-4月21日-
☆20:00過ぎ
強まる陣痛を継続するため、誘発剤が追加されました。
もうかなり痛みがきてるので、投与量は36ml/hで様子見。
背を起こしたベッドに体を横向きに預け、痛みがきたら抱えたビーズクッションに顔をうずめ、クッションやベッドのはしを握りしめながら耐えます。
だてに陣痛室に長く居た訳じゃない!と、今までの妊婦さん達が悲痛な叫び声を上げるたびに「声出したらもったいないよ!息吐いて!痛みが引いたら力抜いて深呼吸!」と助産師さんから言われていたのを思い出し、とにかく声は出さずに「ふーーーーー」と長い息を吐いてやり過ごすことだけに集中してました。
旦那は横で、いつの間にか一緒に「ふーーーーー」ってやってくれていて。
手や肩や足に手を置いてくれるんだけど、その手が熱くてどうも不快だったのでゴメンと言って断ったもので、それ以降は側にいて呼吸を合わせる方法に切り替えたようです(笑)
でも気持ちは嬉しかったから、痛みが引いてるときにちゃんとありがとねって伝えました。
☆21:00頃
波がくる間隔はそんなに縮まらず2分程度。
ただ痛みはどんどん強くなり、ふーーーーーだけでは耐えられなくなってきました。
でもいつ頃だったか、ふーーーーーを大体15回こなしたら波が去って行くことに気付き、毎回数を数えてこらえるように。
5、6回目くらいから激しい痛みになり、10回越えると山をくだっていく感じ。
8回を越えると、半分過ぎた!って自分に言い聞かせていました。
それでも8回目とかになると、ふーーーーーに「うぅっ」とか「ぬぅっ」とか声が出てしまうこともしばしば。
そしてついに、今まで陣痛室で何度も聞いてきた「お尻から何か出そう!」という感覚に襲われ始めました。
痛みも辛いし、その都度力を目一杯入れて耐える体力にも限界を感じ始め。
まだまだだと頭ではわかりつつも、何か出そう!と助産師さんを呼びました。
そしたら、随分開いてきてますよ、とのこと。
内診してもらってる途中も陣痛の波はきて、あ、何か出ちゃう、と言ったと同時にジャバーッと水が流れ出るのを感じました。
破水したようでした。
助産師さんがナプキンを替えてくれ、辛いけど分娩室のベッドは固いからギリギリまでここで頑張ろうね、と言って行ってしまいました。
☆多分21:30頃
どんどん増す痛みに加え、何かがお尻から出ちゃいそうな感じを必死に耐え続け…そしたら何か足がガクガク震え始め、それが全身に伝わっていきました。
と同時に目の前が白くなってチカチカしてしまい。
気を確かに持ってる自信がなくなり、助産師さんを呼びました。
肩を揺すられ、わかる?大丈夫?と声をかけられ。
グーっと力を入れて痛みを堪えると血圧が急上昇し、それがまた一気に降下して、という血圧の急激な上下によって、意識が朦朧としてしまったようでした。
ほんとはもうちょっと陣痛室で頑張ってもらいたいんだけど~と言われつつ、多分自力で歩いていけなくなるとややこしいんでしょうか、ついに隣の分娩室に移動することになりました。
☆分娩室にて
分娩室。
そこはドラマやドキュメンタリーで見たことのある感じそのものでした。
ピンクの分娩台があって、他の機器とか照明とかは手術室みたいな感じ。
言われるがまま、分娩台に自分でよじ登るように上がりました。
すぐに助産師さんが内診してくれるも、どうやらまだすぐ産まれるって段階ではないようで。
一旦横になりましょう、その方が赤ちゃんが下がって来やすいから、と言われて、横向きに体を丸めるような感じで横たわりました。
いわゆる胎児姿勢。
そこからはもう、とにかく痛みの波に合わせていきみ続ける時間。
もう我慢せず力を入れていきんでいいってのが陣痛室よりマシかもだけど、とにかく頭の血管が絶対何本かは切れてるよってくらいの力で、何かをお尻から押し出すようにいきみ続けました。
痛い。ものすごく痛い。
それに加えてものすごく体力を消耗する。
ふっと痛みの波が引いたら休憩なんですが、そのときの疲労感ったらハンパなかったです。
旦那がその都度冷たいタオルで額や首を拭いてくれたり、お茶を飲ませてくれたりしましたが、それが物理的にはもちろん、精神的にも嬉しかったです。
旦那なんて何の役にも立たない!とか、その優しさ的なものが正直ウザかった、なんて話を出産体験談的なものでよく見たけど、私はすごく嬉しかったなぁ旦那の頑張りが。
一緒に呼吸合わせてくれたり、タオルで拭いてくれたり、頑張れーって声かけてくれたり、あれがなかったらあの陣痛と出産の山を越えられたかわからないとさえ思います。
何分かわからないけど横向きでいきみ続けた後、今度は四つん這いになってまたいきみ続けました。
分娩台ってよくできていて、四つん這いになると足の方が下がって、上半身を自然に前に預けられるようになっていて。
胸の所にビーズクッションを置いてもらい、それを抱きかかえるようにしていきみました。
でも四つん這いって、お尻の方に力を入れていきむのに確かにいきみやすいけど、足と手で自分の体を支える分疲れやすくて。
足もガクガクしてくるし、もう体力的に限界かも…ってとこで助産師さんに声かけました。
そしたらいよいよ仰向けになってと言われ。
いわゆる分娩姿勢になったので、いよいよ!とこの苦しみから解放される希望の一筋が見えた気がして喜んだんですが、内診した助産師さんの反応は良くなく…。
頭はもう髪の毛が触れるほどの所まで来ているものの、あと一回転足りない感じ、とのこと。
通常赤ちゃんは産道を旋回しながら進んで来て、最後は正面向いた体制で産まれてくるらしいんですが、それがまだ10時の方向くらいで止まってるらしくて。
結局また横向き姿勢に戻され、力一杯いきみ続けました。
途中、今日か明日か際どい所ですね!いや頑張って今日産みましょう!と言われたので、そのときの時間を聞いたら22:15。
正直、よしあと少し!とは思えず、まだ1時間以上も続くのか~と気が遠くなりそうでした。
横向きでいきみ続けること何回か何分かわからないけど、ついにまた仰向けの出産体制に。
今まで基本1人の助産師さんが付いてただけなのが、あと2人?3人?現れて慌ただしくなり、いよいよなのか⁈とさすがに期待しました。
そしていよいよ、助産師さんみんなで
「はい息吸ってー、はい力一杯いきむー!ふー!ふー!ふー!」
と掛け声大合唱が始まり。
最後だ!いよいよだ!と思って、とにかく力一杯いきみました。
すると今まで感じたことのないツッパリ感をお股に感じ、
「頭出て来てるよ!次で会えるよ‼︎」
とついにゴールが見える所まできて。
最後の陣痛の波を待つ間の休憩中は、お股の所にハッキリ髪の毛らしきものの触感を感じていました。
そしてついに!
