普段の多忙や、他に興味あることが多すぎて、新聞を読むことを感けていながらも、今日は、さすがに黙っちゃおれぬ…ということで、「つぶやき」程度に記事にすることに…。
(今日は珍しく、敢えて『ですます調』ではなく行きたい。)
7月1日の各紙1面に大きな見出しとして載った、久間防衛大臣の「原爆投下は、『仕方ない』」という発言…。
さすがに、呆れてしまった。
今日になって辞任したが、まぁ、一般的な世論から言えば「当然の一手」なのだろう。
しかし、それでも久間防衛大臣から「辞任する」と申し出るまで、あくまで擁護する姿勢を見せた、安倍 晋三 内閣総理大臣。
小生は現在、山口県在住ということもあり、ひそかに期待していたが、「期待」というのは大きすぎると、それを裏切られた時には、こうも虚しくなるのか…。
小生が、安倍首相に期待したのは、そもそも、その父である、故・安倍 晋太郎 氏に高校生の時に「期待した」からである。
その息子だから、何とかしてくれるだろう…父の無念を、見事に昇華できるだろう…と。
遡ること約21年前。
当時高校2年生だった小生が、政治にも関心を向け始めた「ひよっ子」の時に、中曽根 康弘 首相の後継争いをしていたのが、いわゆる『安竹宮』といわれた3人だった。
結果的に、後継争いは、中曽根首相に一存され、故・竹下 登 氏が指名されたわけだ。
消費税の導入に踏み切ったものの、最後は、『リクルート事件』が発端で失脚したのだが、「トップ」に君臨した歴史は変わらない。
その後、『所得倍増論』で池田内閣ではその異彩ぶりを発揮したものの、自らがトップとなってからは、その手腕に「疑問手」が多く、結局、自由民主党の分裂により『内閣不信任決議案』が可決され失脚した故・宮沢 喜一 氏にしたって、一度は「トップ」に君臨した。これも歴史として覆らない。
だが、故人となった今になり、氏の「超」が付くほどの「護憲派」は、ひときわ輝きを放ち始めている。
ただ一人『安竹宮』の一角を担った、故・安倍 晋太郎 氏は、この間に病を受け、結局、桧舞台には姿を現すことさえままならず、志半ばで天に召された。
この3人の中で…実は、外交にしろ、なんにしろ、諸国と対等に渡り合え、見劣りするようなことのない器の持ち主であったがゆえ、小生は当時、安倍氏に「期待」し、推した。
そして、現世の安倍 晋三 首相の『美しい国』内閣はどうか…。
今年初めの、柳沢厚生労働大臣の「女性は子供を産む機械」発言に始まり、死にまで至らしめた、故・松岡前農林水産大臣の「ナントカ飲料水」発言…。
そして、今回の久間防衛大臣の「原爆投下は『仕方ない』」発言…。
こういう問題発言が起こるたびに、自身の「任命責任」を肯定しながらも、毅然とした態度を示さずに、逆に傷口を広めていく…。
極めつけは、この久間防衛大臣の後任が、前・環境大臣で、安全保障問題担当の首相補佐官であった、小池 百合子 氏とは…。
いかにも、「イメージ回復」の意図が見え見えの後継人事…。
聞くところによれば、日本の『首相補佐官』は5人いるらしいが、アメリカほどの権限を持たない、全く機能しているかどうかさえ分からないポストだったらしい。
(詳しくはこちら)
どうも、どの閣僚も「国民の人命の安全」よりも「国防ありき」のように思えてならなく、小生はいささか憤りを感じるが、小池氏はどうなのだろうか。
「同じ穴の狢」なのか、良い意味で、国民の期待を裏切ってくれるのだろうか…。
いや、多くを期待すると、先ほどのように、虚しくなるだけだ。
ここは冷静に眺めるべきだろう。
以上を鑑みると、残念だが、もはや『美しい国』内閣の方向舵は、完全に失ったと見るべきであろう。
