Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

早稲田大学が完全優勝で幕/東京六大学野球春季リーグ戦 最終週

2007-06-04 20:26:07 | 高校・大学野球
読者の皆さんも、もうご存知と思いますが、昨日までの2試合で1勝すれば、その時点で早稲田大学の優勝が決まります。

そんな中で最高の盛り上がりを見せた最終週は、伝統の『早慶(慶早)戦』が行われました。

もう各スポーツ新聞紙上でも報道されているように、早稲田大学が昨日の試合で勝ち、2季連続39回目の優勝を飾りました
おめでとうございます

小生も現役当時は、「応援の進め方」の勉強に、何度も学生席でこの『早慶(慶早)戦』を観戦しました。
ある年は早稲田側で、ある年は慶応義塾側で…。

ですので、思い入れも一入で、土曜日と日曜日はテレビにかぶりついて観戦していました。

それでは、この早稲田大学 対 慶應義塾大学の伝統の一戦について、振り返りましょう。


1回戦

序盤の膠着状態を打破したのは、慶応義塾のエースピッチャーの加藤君でした。
3回表にバッターとして安打を放ってから、早稲田大学の守備の乱れを誘って一挙5点を奪い、そのままペースを握りましたね
さすがは慶応義塾のエースです
ここ一番で、エースとしての貫禄を示した感じがします

その後も、打線は青池選手のホームランなどで追加点を挙げ、最後は、相澤投手が捕まりそうになりましたが、早稲田大学の猛追を跳ね除け、7-3で勝ちました

一方の早稲田大学も、エースの須田君が先発しましたが、味方の守備の乱調もあり、この回から一気にペースが乱れ、持ち味が出せませんでしたね

打線も、慶応義塾の加藤君に見事に抑え込まれ、完敗に近い内容でした。

ですが、最終回に3点返したことが、翌日のモチベーションにつながったことは確かでしょう。

これで、慶応義塾が最高の盛り上がりを演出したことも、また然りでしょうね


2回戦

早稲田が勝てばリーグ優勝決定、慶応義塾が勝てば、明治も含めた3大学で巴戦のプレーオフで雌雄が決する大事な一戦になりました

この大一番に、早稲田大学は…そうです、ついに斎藤投手を先発に送り出しました
一方の慶応義塾も、次期エース候補の中林投手を先発に送り出しました
両投手共に、甲子園を大いに沸かせた者同士です
最高の舞台で、最高の投手の投げ合いが見られます
幸せですね…学生野球ファンとしても

結果は、高校時代の2人の特徴がそのまま出た感じがします。

慶応義塾の中林投手は、元々は「打たせて討ち取り」ながら「ゲームを作る」タイプで、立ち上がりは決してよくない投手です。
典型的なのは、2年前のセンバツ高校野球に出場したときの準々決勝での投球で、神戸国際大学付属高校に初回に5失点を食らい、結局、大差で完敗しています。

昨日の中林投手は、そのときの中林投手だった気がします。

結局3回途中で6失点の「ノックアウト」を食らい、マウンドを去りました…

打線も、幾たびもチャンスを迎えましたが、あと一本が出ず、結局流れを引き込めませんでしたね。

一方の斎藤投手は、序盤から慎重かつ冷静な「投球術」が持ち味。
この日も、要所で決め球をしっかりコントロールされていた点は、立派の一言です。
ただ、悪い面も見えました。6回の投球です。
高校生のとき、甲子園のマウンドでも、中盤から後半に差し掛かるときに力む癖があり、それを象徴する内容でしたね。
何とか慶応義塾の流れを自ら食い止めはしましたが、今季最大の4失点をこの回だけで食らいました。
斎藤投手クラスでも、大学野球では、そうは簡単に問屋は卸さない…といったところでしょう。斎藤投手もそれを痛感したことでしょう。
7回初めから、中継ぎエースで今季は活躍した松下投手にマウンドを引き継ぎましたが、実質『ノックアウト』と見ます。

斎藤投手から4点も1イニングで奪った慶応義塾の闘志…素晴らしいです

結局、序盤の8-0というリードがモノをいい、最後、慶応義塾も前日の早稲田同様に猛追しましたが、9-5で、早稲田大学が勝ち、優勝がこの時点で決まりました

斎藤投手が勝利投手で、これで5勝目。1年生からのこの活躍は見事です
優勝が決まった瞬間、胴上げされていましたね。
斎藤投手の大活躍が、早稲田大学のチームの雰囲気を盛り上げたことは間違いないでしょう。その意味での「胴上げ」だと思いますね


3回戦

優勝は早稲田大学に決まりました。
ですが、早稲田大学は「完全優勝」を目指す一戦になりますし、慶応義塾大学も勝ち点を早稲田大学から挙げれば、秋季につながる意味でも大事な一戦です

