![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/91/5231c0dc31243718b30eb086e54172a7.jpg)
先週、山岳部の例会が雨で中止になった。そこで1週間後に個人山行として
歩行ルートは例会の計画そのままに、リベンジを企てた。
当週になってから声をかけたのに9人も集まったのは意外。
久しぶりのサワヤカY澤氏も前日に参加が決まった。
釈迦ヶ岳の引力はすごい。
今日は[山と渓谷社」日本二百名山登山ガイド(下)に掲載されている
前鬼~釈迦~弥山~天川川合の縦走ルートではなく、お気軽に
太尾登山口~古田ノ森~千丈平~釈迦~大日というルートだ。
登り始めるとすぐにブナやカエデ、ナナカマド、オオカメノキなどの新緑に
包まれる。気の早いシャクナゲが咲き始めている。シロヤシオはまだ
ほんの数輪だ。やがて開けた尾根に出る。青空の下、のどかなハイキングで
全身が浄化されていくようだ。
Mr.Dashkの好きな、眺めのよい露岩で全員の記念写真を撮る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/62/31d42b624ac71f644f78ce841c40b532.jpg)
ただ、前回来た時よりも、倒木が増えているし、何よりもコバイケイソウが
増えていて、場所によってはそれ一色の群落になっていた。シカが食わない
毒草だけが、こうして勢力を広げていく。
それでも、時折見られるミヤマカタバミの可憐な花が心を和ませる。
やがて大日岳の三角錐が見えてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/98/2c12d2bab124974df5db4f07f2bb51b8.jpg)
千丈平の隠し水は健在。ここで中休止をとり、Mr.Dashは深仙宿から
延びている巻き道の取り付きを確認しておいた。昭文社の新しい地図では、
この巻き道の記載がなくなったので、あるいは荒れ放題なのかと懸念したからだ。
果たして踏み跡は健在、ほっとする。
最後のわずかな登りをこなして奥駈道に合し、釈迦ヶ岳ピークにはちょうど
正午に到着だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/e4/28549d0b3ff194df5da3b01f4b97b547.jpg)
いいペース。山頂は満員。パーティは分散して昼食をとらざるを
得なかった。我々は七面山を正面に見ながらのランチ。
大日岳のアケボノツツジは、咲くには咲いていたが、まだチョット早いかな。
霧がだんだん濃くなってきて、出発の頃には弥山・八経のピークが見えなくなった。
奥駈道を南進し、深仙宿を経て大日岳へ。道中のアケボノツツジが美しい。
満開には早いが、これだけ見られたら満足だ。皆も嬉しそう。来てよかった。
大日岳は、鎖のない巻きルートでピークを踏む。既に周りは霧で真っ白。
うーむ、絶景はおあずけか。残念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/71/1c07cb5996154802c247e077c96ae9e4.jpg)
大日岳ピークからは、本来とは逆に、Mr.Dash、S谷さん、N尾クンの
3人が、鉄鎖にカラビナスルーで一枚岩の行場をクライムダウン。
これはスリルたっぷりで楽しかったゾ!
奥駈道に戻ったら、ついに雨が降り始めた。午前中の抜けるような青空が嘘のよう。
カッパを着て深仙宿に戻ったら、単独で奥駈道を熊野本宮に向けて歩いているという
カナダ人に会った。初めての日本訪問で、いきなり奥駈とは酔狂な。
深仙宿からは、もう奥駈道を登り返すのもしんどいので、巻き道を利用する。
白状すると、この巻き道を使うのは初めてだ。しかし、踏み跡はこちらからも
しっかりしているし、GPSも確実に軌跡を描いており問題ない。
この選択は正しかった。本当にらくちん。苦労なく千丈平に直行だ。
このころから雨足もましになる。旧登山口との分岐ではシカが5頭も遊んでいた。
我々が近づいても逃げないようになっている。それどころか、ザックを
開け始めたら、逆にじっと凝視して近づかんばかり。もう野生じゃないな。
Mr.Dashが茂みに入って小用を足して元のところに戻ったら、シカの1頭が
用を足した場所に歩み寄り、その現場の地面を舐めはじめたではないか!
おおーっ、それはやめてくれよ。シカにそんな趣味があったとは!!