閣僚に「発言は慎むように!」といったところで、深層で思うところあれば、政治家ゆえの本能が語らせてしまう…。
これは、今に始まったことではない。
では、方向舵を失った『美しい国』内閣の航海は、結局どんな島に辿り着くのだろうか。
『船頭多くして、船、山に登る』の如く、座礁してお終いになってしまうのだろうか…。
小生のような、ちょっとだけ新聞の記事や、Webの速報エントリーを眺めただけでモノを語る小僧には、推し量ることができないことも当然あろう。
それは、勉強していくだけである。
既に本件は、小僧の小生よりも、ずっと政治を眺め、絶対的な経験値の差でもって語る先輩方が大勢いらっしゃる。
まさに「同歩」である、酔流亭さんの今日のエントリー記事…小僧の小生が申し上げるまでもなく、『力作』に値する。
読者の皆さん、この力作…とくと拝読頂きたい。
(今日は珍しく、敢えて『ですます調』ではなく行きたい。)
7月1日の各紙1面に大きな見出しとして載った、久間防衛大臣の「原爆投下は、『仕方ない』」という発言…。
さすがに、呆れてしまった。
今日になって辞任したが、まぁ、一般的な世論から言えば「当然の一手」なのだろう。
しかし、それでも久間防衛大臣から「辞任する」と申し出るまで、あくまで擁護する姿勢を見せた、安倍 晋三 内閣総理大臣。
小生は現在、山口県在住ということもあり、ひそかに期待していたが、「期待」というのは大きすぎると、それを裏切られた時には、こうも虚しくなるのか…。
小生が、安倍首相に期待したのは、そもそも、その父である、故・安倍 晋太郎 氏に高校生の時に「期待した」からである。
その息子だから、何とかしてくれるだろう…父の無念を、見事に昇華できるだろう…と。
遡ること約21年前。
当時高校2年生だった小生が、政治にも関心を向け始めた「ひよっ子」の時に、中曽根 康弘 首相の後継争いをしていたのが、いわゆる『安竹宮』といわれた3人だった。
結果的に、後継争いは、中曽根首相に一存され、故・竹下 登 氏が指名されたわけだ。
消費税の導入に踏み切ったものの、最後は、『リクルート事件』が発端で失脚したのだが、「トップ」に君臨した歴史は変わらない。
その後、『所得倍増論』で池田内閣ではその異彩ぶりを発揮したものの、自らがトップとなってからは、その手腕に「疑問手」が多く、結局、自由民主党の分裂により『内閣不信任決議案』が可決され失脚した故・宮沢 喜一 氏にしたって、一度は「トップ」に君臨した。これも歴史として覆らない。
だが、故人となった今になり、氏の「超」が付くほどの「護憲派」は、ひときわ輝きを放ち始めている。
ただ一人『安竹宮』の一角を担った、故・安倍 晋太郎 氏は、この間に病を受け、結局、桧舞台には姿を現すことさえままならず、志半ばで天に召された。
この3人の中で…実は、外交にしろ、なんにしろ、諸国と対等に渡り合え、見劣りするようなことのない器の持ち主であったがゆえ、小生は当時、安倍氏に「期待」し、推した。
そして、現世の安倍 晋三 首相の『美しい国』内閣はどうか…。
今年初めの、柳沢厚生労働大臣の「女性は子供を産む機械」発言に始まり、死にまで至らしめた、故・松岡前農林水産大臣の「ナントカ飲料水」発言…。
そして、今回の久間防衛大臣の「原爆投下は『仕方ない』」発言…。
こういう問題発言が起こるたびに、自身の「任命責任」を肯定しながらも、毅然とした態度を示さずに、逆に傷口を広めていく…。
極めつけは、この久間防衛大臣の後任が、前・環境大臣で、安全保障問題担当の首相補佐官であった、小池 百合子 氏とは…。
いかにも、「イメージ回復」の意図が見え見えの後継人事…。