今日、3回戦が慶応義塾のホームという形で行われましたが、7-2で、早稲田大学が勝ち、全大学から勝ち点を挙げる「完全優勝」を達成しました

なお、今日の試合の結果は、以下の記事をご覧ください。

斎藤がベストナインに 初の1年生投手春季選出(共同通信) - goo ニュース


これで春季リーグ戦の全日程が終了し、以下の結果となりました。

優勝:早稲田大学
2位:明治大学
3位:慶應義塾大学
4位:法政大学
5位:立教大学
6位:東京大学

斎藤投手は、1年生として初めて、春季リーグ戦のベストナインに選ばれ、早稲田大学からも斎藤投手を含めた6人が選出されたようですね。
首位打者も、逆転で早稲田大学の細山田選手の頭上に輝きました。


改めて振り返っても、今季リーグ戦は、斎藤投手に始まり、斎藤投手で終わった気がします。
実力も伴っていますから、それは納得できます。

ただ、土曜日のTBS系の『ブロードキャスター』を視聴して、どうしても眉をひそめたくなることがありました。

それは、土曜日の試合で、慶應義塾大学が5-0と大量リードを奪って、ほぼ試合の行方が決した5回を終わって、「斎藤投手の翌日の登板」を目当てに、スタンドを後にし、翌日の当日売りチケット売り場に並びなおしたという点です。

しかも…

インタビューを受けた、いかにも「斎藤投手目当て」の「オバサマ軍団」の御一人が、スタッフから…

「斎藤投手以外に知っている選手はいらっしゃいますか?」

との質問に対し、「微笑」を浮かべながら…

「知らなぁ~~いっ」

と答えていたことです

これ…一生懸命グラウンドで試合に汗を流している選手に対し、あまりに失礼ですよね


間違っていただいては困るのは、

『斎藤投手は、早稲田大学野球部の一1年生選手であり、教育学部の一学生である』

ということです。

マスコミと、これに踊らされている「オバサマ軍団」には、最低限のマナーを持って取材していただきたいし、球場に足を運んだなら、最後まで大学生の一生懸命なプレーと、それを一生懸命、ただ自校の勝利のみを願って必死に応援を続ける応援団の姿を目に焼き付けて帰っていただきたいと、小生は思います


『応援団』カテゴリのエントリー記事の「ご意見番」のKOFさんから…

観戦暦50年以上の早稲田大学ファンの方と遭遇し、「何とか観戦できて良かった」とホッと胸を撫で下ろされた…

との素晴らしいメッセージをいただきました。


本来は、こうでなければいけません。

いや、こういう素晴らしい大学野球ファンのお方の邪魔をすることだけは、「ハンカチ王子追っかけオバサマ軍団」には慎んでいただきたいと、願っています


さて、今週土曜日の9日は、ただ母校の勝利のみを願ってひたすら声援を送り続け、決して自らは目立つ存在でない、「応援団」たちがスポットライトを浴びる、東京六大学応援団連盟主催の『第54回 六旗の下に』が、日比谷公会堂で行われます。

日ごろは目立たない彼らが、主役となれる絶好の舞台です。
六大学すべての応援団を一度に観ることが可能ですから、応援団ファンにはたまらないイベントです

実はこの日は佐藤 康光 棋聖に、渡辺 明 竜王が挑む『第78期 棋聖戦 第1局』も行われます。
若干後ろ髪引かれる思いですが、こちらが先約ですので、山口から日比谷公会堂へ『出陣』します

実際の開場は14時30分、開演は15時00分からですが、この前に各大学の団旗が揃い踏みするシーンや、ステージ演技前の練習風景などを見ることができるので、開場時間よりも早めに現地に到着したいと思っています。

応援団ファンの皆さん、当日券も当然発売していますので、お時間があれば、鍛えし男達の練磨の技の数々を、とくとご覧いただければと思います。

終演時間は21時頃ですので、体調を万全に、当日を迎えたいと思っています。


なお小生は、身長175cm程で、髪は短くカットし、メガネをかけています。

当日は、グレーからカーキ色のチノパンとブラウンの靴を履き、パンフレットが入るほどの黒のトートバッグを持参して、上着は赤のチェック地か、白に青のラインのチェック地か、縦縞のシャツを着て向かおうかな?と思っています。

矢印のプロフィールにある男性を、「40代近いおっさん」風にし、短髪にしたのが小生です。

『ウォーリーを探せ』ではないですが、『六旗の下に』を観覧する予定の読者の皆さんで、小生(Dancho)らしき人物を見かけたら、是非お声をお掛けください

見事正解した方には、漏れなくプレゼント…はありませんが、同じ空気を一緒に味わいましょう
Comments (9)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする