Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2023年6月24日(土)[支笏湖畔]恵庭岳へ、ササバギンランやコケイランを楽しむ!

2023年06月30日 | 山登りの記録
■メイン写真
恵庭岳の第2見晴台。ここから先は、一応、立入遠慮エリアとなる

■今回のコース
恵庭岳登山口(丸駒橋駐車場)→登り専用ルート分岐→下り専用ルート分岐→見晴台→
第2見晴台→(往路を戻る)→恵庭岳登山口


プライベート山行で、待望の北海道へ。6/23~28の4泊5日、支笏湖周辺の山に絞って
登ってきた。
初日は支笏湖の北側にそびえる活火山、恵庭岳だ。
山名の語源は、アイヌ語のエ・エン・イワで、「頭のとがった岩山」の意味だという。
確かに烏帽子のように突き上げる尖峰が印象的な山である。



23日、LCCのピーチで関空から新千歳へ。レンタカーを借り、千歳市内のホテルへ。



ホテルのレストランの入り口には、寄贈されたという巨大なヘラジカの剥製があった。
夜中にしゃべり始めそう。



24日、丸駒橋の手前にある恵庭岳登山口の無料駐車場へ。

まず大きな堰堤の横を抜ける。岩に「↑登山口」とペンキ印。2013年の遭難事故で、発端となった
道迷い箇所は、このあたりだったのかな。今では迷いようもなさそうだ。



その先でふたたび、「恵庭岳登山口」の道標。いよいよ山道がスタートする。
緑が濃いなあという印象。



標高500mあたりで、最初の急登が現れる。
固定ロープはシッカリつけてあるが、頼り過ぎず、岩を確実にホールドしたほうが安全。



エゾマツが美しい森。これぞ北海道の山。感激だ。



カンバやミズナラなどが茂る森林帯を進み、標高900mを超えると、ふたたび急登となる。
今度は岩場ではなく、崩れやすい火山性の土だ。固定ロープは、感覚的には50m以上は続き、
何度か、ゴボウで登らざるを得ないところもある難所だ。



暑く垂れこめていた雲が少し晴れ、左側の斜面と支笏湖が見えた。
恵庭岳東側の爆裂火口からの噴気の硫黄臭が流れてくる。



突然、大きな一枚岩が現れて驚かされる。「見晴台」の直下に出たのだ。
残念ながら、ここからの景色はガスのため、おあずけ。風もかなり強くなっていた。



左側が切れ落ちた尾根づたいに、「第2見晴台」へ。
標高は1200mほどの地点だが、「恵庭岳1320m」の表示板がある。
ここから先は、崩落の危険性が高く、地元では通行を遠慮してほしいようで、立札とロープで
"通せんぼ"してある。
ネット情報では、相当の人がここから先の岩場に入り、恵庭岳の最高点を踏んでおり、
登頂に関して法的な根拠を述べている人もおられる。

今回、我々は「よそ者」でもあり、理論武装するレベルにないので、もともと、ここを
疑似山頂とみなし、引き返すことにしていた。
第2見晴台も強い風が吹き、ガスで何も見えなかったので、早々に退散した。



硫黄ガスがよく流れてくるのだろう。イオウゴケが群落をつくっていた。

少し下ったところで昼食を摂り、往路を戻る。



見晴台まで戻ると、ガスが消えて、恵庭岳の語源にもなった迫力の山頂部が見えた。
これは登りたくなるのも仕方ない。立入禁止議論が起きるのは、技術や装備が伴わない人が
行ってしまうのが問題であり、ロッククライミングと同様、自分の実力をしっかり認識したい。



支笏湖も全容が見えた。素晴らしい光景だ。



長い固定ロープを慎重に下る。下りのほうが難しい。



いつの間にか、青空が覗くようになった。



下山後、支笏湖畔のポロピナイ食堂に寄り、休憩。
揚げたてでのチップ(淡水生のヒメマス)のフライは丸ごとかぶりつけて、じつに美味。

支笏湖は、ずっと「水質日本一」に君臨していた美しい火山湖。
透明度は摩周湖、倶多楽湖、赤沼(蔦の七沼)に続く4位で、透明度はなんと17.5m
だという。深さは田沢湖に次いで深い360mだ。
湖面の標高が約250mなので、湖の底は海面下の世界である。

さて、今回のお宿は、もろもろの便を考えて、千歳市内とした。
買い出しに便利なコンビニは、北海道のチェーン「セイコーマート」をチョイス。
できるだけ、ふだんお目にかからない商品を買った。
そういうのも面白いのである。



■ズダヤクシュ



■ササバギンラン



■イチヤクソウ



■イワヒゲ



■アカモノ



■マイヅルソウ



■ウコンウツギ
標高1000mを超えると増えてくる。



■タルマエソウ(蕾)



■コケイラン

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