聞くところによれば、日本の『首相補佐官』は5人いるらしいが、アメリカほどの権限を持たない、全く機能しているかどうかさえ分からないポストだったらしい。
(詳しくはこちら)
どうも、どの閣僚も「国民の人命の安全」よりも「国防ありき」のように思えてならなく、小生はいささか憤りを感じるが、小池氏はどうなのだろうか。
「同じ穴の狢」なのか、良い意味で、国民の期待を裏切ってくれるのだろうか…。
いや、多くを期待すると、先ほどのように、虚しくなるだけだ。
ここは冷静に眺めるべきだろう。
以上を鑑みると、残念だが、もはや『美しい国』内閣の方向舵は、完全に失ったと見るべきであろう。
閣僚に「発言は慎むように!」といったところで、深層で思うところあれば、政治家ゆえの本能が語らせてしまう…。
これは、今に始まったことではない。
では、方向舵を失った『美しい国』内閣の航海は、結局どんな島に辿り着くのだろうか。
『船頭多くして、船、山に登る』の如く、座礁してお終いになってしまうのだろうか…。
小生のような、ちょっとだけ新聞の記事や、Webの速報エントリーを眺めただけでモノを語る小僧には、推し量ることができないことも当然あろう。
それは、勉強していくだけである。
既に本件は、小僧の小生よりも、ずっと政治を眺め、絶対的な経験値の差でもって語る先輩方が大勢いらっしゃる。
まさに「同歩」である、酔流亭さんの今日のエントリー記事…小僧の小生が申し上げるまでもなく、『力作』に値する。
読者の皆さん、この力作…とくと拝読頂きたい。
人事研修から戻り、今日から業務に復帰しました。
酔流亭さん…研修終了後は、9日(今日)の記事の通りでして、2学年先輩との会食や、親&伯父・伯母との会食など、実家で休養に充てました。
ですが、1ヶ月に山口-埼玉間を3往復というのは、目に見えない疲労感を植えつけているようです。
今日は、ちょっとだけ早めに休むことにします。
気持ちにも余裕が出始めたら、また御二人の力作揃いのエントリー記事を拝読させていただきます。
御二人のブログは、大変興味深いので…。
では、小生のこのエントリーに対するコメントにフォーカスを当てて、少しディスカッションしましょう。
●mitamuraさんへ。
『自分の発言した言葉が、国民の心にどのような感情を想起させるかを推し量る能力が完全に欠落しているとしか言いようがないです。』
全くの同歩の一手ですね。小生から申し上げることは、全くといってよいほどありません。
小生も、mitamuraさんのこのコメントが、申し上げたいことでした。
『「戦後レジームからの脱却」、「美しい国づくり」という言葉は、すっかり画餅に帰していて、今となっては何の説得力も感動もありません。
年金問題や談合問題で火の車となり、傍若無人な発言を繰り返す大臣ばかりの安倍政権に、「美しい国づくり」という言葉を発する資格はあるのでしょうか。』
これも、おっしゃる通りですよ!。
自ら任命責任があると言っておきながら、擁護に走る…何がそうさせるのでしょうか?。理解に苦しみます。
『安倍首相は、戦後生まれの若い首相なので、小泉元首相以上に型にはまらないダイナミックな政治をしてくれると思っていたので、今の優等生的で形式主義的な政治に失望しています。』
山口県に住まいがありながら、mitamuraさんがお感じなっていることと同じことを感じずにはいられないのが、残念でなりませんね。
山口県から誕生した8人目の内閣総理大臣は、ただ総理大臣になった…という実績のみを残したお方に、成り下がりそうな気配です。
mitamuraさんが尊敬して止まない、幕末の勇士であった高杉晋作も、この状況には嘆き悲しんでいる事でしょう。
父である晋太郎氏の背中から、何を学んだのでしょうか?