「せーの!ふーーーー!はい、頭出たよー!」
ドゥリュンッと何かが抜け出る感覚と共に、どうやら頭が出て来ました。
そしてもう1回、さほど強くではなかったような気もするけどいきんだら、再度ドゥリュンッと抜け出るのを感じ…
「おめでとうございまーす!!!」
23:22、日付をまたぐことなく、男の子が誕生しました。
まず赤ちゃんが見えたらしい旦那の一言目は、
「あたまながっ!」
そしてカンガルーケアで胸に乗せてもらった私の第一印象も…
「あたまながっ!」(笑)
狭い産道を旋回して出て来たからか、頭がまるでカリメロのように長く尖っていました。
☆それから
乗せてもらって初対面した我が子は、すごくちっちゃくて、そしてあったかかった。
しかもすぐに胸の上でオシッコ(笑)
いいよいいよ、君も疲れたろう、安心したんだね、とオシッコさえ愛おしかったです。
そのまま分娩室で計測やら。
産まれてすぐにオギャーッてイメージだったけど、うちの子はこの計測台に連れて行かれて初めて泣きました。
思ってたより野太目の声で(笑)
身長は51cm、これは尖った頭でちょっと得したかなとのこと、体重は3,586g、そりゃなかなか出てこないわ~ってなデカさに成長していました。
計測の傍らで私は後産。
先生が2人、胎盤処理やら縫合やら。
それがなかなか地味に痛くて。
最初は産んだ後の放心状態と我が子誕生の感動から気にならなかったものの、段々その痛みが辛くなってきました。
そして計測が終わってキレイにしてもらった我が子は、外で待つ私の両親のもとへ旦那と共に連れて行かれました。
取り残された私。
先生のやり取りを聞いてると、どうやら血が止まらない様子。
散々手やら機械やらで引っ掻き回された末、随分と奥の方に一箇所裂傷があって、そこから出血しているようでした。
そこを触られてるだけでもかなりの痛みで、疲れも半端ないし正直もう限界で。
そしたら先生が、多分縫合の痛みに耐えるのは辛すぎるでしょう、と薬で眠らせてくれました。
…だったら最初っから眠らせて欲しかった。
胎盤もなかなか出なくてお腹押しまくられたり、出血の場所探すのに引っ掻き回されたり、ほんと長くて痛くて辛かったです…。
そして目が覚めたら。
静かな分娩室に助産師さん1人と旦那だけ。
「終わったんですか?」
「終わりましたよ。」
「お疲れさん。」
「赤ちゃん連れて来ましょうか?」
出血が多くてひどい貧血だったらしく、すぐには動いちゃダメってことで、分娩室で旦那と我が子と3人、初めての親子水入らずを過ごしました。
感動っていうよりは、何だろう、とにかく無事に任務完了できて良かった、という気持ちでいっぱいで。
すごい声出てた?女としてみれない?とか、旦那とポツポツ話しながら、ようやくホッと力が抜けました。
その後やっと病室に連れてってもらったのは午前4時半頃。
旦那は始発電車でひとまず私の実家へ帰りました。
☆20:00過ぎ
強まる陣痛を継続するため、誘発剤が追加されました。
もうかなり痛みがきてるので、投与量は36ml/hで様子見。
背を起こしたベッドに体を横向きに預け、痛みがきたら抱えたビーズクッションに顔をうずめ、クッションやベッドのはしを握りしめながら耐えます。
だてに陣痛室に長く居た訳じゃない!と、今までの妊婦さん達が悲痛な叫び声を上げるたびに「声出したらもったいないよ!息吐いて!痛みが引いたら力抜いて深呼吸!」と助産師さんから言われていたのを思い出し、とにかく声は出さずに「ふーーーーー」と長い息を吐いてやり過ごすことだけに集中してました。
旦那は横で、いつの間にか一緒に「ふーーーーー」ってやってくれていて。
手や肩や足に手を置いてくれるんだけど、その手が熱くてどうも不快だったのでゴメンと言って断ったもので、それ以降は側にいて呼吸を合わせる方法に切り替えたようです(笑)
でも気持ちは嬉しかったから、痛みが引いてるときにちゃんとありがとねって伝えました。
☆21:00頃
波がくる間隔はそんなに縮まらず2分程度。
ただ痛みはどんどん強くなり、ふーーーーーだけでは耐えられなくなってきました。
でもいつ頃だったか、ふーーーーーを大体15回こなしたら波が去って行くことに気付き、毎回数を数えてこらえるように。
5、6回目くらいから激しい痛みになり、10回越えると山をくだっていく感じ。
8回を越えると、半分過ぎた!って自分に言い聞かせていました。
それでも8回目とかになると、ふーーーーーに「うぅっ」とか「ぬぅっ」とか声が出てしまうこともしばしば。
そしてついに、今まで陣痛室で何度も聞いてきた「お尻から何か出そう!」という感覚に襲われ始めました。
痛みも辛いし、その都度力を目一杯入れて耐える体力にも限界を感じ始め。
まだまだだと頭ではわかりつつも、何か出そう!と助産師さんを呼びました。
