goo blog サービス終了のお知らせ 

かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

清見糺の一首鑑賞 114

2021-03-16 16:55:05 | 短歌の鑑賞
   清見糺鑑賞18         鎌倉なぎさの会  鹿取 未放

114 今朝着いたばかりの燕鳴き交わし憑かれたひとのように働く
      「かりん」97年7月号

 渡ってきたばかりの燕であるのに、子孫を残すためせっせと働いている様を「憑かれたひと」に例えている。生きとし生けるものの本能であるが、その本能に〈あわれ〉を感じたのであろう。
 ★けなげさ、命のかなしさ(渡部慧子)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 清見糺の一首鑑賞  113 | トップ | 清見糺の一首鑑賞  115 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

短歌の鑑賞」カテゴリの最新記事