小生は、それを知りたい…という心境です。
その点、気迫に満ちて大河ドラマの長尾景虎(上杉謙信)役に挑むGacktさんの方が、よっぽど立派です。
彼の背中から何かを学ぶ視聴者…多いと思います。
●酔流亭さんへ。
『拙ブログを紹介してくださり、そのうえ過分なお言葉、ありがとうございます。』
とんでもございません。酔流亭さんの社会を斬る記事は、本当に力作です。
HNのリンクから酔流亭さんのブログへお邪魔した読者の皆さんの殆どが、きっと感じていらっしゃることだと思います。
『久間氏ご本人も、言っていることは「参院選に不利になる」ということだけ。あの発言そのものへの反省ではないようですね。』
全く同感ですね。
速報レスでも述べましたが、更に打ちのめされた感じさえしました…。
4日の、朝日の関連の記事を読んで…。
長崎2区選出というのだから、余計にあの久間氏というお方は、「何者なの!?」と、思わず口にしたくなってしまった心境でしたね。
選挙のために…なら、「人でなし」と後ろ指差されても致し方なしでしょうね。
人として一番大切なものが、全く見えていない発言ですから。
もう、何を言っても言い訳でしょう。あそこまで行ってしまえば…。
こういう方を国会に送り込んでしまった、我々選挙権を有する大人にも、責任…少なからずありますよね。
ならば、今の未成年者が少しでも未来への希望が持てるよう、「大人としての背中」を見せられるように、小生は自身を磨いていきたい…とも感じています。
2年後…あのお方が国会に戻ってこれるかどうか…注目ですね。(多分、ダメでしょうけど…。)
また、いつでもこちらにお出で下さい。そして、コメント欄を汚して頂けましたら、幸甚に存じます。
風屋さんも尊敬して止まない酔流亭さんからは、本当に得るものが多いです。まだまだ小僧の小生は、酔流亭さんから学ばねばならないことがたくさんあることに気付かされますね。
また、色々勉強させてください。
今後とも、宜しくお願い申し上げます。
コメントをお寄せいただいた御二人に、改めて心よりお礼まで。
明日から、人事部命令の研修があるため、新幹線で移動中、携帯電話から、お二方のコメントを拝読させて頂きました。
コメントを頂戴し、誠にありがとうございました。
深謝です。
研修が終わる、6日夕方以降、ゆっくりレスさせて頂きますが、今日の新聞の記事を目にして、さらに打ちのめされた感じです。
まさに、お二方がご指摘下さっていらっしゃる通りですね。
特に、酔流亭さんのコメントには、手をしならせて、同歩の一手を放ちたい気持ちです。
あの久間氏というお方は、一体何が人として大切とお考えなのでしょうか。
もう、辛抱なりません。
これも、『朝まで生テレビ』ネタですね。
またゆっくり、レス差し上げる時に、議論させて頂きたく存じますので、宜しくお願い申し上げます。
先ずは、コメントを頂戴したことに対して、新幹線の車中より、急ぎお礼まで。
拙ブログを紹介してくださり、そのうえ過分なお言葉、ありがとうございます。
そうだ、Danchoさんは長州にお住いでしたね。
辞任を求めた与党内からの声も、久間氏ご本人も、言っていることは「参院選に不利になる」ということだけ。あの発言そのものへの反省ではないようですね。
「61年もの間、被爆者は自らの悲惨な体験を語り伝えてきました。ケロイドが残る皮膚をあえて隠すことなく、思い出したくない悲惨な体験を語り続ける被爆者の姿は、平和を求める取り組みの原点です」
これは、昨年8月9日の長崎平和宣言の一節です。
このような切実で痛々しいまでの純朴な思いを「しょうがない」の6文字で一蹴してしまった久間防衛大臣。
自分の発言した言葉が、国民の心にどのような感情を想起させるかを推し量る能力が完全に欠落しているとしか言いようがないです。
それは、自分の言動を客観視できていないことにも繋がり、そのような人を大臣に抜擢した首相の識見にも疑問を感じます。
「戦後レジームからの脱却」、「美しい国づくり」という言葉は、すっかり画餅に帰していて、今となっては何の説得力も感動もありません。
年金問題や談合問題で火の車となり、傍若無人な発言を繰り返す大臣ばかりの安倍政権に、「美しい国づくり」という言葉を発する資格はあるのでしょうか。
安倍首相は、戦後生まれの若い首相なので、小泉元首相以上に型にはまらないダイナミックな政治をしてくれると思っていたので、今の優等生的で形式主義的な政治に失望しています。