江戸時代の宝満山にあった25坊の修験集団は
明治の修験道廃止令に従って離山しました。
その25坊の一つであった奥之坊さんは、
前原を経て博多竹若番の宝照院に入りました。
山中の坊でお祀りされていた
「塩売り大黒」さんも現在はここにあります。
大黒天像が年に一度開帳される「大黒天福迎祭」(12/2,3)
は地元行事として定着しています。
宝照院はもともと北極星(北辰)を神格化した妙見菩薩をまつるお堂で、
地元では「北辰さま」と呼ばれ、本尊を火除けの神として祭ってきました。
間口の喫茶店の名が「タカラ」となっています。