居をくぐるといきなり雪。標識、案内板など雪に押されて下流になびいている。
先月の浦山大日堂と同じだ。


15分程暗い道を登ると森林限界なのか明るくなり緩やかなアップダウンを繰り返し45分で高峰山。登山道には石楠花が多いのだけどまだつぼみでずいぶん小さい。
今年は雪が多くつい2週ほど前までこの石楠花は雪の下だったそうだ。
残念、見せたかったな。
高峰山は晴れていればほぼ360度の展望のはずだったのだが、遠くは見えない。八ヶ岳も見えない。これまた残念。
高峰山

まだぜんぜんの石楠花

真上は晴れなんだけどな

落葉松。奥は黒斑山か




夕食は見た目きれいで味もボリュームも満足。
セールスポイントだと言うレストランからの夜景も昼の展望同様よく見えなかった。天気はしょうがないな。
で翌朝食時どんよりながら次第に八ヶ岳が姿を現す。
雲上に蓼科山から赤岳までぽっかり浮かび中央には甲斐駒も見える。
アルプスが見えなかったことは残念だったけど料理はうまかったし、標高差190mとはいえ2000mの高地で2時間山歩きできたことは嬉しかった。落葉松が黄金に輝く時期にまた行きたい。

仙元尾根

2014-05-14 | Weblog
奥多摩駅7:25一台増車。わたしのバスはなかなか発車しない。
するとまもなく到着したバスからぞろぞろ出てくる乗客に向かって運転席の窓からドライバーが「昨日忘れ物しなかった?カップラーメン。事務所に届けてあるから。とりに行ってー」彼が到着するのを待っていたのだ。
あくせくぎすぎすしていないほのぼの心温まる光景であった。
倉沢バス停7:50 倉沢林道 ゲートは閉鎖されていないが落石倒木多数あり車両は魚留橋まで行けない。魚留橋からはさらに荒れて瓦礫倒木を乗り越え地蔵橋を渡ると棒杭尾根取り付きはすぐわかる ところどころ赤テープあるが少ない。登りで迷うことは無いだろう。
展望は優れないが広葉樹帯は明るく気持ち良くきつい上りも無い。縦走路に出ると都県境尾根都側の巻き道がメインだが天邪鬼は尾根通しに仙元峠へ11:15 目の前の蕎麦粒山へは40m下って70m登る。仙元尾根を迷わず下りられるかどうか不安だしバスは4時。余裕を持ちたい。行こうか行くまいか。結局蕎麦粒山は諦めた。
峠で休憩していた男性に浦山大日堂へ細久保谷林道コースを下るのでよかったら一緒に行かないかと誘われるが蕎麦粒山へ行かないのならここで大休止できるし、また、ルートを見極めながら一人で行きたい、そんな気持ちもあり即答しなかった。 コンロで湯を沸かし始めると 食事を終えたその方は先に出発した。はっきり答えなかったのは失礼だった。ゴメン。大休止後12:20仙元峠出発 踏み跡はっきりしないおそらく1340m付近でルートを間違えているように思いはっきりした道まで20分引き返しまた下りはじめると先ほどは左へ行った大きな木のところで右にうっすらと踏み跡があるようでそちらへ行くとなんとか道のようだ 道標もテープも無い 直進禁止のロープと明治神宮の注意書きに目をとらわれやっと出現した道標を見落とす 丸柱の道標の文字が尾根からは見えなかった。 ここが1167の大楢らしい。右下へ引き返すように暗い道があった。ここからは送電鉄塔巡視路のようでその標識があるのでほっとする。鉄塔を4つ通過してバイクの排気音が近くなり道が近いのがわかりやがて屋根が見えてくるとそれが大日堂で、雪が残っている。 建物がひしゃげている、斜面から離れた建物は無事なところから斜面を流れ下りてきた雪に押されたようだ。3時。バスまで1時間あるのでネットで知った渓流荘で汗を流すことにする。2時のバスに間に合えば秩父駅近くの「たから湯」へ行き九条の会のTシャツに着替え番台のご主人を喜ばせたかったのだが私の足ではそれは叶わなかった。
渓流荘は旧川俣小学校を老人福祉施設に改修したものだそうで入浴料は市外者100円。風呂には男性2人の先客がいて、年配の方の秩父弁が心地よかった。

