Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2007年4月15日(日)交野・獅子窟寺から旗振山、交野山へ

2007年04月18日 | 山登りの記録
今日は山岳部外から、特別ゲストの女性をお招きした。
遥か中国は、内モンゴル出身のSさんである。Sさんと昨年秋に
飲みに行き、そこで、いつかハイキングに行きましょう、という
約束をしていたのが、雨で流れたりして今になってしまったのだ。

JR河内磐船駅から獅子窟寺へ。大きなタンクのあるところから
山道(参道)に入る。早くもミツバツツジが咲き始めている。

獅子窟寺の巨石群は、改めて見たら、えらい不安定にせり出して
いるものもあったりして面白い。


33体の石仏が並ぶ尾根道を登っていく。防火用パイプが沿っている。
ほどなく大きな岩を回り込むと、右側に八丈岩が現れる。
爪先が乗っかる程度のステップが岩に刻まれているのがキュート。
岩に登ると、絶景が広がる。新緑が美しい。まだヤマザクラの花も
少し残っている。Sさんいわく、このような多様な緑の植生を
きちんと認識し、美を感じるのが日本人だということだ。
なるほど。

この近辺では、ツツジも、キイチゴも、サクラも、7~8種類
憶えておけば、90%は当てはまるよ、とMr.Dashは
聞かれもしないのに薀蓄をたれる。

八丈岩の直下に、もう一つ、眺めの良い大岩がある。そこに
回り込んでみる。新入部員E崎クンがこわごわ下を除き込む。
なんと彼は高所恐怖症なんだそうだ。どんな山岳部員やねん(笑)。

クライミング用の立派な支点が埋め込まれていて、そそられる。
次回、ここはぜひ試してみたい。

岩尾根をたどり、府民の森くろんど園地に入る。319m三角点から、
キャンプ場を抜け、八ツ橋ではミズバショウが咲いていた。

車止めゲートを越え、舗装道に出て左へ。ぐるっと下り坂を逆S字に
巻けば、傍示峠だ。再び未舗装道へ。あたりは、すっかりのどかな
農村風景になっている。


交野市のキャンプ場を過ぎ、旗振山にちょっと寄り道。交野3山の
ひとつで、交野市の最高峰であるが、なんせ目立たない。送電線を
くぐった先に、なぜか真っ赤に塗られた三角点が鎮座していた。


枚方大和郡山線(府道7号)を渡る。サクラはすっかり散っていた。
駐車場の左から山道に入る。多少のアップダウンを経て、交野山へ。
観音岩で昼食。
そのときだった。一瞬、周りがブラックアウトしてたような感覚に
陥った。貧血かと思ったが、グラグラときている。地震だった。
亀山で震度5強という強い地震が起きていたのをあとで知った。

今日は、ここでクライミングを試してみるつもりで、道具一式を
持参していた。しかし、子供を含めたギャラリーが多すぎて、
岩を横断してザイルをフィックスすると、つまづかれそうということで、
急遽、側面の支点にトップロープを設けるだけにした。
実際には、仮に左斜めに延びるクラックを利用して登れそうだったが、
カムかフレンズが欲しいところだった。

Sさんはもちろん、E崎クンも、M山クンも、今日初めてハーネスを
装着する。わずか3m程度の登攀と下降もスリルいっぱい!
眼下に交野の市街が見下ろせるので、高度感がある。


M山クンの体重のバランス、姿勢のとり方は素質のよさを感じさせた。

源氏ノ滝を経て、機物神社に下山。津田駅で解散。

岩あり、絶景あり、花あり、地震!?あり、クライミングに刺激を受け、
滝で締めくくる、贅沢な旅だった。
Sさん、おつきあいいただき、ありがとう。
山って、面白いでしょ。

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