ブログ版清見糺鑑賞 22 かりん鎌倉なぎさの会 鹿取 未放
142 たましいをふたつぶら提げ駅までの下り坂ゆく ぶらりへうたん
「かりん」2000年2月号
「たましいをふたつ」というのは、男の身体についてのものいいなのだろう。旧仮名の「へうたん」は駅までの下り坂の辺にある属目でもあり、「たましいふたつ」のアナロジーでもあろう。下駄でもつっかけて飄々と歩いている、そんな図である。しかし、下り坂は年齢や人生ののそれかもしれず、この時の魂のありようは明るかった、ともいいきれないようだ。
142 たましいをふたつぶら提げ駅までの下り坂ゆく ぶらりへうたん
「かりん」2000年2月号
「たましいをふたつ」というのは、男の身体についてのものいいなのだろう。旧仮名の「へうたん」は駅までの下り坂の辺にある属目でもあり、「たましいふたつ」のアナロジーでもあろう。下駄でもつっかけて飄々と歩いている、そんな図である。しかし、下り坂は年齢や人生ののそれかもしれず、この時の魂のありようは明るかった、ともいいきれないようだ。
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