そしたら、随分開いてきてますよ、とのこと。
内診してもらってる途中も陣痛の波はきて、あ、何か出ちゃう、と言ったと同時にジャバーッと水が流れ出るのを感じました。
破水したようでした。
助産師さんがナプキンを替えてくれ、辛いけど分娩室のベッドは固いからギリギリまでここで頑張ろうね、と言って行ってしまいました。
☆多分21:30頃
どんどん増す痛みに加え、何かがお尻から出ちゃいそうな感じを必死に耐え続け…そしたら何か足がガクガク震え始め、それが全身に伝わっていきました。
と同時に目の前が白くなってチカチカしてしまい。
気を確かに持ってる自信がなくなり、助産師さんを呼びました。
肩を揺すられ、わかる?大丈夫?と声をかけられ。
グーっと力を入れて痛みを堪えると血圧が急上昇し、それがまた一気に降下して、という血圧の急激な上下によって、意識が朦朧としてしまったようでした。
ほんとはもうちょっと陣痛室で頑張ってもらいたいんだけど~と言われつつ、多分自力で歩いていけなくなるとややこしいんでしょうか、ついに隣の分娩室に移動することになりました。
☆分娩室にて
分娩室。
そこはドラマやドキュメンタリーで見たことのある感じそのものでした。
ピンクの分娩台があって、他の機器とか照明とかは手術室みたいな感じ。
言われるがまま、分娩台に自分でよじ登るように上がりました。
すぐに助産師さんが内診してくれるも、どうやらまだすぐ産まれるって段階ではないようで。
一旦横になりましょう、その方が赤ちゃんが下がって来やすいから、と言われて、横向きに体を丸めるような感じで横たわりました。
いわゆる胎児姿勢。
そこからはもう、とにかく痛みの波に合わせていきみ続ける時間。
もう我慢せず力を入れていきんでいいってのが陣痛室よりマシかもだけど、とにかく頭の血管が絶対何本かは切れてるよってくらいの力で、何かをお尻から押し出すようにいきみ続けました。
痛い。ものすごく痛い。
それに加えてものすごく体力を消耗する。
ふっと痛みの波が引いたら休憩なんですが、そのときの疲労感ったらハンパなかったです。
旦那がその都度冷たいタオルで額や首を拭いてくれたり、お茶を飲ませてくれたりしましたが、それが物理的にはもちろん、精神的にも嬉しかったです。
旦那なんて何の役にも立たない!とか、その優しさ的なものが正直ウザかった、なんて話を出産体験談的なものでよく見たけど、私はすごく嬉しかったなぁ旦那の頑張りが。
一緒に呼吸合わせてくれたり、タオルで拭いてくれたり、頑張れーって声かけてくれたり、あれがなかったらあの陣痛と出産の山を越えられたかわからないとさえ思います。
何分かわからないけど横向きでいきみ続けた後、今度は四つん這いになってまたいきみ続けました。
分娩台ってよくできていて、四つん這いになると足の方が下がって、上半身を自然に前に預けられるようになっていて。
胸の所にビーズクッションを置いてもらい、それを抱きかかえるようにしていきみました。
でも四つん這いって、お尻の方に力を入れていきむのに確かにいきみやすいけど、足と手で自分の体を支える分疲れやすくて。
足もガクガクしてくるし、もう体力的に限界かも…ってとこで助産師さんに声かけました。
そしたらいよいよ仰向けになってと言われ。
いわゆる分娩姿勢になったので、いよいよ!とこの苦しみから解放される希望の一筋が見えた気がして喜んだんですが、内診した助産師さんの反応は良くなく…。
頭はもう髪の毛が触れるほどの所まで来ているものの、あと一回転足りない感じ、とのこと。
通常赤ちゃんは産道を旋回しながら進んで来て、最後は正面向いた体制で産まれてくるらしいんですが、それがまだ10時の方向くらいで止まってるらしくて。
結局また横向き姿勢に戻され、力一杯いきみ続けました。
途中、今日か明日か際どい所ですね!いや頑張って今日産みましょう!と言われたので、そのときの時間を聞いたら22:15。
正直、よしあと少し!とは思えず、まだ1時間以上も続くのか~と気が遠くなりそうでした。
横向きでいきみ続けること何回か何分かわからないけど、ついにまた仰向けの出産体制に。
今まで基本1人の助産師さんが付いてただけなのが、あと2人?3人?現れて慌ただしくなり、いよいよなのか⁈とさすがに期待しました。
そしていよいよ、助産師さんみんなで
「はい息吸ってー、はい力一杯いきむー!ふー!ふー!ふー!」
と掛け声大合唱が始まり。
最後だ!いよいよだ!と思って、とにかく力一杯いきみました。
すると今まで感じたことのないツッパリ感をお股に感じ、
「頭出て来てるよ!次で会えるよ‼︎」
とついにゴールが見える所まできて。
最後の陣痛の波を待つ間の休憩中は、お股の所にハッキリ髪の毛らしきものの触感を感じていました。
そしてついに!
