Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

羽生王位が勝って星を一つ戻す!/『第48期 王位戦 第5局』

2007-08-30 21:15:50 | 将棋
昨日から、徳島県徳島市を舞台に始まった『第48期 王位戦』の第5局。

2日目の今日、勝敗が決しましたね

結局、87手までで、先手番の羽生 善治 王位が挑戦者・深浦 康市 八段を敗って、このシリーズの対戦戦績を2勝3敗とし、苦しい状況から星を一つ戻し、防衛への足がかりを築きました

この第5局…これまで同様、挑戦者の深浦八段が、自陣の玉の囲いを完成させないまま、5筋と9筋の歩を突き捨て、またもや積極果敢な指し回しを披露しました。

そして、封じ手の53手目ですが…後手の△6四銀に対し、真っ向から立ち向かう▲6五歩でした。

Logical Spaceさんにもご指摘を受けましたが…本局は全く「大局観」が見えていなかったようです。
言い訳ですが、これも「体調が必ずしも万全でない」という状態がなせる業でしょうか…。
ふがいないですね…まだまだ勉強が足りません

本局は、封じ手の後は、羽生王位のペースだったと小生は感じます。
深浦八段も局後にコメントしていますが、66手目に△4七銀成と「された」時点で、先手の3八の飛車が活躍できる状態になったように思いますし…。

ちょうど小生にとっても、この場面は「昼食休憩」の時でしたが、これを見て、羽生王位の優勢は動かないかな…とは感じました。

いずれにしても、羽生王位にとっては防衛には3連勝が必要の「土壇場」の中で、きっちり勝つことができたのは、やっぱり「底力」でしょうね。さすがだと思います。
だからこそ、第一人者として君臨し続けられるのですし、一目置かれる存在なのでしょう。

さて、これで羽生王位が防衛するためには、残り2局の連勝が必要です
しかし、この3週間の「間隔」が、小生にはどうも深浦八段の「勢い」に水が差されたようにも感じられ、星勘定としては深浦八段が未だに優位であることには変わりはないのですが、やや深浦八段が優位の「五分」に近い情勢になりつつあるようにも思います。

羽生王位が、次の第6局でも、第3局と本局よろしく貫禄を示す形で打開し、星を1つずつ懇切丁寧に戻しながら、結局は大逆転で防衛に成功するでしょうか…。
「九州に、タイトルを…」の初志貫徹よろしく、残り2局のいずれかに勝ち、遂には羽生王位からタイトルを奪取し、本当の意味で「錦を飾る」でしょうか…。

学生の時、サークルの恒例行事で3年連続で訪れていた、神奈川県秦野市の鶴巻温泉…。
ここにある『陣屋』での決戦で、タイトルの行方が決します

9月10日と11日に行われる第6局…楽しみです

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする