花はあかるく美しく見事なのだがたった数メートルの高さからの俯瞰で音は遠く
アングルと道の曲がり具合がどことなく寂しく感じられる
この時期矢切西蓮寺と野菊苑公園を連絡する跨道橋から花越に見下ろす道が好きだ
NHKBSで何度か観た番組「花のあとさき ムツばあさんの。。。」
という秩父城峰山の西側吉田太田部楢尾地区という
生活圏としては秩父より群馬県鬼石に属する山間で生活する小林ムツさんの日常を記録した
すばらしいドキュメンタリーの一場面とよく似た風景であることがそう感じる一因だろう
きびしい自然環境のなか人口は減り当然若者はおらず、
斜面を耕作するのは非常に大変で自分もいつまで居られるかわからない
自分無き後畑を(天に)返すのに畑のままではいずれ荒れて申し訳ない
花の咲く木の森にして返そうと夫婦で植樹を始めたが夫はまもなく倒れ
ムツさん1人になってしまった
ムツさんもやがて倒れ鬼石の病院に運ばれるが楢尾に戻り植樹を再開する
しかしまた倒れる
大変長い期間取材を続け脚色せずなにも手を加えず
ムツさんの日常を淡々と追う中でムツさんの顔と人柄がとてもすばらしかった
NHKがんばってくれよ
太田部はこんなところです
太田部便り