意外な発見をしつつ下山する。往路、あまり見つからなかったシロヤシオが
いつの間にかたくさん咲いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/97/c44816a8d2d5660e1ee1409fc24c10c4.jpg)
朝に見たシャクナゲも、咲いている花が増えていた。午前中の暖かい晴天と、
その後のスコールで、一気に開花したのだろう。
いずれにせよ、最後にすばらしい”ご褒美”だ。
”夢の湯”で汗を流すと、満足感と充実感でシアワセいっぱいの気分。
盛りだくさんの春の日だった。
歩行ルートは例会の計画そのままに、リベンジを企てた。
当週になってから声をかけたのに9人も集まったのは意外。
久しぶりのサワヤカY澤氏も前日に参加が決まった。
釈迦ヶ岳の引力はすごい。
今日は[山と渓谷社」日本二百名山登山ガイド(下)に掲載されている
前鬼~釈迦~弥山~天川川合の縦走ルートではなく、お気軽に
太尾登山口~古田ノ森~千丈平~釈迦~大日というルートだ。
登り始めるとすぐにブナやカエデ、ナナカマド、オオカメノキなどの新緑に
包まれる。気の早いシャクナゲが咲き始めている。シロヤシオはまだ
ほんの数輪だ。やがて開けた尾根に出る。青空の下、のどかなハイキングで
全身が浄化されていくようだ。
Mr.Dashkの好きな、眺めのよい露岩で全員の記念写真を撮る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/62/31d42b624ac71f644f78ce841c40b532.jpg)
ただ、前回来た時よりも、倒木が増えているし、何よりもコバイケイソウが
増えていて、場所によってはそれ一色の群落になっていた。シカが食わない
毒草だけが、こうして勢力を広げていく。
それでも、時折見られるミヤマカタバミの可憐な花が心を和ませる。
やがて大日岳の三角錐が見えてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/98/2c12d2bab124974df5db4f07f2bb51b8.jpg)
千丈平の隠し水は健在。ここで中休止をとり、Mr.Dashは深仙宿から
延びている巻き道の取り付きを確認しておいた。昭文社の新しい地図では、
この巻き道の記載がなくなったので、あるいは荒れ放題なのかと懸念したからだ。
果たして踏み跡は健在、ほっとする。
最後のわずかな登りをこなして奥駈道に合し、釈迦ヶ岳ピークにはちょうど
正午に到着だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/e4/28549d0b3ff194df5da3b01f4b97b547.jpg)
いいペース。山頂は満員。パーティは分散して昼食をとらざるを
得なかった。我々は七面山を正面に見ながらのランチ。
大日岳のアケボノツツジは、咲くには咲いていたが、まだチョット早いかな。
霧がだんだん濃くなってきて、出発の頃には弥山・八経のピークが見えなくなった。
奥駈道を南進し、深仙宿を経て大日岳へ。道中のアケボノツツジが美しい。
満開には早いが、これだけ見られたら満足だ。皆も嬉しそう。来てよかった。
大日岳は、鎖のない巻きルートでピークを踏む。既に周りは霧で真っ白。
うーむ、絶景はおあずけか。残念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/71/1c07cb5996154802c247e077c96ae9e4.jpg)
大日岳ピークからは、本来とは逆に、Mr.Dash、S谷さん、N尾クンの
3人が、鉄鎖にカラビナスルーで一枚岩の行場をクライムダウン。
これはスリルたっぷりで楽しかったゾ!
奥駈道に戻ったら、ついに雨が降り始めた。午前中の抜けるような青空が嘘のよう。
カッパを着て深仙宿に戻ったら、単独で奥駈道を熊野本宮に向けて歩いているという
カナダ人に会った。初めての日本訪問で、いきなり奥駈とは酔狂な。
深仙宿からは、もう奥駈道を登り返すのもしんどいので、巻き道を利用する。
白状すると、この巻き道を使うのは初めてだ。しかし、踏み跡はこちらからも
しっかりしているし、GPSも確実に軌跡を描いており問題ない。
この選択は正しかった。本当にらくちん。苦労なく千丈平に直行だ。
このころから雨足もましになる。旧登山口との分岐ではシカが5頭も遊んでいた。
我々が近づいても逃げないようになっている。それどころか、ザックを
開け始めたら、逆にじっと凝視して近づかんばかり。もう野生じゃないな。
Mr.Dashが茂みに入って小用を足して元のところに戻ったら、シカの1頭が
用を足した場所に歩み寄り、その現場の地面を舐めはじめたではないか!
おおーっ、それはやめてくれよ。シカにそんな趣味があったとは!!
意外な発見をしつつ下山する。往路、あまり見つからなかったシロヤシオが
いつの間にかたくさん咲いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/97/c44816a8d2d5660e1ee1409fc24c10c4.jpg)
朝に見たシャクナゲも、咲いている花が増えていた。午前中の暖かい晴天と、
その後のスコールで、一気に開花したのだろう。
いずれにせよ、最後にすばらしい”ご褒美”だ。
”夢の湯”で汗を流すと、満足感と充実感でシアワセいっぱいの気分。
盛りだくさんの春の日だった。