Mr.Dashのぶろぐ館

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2021年4月30日(金) [愛媛]石鎚山へ、難所の鎖禅定をこなし、西日本最高峰を踏む!

2021年05月06日 | 山登りの記録
■メイン写真
弥山から最高点の鋭峰・天狗岳を望む


■今回のコース
山麓下谷駅⇒(ロープウェイ)⇒山頂成就駅→奥前神寺→成就社(石鎚中宮社)→遥拝の鳥居→
八丁(鞍部)→試しの鎖→前社ヶ森→夜明峠→一の鎖→二の鎖小屋→二の鎖→三の鎖→
石鎚山弥山(石鎚神社頂上社)→天狗岳→弥山→(往路を戻る。鎖場は巻き道利用)→山頂成就駅
⇒(ロープウェイ)⇒山麓下谷駅


白山以西の西日本の最高峰、石鎚山。日本百名山であり、日本七霊山。
険しい岩場にかかる鎖場を登っていくスリルたっぷりの修験の山だ。



石鎚登山ロープウェイで標高差800m以上を一気にかせぐ。



ロープウェイの駅のすぐ上からは、黒森山、沓掛山、瓶ヶ森、子持権現山などが一望できる。



奥前神寺(おくまえがみじ)。
四国八十八ヶ所64番、前神寺の奥の院にあたる。
前神寺は真言宗石づち(金へんに夫)派の総本山だ。前神寺も、廃仏毀釈の憂き目に遭ってきたようだ。



車が通れるくらいの幅広い遊歩道を進むと、成就社(石鎚中宮社)に着く。
石鎚神社4社のひとつ。
石鎚山は685年に役行者が、続いて寂仙法師が開山。
桓武天皇の勅願で石づち山常住社が建立されるなど神仏習合の霊山となった。
江戸時代も庇護されてきたが、明治の神仏分離令でむちゃくちゃにされてしまった。
1889年、1980年には成就社が火事で全焼。現在あるのは再建されたものだ。
「諸願成就」のご利益があるというから、安全登山とコロナ退散を願う。



八丁坂をゆるやかに下る。ブナの古木が美しい。



八丁坂の途中にある「遥拝の鳥居」からは石鎚山のピークが見える。



八丁の鞍部。ここから登りに転じる。



ちょうどアケボノツツジが見ごろ。
長い木段がしばらく続く。



いよいよ出てきたか、試しの鎖。74mあるという。
ここで苦労するようなら、以降の鎖場は、それぞれの巻き道を行ったほうがよいとされる。



よじ登って、前社ヶ森のP1592へ。
鎖場を下りると休憩小屋がある。



夜明し峠付近から、いよいよ眼前に迫った主峰を見上げる。荒々しい岩場が印象的だ。
かつて参拝者たちは、この夜明し峠で夜明けを待って登頂したという。



木段の隙間からショウジョウバカマが咲いていた。



一の鎖(33m)は比較的たやすい。



土小屋からの登山道が合流する。



そのすぐ上にある二の鎖小屋。公衆トイレもあってありがたい。



二の鎖は65mある。前日の雨で岩が少し濡れているのでやっかいだ。



続いて三の鎖(68m)。かなりの角度だ。これを登り切れば待望の山頂(弥山)だ。



岩にスタンスが見当たらなければ、鎖に爪先を入れて、一歩一歩、確実に登る。
なお、青ロープは当方が安全のため確保しているものだ。



頂上社の横に出る。弥山頂上に到着!!



改めて登頂の喜びにひたる。ここまでの難所通過の緊張を思い、皆さん充実感にひたる。



せっかくなので最高峰の天狗岳に向かう。両側が切れ落ちたヤセ尾根の岩稜だ。
おまけに風がかなり強く、慎重に進む。振り向いて弥山の頂上社を遥拝する。



天狗岳まであと少しというところで、なんとアラレが降り始めた。
雨になって岩が濡れたら困る。「ゆっくり急いで」天狗岳に到着。
写真だけ撮って、そそくさと引き返す。本当はここで少しゆっくりしたかったが仕方ない。
高校生の時、ここでウイスキーをラッパ飲みして仲間と祝い合ったなあ。



下山は鎖場を避け、巻き道を利用。ロープウェイの駅に戻るまでけっこう長く感じたが、
ブナの木に腰掛けたり、もふもふのコケに触れたり、自然と戯れながら下山した。

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