Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

「アマゾンに3人しか存在しない『カノエ族』の現状」から思う、『緑のgoo』キャンペーンの存在意義

2007-12-29 00:00:00 | 雑感
『緑のgoo』…本当に素晴らしい企画です

それは、12月6日に、『gooの木20,000本達成』時にエントリーした記事でも触れました。

そして、12月26日…「たったの」20日間で、『gooの木30,000本』が達成されました
単純計算で、500本/日のペースで増えているわけですから、凄まじいペースです
ですが、これは喜ぶべきペースアップでしょう

今回は、30,000本を達成した記念も兼ねて、20,000本達成時にエントリーした記事の「続編」です。

10月7日に、TBS系の『世界ウルルン滞在記"ルネサンス"特別編「未来への記憶」』を視聴して打ちのめされたのは、実は、前回紹介した女優の小西 美帆 さん(ウィキペディアの記事では、こちら紹介されています)のトルコ訪問のケースだけではなかったのです。

今回紹介するのは、同じ番組に小西さんと共演していた、ブラジルのアマゾンに「3人しかいない」民族である「カノエ族」と会うためにこの地を訪れた、永井 大 さんのケースです。

やはりタイムリーではなくなってしまいましたが、環境問題を考えるきっかけには大いになるので、本件も紹介したいと思います。


まず、この「カノエ族」について…。


この民族は、ブラジルのアマゾンで「完全自給自足」で生活を営む民族で、元々はたくさんいたようです。

しかし、現地白人による文明化(都市開発)推進のために森林伐採を続け、カノエ族が生活を営む領域にも、そのメスを入れます

それでもカノエ族の中には、文明化と融合するために、本来は「裸」で生活を営むのですが、「衣類」をまとって生活をするなどの努力はしたようですが、白人達の都市開発優先主義が、カノエ族を容赦なく襲ったようです

都市開発推進団体は、カノエ族を無理やり追い出すために、居住区域を流れる川…いわばカノエ族にとっては唯一の水源にも、致死量に至る量の農薬を散布などといった手段で、カノエ族を追い出す作戦に打って出たようです。

こうなると、完全に都市開発推進派の「エゴ」ですよね

ですがその結果、ほぼ「全滅」に近いほどのカノエ族の命は奪われ、虚しくも現在は、姉弟と姉が産んだ男児のたった3人だけとなり、現在に至るようです。

現在は、その現状を深刻に受け止めたFUNAI(Fundação Nacional do Índio= Brazilian National Indian Foundation…日本語訳ですと、「ブラジル国際インデアン基金」とでもなるのでしょうか)によって、カノエ族の居住地は「生活保護区」となっています。

したがって、残されたカノエ族3人のうち、特に最年長である女性は…

「仲間は、白人の都市開発推進の犠牲によって殺された」

という、心に「深い傷」を負っており、FUNAIの職員以外の人とは会うことがないそうです

そのカノエ族の居住区に、永井さんが訪れ、一緒に生活…寝食を共にすることで、同じ人間として生命の尊さと環境保全の重要さをカノエ族と共に訴えるというのが狙いのようでした。

永井さんも、居住区に入るとこう話していました…

「とにかく、こちら(自分)が心を完全にオープンにして、接する覚悟で臨みたい」

と。

それでも、永井さんとカノエ族が出会うと、カノエ族の最年長の女性は、弟が支度した食事にも、永井さんが「毒を仕込んだかもしれない」と警戒して、30分以上も口にしません
「白人は敵」という意識が強く、警戒していると、永井さんはFUNAIの職員の方に指摘されてしまったのです

それでも、永井さんは、初志貫徹…。

心をオープンにして、カノエ族の男性2人と明るく接し、永井さんにとってはある意味「サバイバル」な生活スタイルだったでしょうが、3人と根気強く寝食を共にします。

そして、永井さんが日本に帰国する日が近づき、それを永井さんが3人に告げた頃には、「3人+1人」の「民族」になることができたのです

永井さんが帰国するために、FUNAIの職員が迎えに来た車に乗り込むときは、カノエ族の3人が見送り…

「またおいで

と永井さんに別れを告げる程にまで、その信頼関係は確固たるものとなっていたのです

永井さんの初志貫徹の粘り強さが結実した瞬間で、感動的でしたね


小西さんのケースにしろ、以上のように紹介した永井さんのケースにしろ、いずれも「環境破壊」が招いた結果です。

永井さんのケースは、特に文明化を進める「文明人」の「エゴ」の犠牲の下に、カノエ族というたった3人にまで減らされてしまった民族が存続するという、切なくも厳しい現実があったわけです。

これは、とてもショッキングなことですし、シビアです

カノエ族の居住区は、今後もFUNAIによって保護を受けるのでしょうが、これ以上の環境破壊は、結局小生達「文明人」が、天に唾を吐くような結果しか招かないような気が、永井さんの「初志貫徹のオープンマインド精神」から学べたような気がしています。

この観点からも、番組を視聴していた小生は、この『緑のgoo』のキャンペーンの存在意義の大きさ…とても痛感しました。
と同時に、このキャンペーンに参加して良かったと、心から思いましたね

だからこそ、やっぱり『緑のgoo』の木が、これからもたくさん育って、数限りなく増えて欲しいと、とにかく願う次第です

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