市営バスぬくもり号はハイエースだった。集落の中の狭い生活道路を通って行くので殺風景な新道と違うが乗客は私のほか一人だけだ。
バスドライバーの秩父のことなど聞きながらこれも心地よかった。




魚留橋

魚留橋から地蔵橋への道はさらに荒れている

地蔵橋

仙元峠
峠というがピーク。仙元尾根は秩父から都県境尾根に至る最短ルートだそうだ。
峠というと鞍部を連想するが、この尾根にあるピーク三ッドッケ、黒ドッケ、芋木ノドッケなどドッケの語源は峠と同じということだそうだから仙元峠がピークでもいいらしい。

蕎麦粒山 
下山で迷わない自身があれば行けたのだけどな。

見かけた花

アルバム

鎌倉

2014-05-05 | Weblog
先週27日オクサンと鎌倉に行ってきた。
9時過ぎに家を出て11時に北鎌倉。わりと近い。
前回昨年3月はあまり観光客の多くないと思われる寺と山道、切り通しをからめ鎌倉の街へ至った。寺と山道はよかったが人ごみはもういやということで、今回は円覚寺と六国見山。そして鎌倉ではなく大船へ至る。
行きの電車では子供があちこちにいて、前に行き(先頭車両だった)進行方向を眺めたりわいわい話したりで、ゲームをしていない。大人も話したり観光ガイドを見たりで、携帯電話に夢中になっていない。普段と違い明るくさわやかな車内。北鎌倉でたくさん降りた。一緒に降りた向かいの席にいた男児に別れ際「(お母さんと)山行くの」とうれしそうに話しかけられ、こちらも嬉しくいい日になりそうな予感。
円覚寺ははじめてではないはずなのだがほとんどはじめてと同じ。さすがに人は多かったが、うんざりするほどでもなく立派な境内を見物した。
円覚寺の階段を降りるとすぐ参道を横切る横須賀線の踏み切りが新緑に囲まれいい雰囲気。踏み切りは渡らず明月院を目指す。そして今日は六国見山が目当てなので明月院には寄らず、脇を北東に上るのだが登山口がどこなのかわからない。新聞配達の若者に聞くと親切に教えてくれた。二人で狭い道を上って行くと後ろからのバイクの音に振り向くと先ほどの若者が「六国見山ですよね、天薗と間違えました六国見山はこっちです」と訂正に追いかけてきてくれた。すがすがしい。
だんだん高度は上っているので、近づいているのだろうがまだ登山口がわからない。左の尾根に上ればいいのだけど住宅街なので適当に見当つけてというわけに行かない。それにオクサンと一緒なので木に捕まって強引にというのもだめだ。
今度はベランダでなにか仕事をしていた女性を見上げたずねようやく登山口にたどり着いた、と言っても円覚寺から40分だけどね。
住宅街もしっとり落ち着いていて気持ちよい道だったが山道になると一層気持ちよい。
子供連れの若い家族とすれ違うたびに挨拶を交わす。
15分ほどで展望なくくらい山頂に到着。陰気臭いので写真とったらすぐに進むと2分で展望台。北と南が見渡せた。しばし休憩の後木々の中を大船高校へ下りそのまま下校の高校生グループについて行くと大船駅。
目当てにしていたレストランは2時を過ぎてしまっていたため閉まっていて、稲庭うどんの店に入ったのだが味も量も満足。
大船の街は初めてだったが(今は鎌倉市大船なのね)仲見世通りと言うところは鎌倉の街とまったく違って下町。ごちゃごちゃがやがやとてもいい感じ。
朝の予感は当たった。
鎌倉にはたくさんのハイキングコースがあるようだ。


円覚寺


円覚寺下横須賀線踏切




六国見山登山道





横浜


鎌倉市街と逗子マリーナ



江ノ島



大船仲通り商店街