「せーの!ふーーーー!はい、頭出たよー!」
ドゥリュンッと何かが抜け出る感覚と共に、どうやら頭が出て来ました。
そしてもう1回、さほど強くではなかったような気もするけどいきんだら、再度ドゥリュンッと抜け出るのを感じ…
「おめでとうございまーす!!!」
23:22、日付をまたぐことなく、男の子が誕生しました。
まず赤ちゃんが見えたらしい旦那の一言目は、
「あたまながっ!」
そしてカンガルーケアで胸に乗せてもらった私の第一印象も…
「あたまながっ!」(笑)
狭い産道を旋回して出て来たからか、頭がまるでカリメロのように長く尖っていました。
☆それから
乗せてもらって初対面した我が子は、すごくちっちゃくて、そしてあったかかった。
しかもすぐに胸の上でオシッコ(笑)
いいよいいよ、君も疲れたろう、安心したんだね、とオシッコさえ愛おしかったです。
そのまま分娩室で計測やら。
産まれてすぐにオギャーッてイメージだったけど、うちの子はこの計測台に連れて行かれて初めて泣きました。
思ってたより野太目の声で(笑)
身長は51cm、これは尖った頭でちょっと得したかなとのこと、体重は3,586g、そりゃなかなか出てこないわ~ってなデカさに成長していました。
計測の傍らで私は後産。
先生が2人、胎盤処理やら縫合やら。
それがなかなか地味に痛くて。
最初は産んだ後の放心状態と我が子誕生の感動から気にならなかったものの、段々その痛みが辛くなってきました。
そして計測が終わってキレイにしてもらった我が子は、外で待つ私の両親のもとへ旦那と共に連れて行かれました。
取り残された私。
先生のやり取りを聞いてると、どうやら血が止まらない様子。
散々手やら機械やらで引っ掻き回された末、随分と奥の方に一箇所裂傷があって、そこから出血しているようでした。
そこを触られてるだけでもかなりの痛みで、疲れも半端ないし正直もう限界で。
そしたら先生が、多分縫合の痛みに耐えるのは辛すぎるでしょう、と薬で眠らせてくれました。
…だったら最初っから眠らせて欲しかった。
胎盤もなかなか出なくてお腹押しまくられたり、出血の場所探すのに引っ掻き回されたり、ほんと長くて痛くて辛かったです…。
そして目が覚めたら。
静かな分娩室に助産師さん1人と旦那だけ。
「終わったんですか?」
「終わりましたよ。」
「お疲れさん。」
「赤ちゃん連れて来ましょうか?」
出血が多くてひどい貧血だったらしく、すぐには動いちゃダメってことで、分娩室で旦那と我が子と3人、初めての親子水入らずを過ごしました。
感動っていうよりは、何だろう、とにかく無事に任務完了できて良かった、という気持ちでいっぱいで。
すごい声出てた?女としてみれない?とか、旦那とポツポツ話しながら、ようやくホッと力が抜けました。
その後やっと病室に連れてってもらったのは午前4時半頃。
旦那は始発電車でひとまず私の実家へ帰りました。