Mr.Dashのぶろぐ館

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2015年12月2日(水) [大阪の山レビュー] 和泉山系最後の秘境?川上新道から昭和山

2015年12月27日 | 山登りの記録
■メイン写真
昭和山から見た、和歌山、海南方面の眺め


■今回のコース
和泉砂川駅⇒(和歌山バス那賀)⇒根来さくらの里→(川上新道)→楠峠→
昭和山→槌ノ子峠→四石山→(府道64号)→山中関所跡→山中渓駅


誰が言ったか「和泉山系最後の秘境」。
難路といわれる川上新道だが、冬場になると、それほどヤブの苦もなく歩けてしまう。
ただ、ルートファインディングの視点からは、確かに何ヶ所か要注意なところはある。



道の駅「根来さくらの里」でバスを下車。
道路を少し戻り、地下道をくぐり反対車線側へ。



護岸された金熊寺川沿いの小橋を渡ると、農家の作業小屋に「川上新道」の
小さな標識がある。なかなか、分かりにくい登山口なのだ。



作業小屋を回り込んで、山道に入る。



荒れた谷筋から、植林の中を鞍部に向かい詰めていく。

コナラ林の尾根に上り、南に進む。



迷う感じはしないが、それでも地形図はマメに確認したくなるなぁ。



左側に採石場が見える。ガソリンか軽油か、油臭いニオイが立ち込めている。
このあたりは、秘境感ゼロ。

府県界第1号標石を過ぎ、赤い小さなプレートがかかった346mピークへ。
一本道なので迷いようがない。



コナラの美林の中を進む。左折点では「川上新道」の標識がかかっている。

ほどなく左に鋭角に折れて、いったん尾根筋を離れる。



下り切ったところが、背の高いササに囲まれた楠峠だ。
地形図に描かれている南北に抜ける谷道は、どちらも足を踏み入れられる
隙間はない。

直進し、S字にくねりながら、尾根筋に登り返す。



山頂直下の分岐を直進すると、ものの10mほどで昭和山のピークだ。
三角点があり、数人が座れる程度に開けている。
和歌山から海南方面だろうか、雄大な眺めだ(カバー写真)。

さっきの分岐を南に少し下り、岩出への分岐を右へ。
引き続き、コナラが中心の尾根を、のどかな気分で歩く。



やがて前方に送電線鉄塔が見えてくる。
迷う人の多くは、鉄塔下に突き進み、その先でロストするようだが、
鉄塔の手前で左に進むのが正解。



ササの泥斜面をトラバースする、本コースでピカイチの悪路なので、
これが正解のルートだと思わない人も多いだろう。

境谷への分岐を右へ、ササの短いブッシュを抜けて小ピークを越える。



株立ちがものすごいヤマモモの木をみて、次の小ピークで道なりに
左へ進む。コナラの黄葉は、このあたりも美しい。
心和むルートだ。固定ロープの斜面を登って、またも小ピークを越える。



最後に北向きの尾根を下ると、槌ノ子峠に出る。
川上新道、無事踏破! ここで昼食タイムとする。



槌ノ子峠からは北への尾根をたどり、おなじみの四石山へ。



ちょっと休憩していたら、ともちゃんが地面に落ちていたササユリの種子を発見した。
貴重なものなので、山頂付近に撒いておくことにした。
数年後に花が咲いていたら万々歳だ。

山中渓の駅に向かう。
今日は、わんぱく王国には出ずに、沢に下りた地点で、沢に沿って下る。



途中はフユイチゴの群生地。
他所よりも果実が大きめで、味も甘かった。



山中川沿いの府道64号線に出る。
山中渓温泉の廃墟の前は、カエデが美しく紅葉していた。

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