Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

長くて、短い、5年間/5周年記念に寄せて…

2012-01-08 23:59:59 | 雑感
表題にもある様に、今日1月8日は、拙ブログの設立記念日です。
5年前の今日、このブログは立ちました。

きっかけは、何度も話をしていますが、渡辺 明 竜王のブログの存在。
当時はコメントも付けることができたブログのコメント欄を、「私物化」してしまった反省から、「逆の立場になった場合の気持ち」が知りたいと思って、自分で始めました。

そこから、もう5年。単に語ると短い気がします。
確かに、短いと思う事もあります。

1年目から、渡辺竜王のブログを通じて、私が一方的にファンになったコメンテーターの振られ飛車(=こちらにコメントを付けるときは、くっち~)さんと、リアルにお目にかかってから、nanaponさんssayさん風屋さん川島さん…と、どんどん「ブログで広がる、友達の輪」は、大きくなる一方です(昨年分を書いていませんが、広がった事だけは確かです)。
嬉しい事ですし、とってもありがたい事ですよね。

その「広がり」を顧みた場合は、本当にあっと言う間の気がしています。

逆に、長く感じた感もあります。

つい先日も書きましたが、ミノルとシンイチが、慶應義塾大学應援指導部の幹部に就任する「過程」をずっと見守っていた3年間は、とっても長く感じ(これは、シンイチ本人には伝えました)、このブログのここまでの過程の半分以上を占めている事を思えば、「長い」という見方もできる事は、ある意味説得力を持つのではないか…とも思えるからです。

もう一つ「長かった」と感じた要因を挙げるとすれば、このブログの「持つコンセプト」が、実はネット上では成立しにくい…という現実を、ほんの少しですが知ってしまったことです。
私の舌足らずとか、思い上がりの面があるとか、不徳の致すところではあるのですが、そんなに打たれ強くはないのに、ssayさんが仰った「壮大な実験」に挑んでいる実感もなかったし、それを試みる上での「覚悟」がなかった…。つい最近までの約半年は、そういう意味で「長かった」気がしています。

でも、リアルにお付き合いがある方には応援して頂いていたし、自分もこのままでは不本意だったし、その「長く感じた時間」で、先日も書いた様に、「Danchoで良いんだよ」という気付きも頂けた…。決して「辛い」ばかりの時間ではなかった様に思います。

そういう背景も踏まえて、今年の1月8日、節目の5周年が迎えられた事は、本当に嬉しさと、感謝の気持ちで一杯です。

今、この時から、6年目に入る訳ですが、小学校で言えば、入学式を迎えた新一年生が、最高学年になる…という時間と同じ事になります。
始めた当初は、やはり「若かった」し、本当に「何も分かっていない」状態でした。
書く事で、様々な方から激励を頂いたり、時に叩かれたりしながら、学んで、僅かですが成長して、やっとここまで来ました。
その意味では、「小学校を卒業する」集大成とも言える1年間になりそうです。
だからと言って、変に気負う事もなく、コンセプト上成立しにくい理由も何となく理解できた以上は、その「成立しにくい条件」に踏み込まないようにすれば良いだけの事ですので、私は、私らしく、「自分」になるために、「ゆるゆる」と、「書きたい時に、書く」位の気持ちで続けられたら…と思います。

いつもなら、この一年間で、これだけ記事を書いて、これだけコメント頂いて…といった「統計学的」な記事を、こういう節目では書いていました。
ですが、今回は、nanaponさんの、『ソーシャルメディアとのつきあい』という記事に、頷ける部分が多々あるし、nanaponさんなりに、時系列でご自身と照らし合わせて思う事を述べられていて、大変興味深かったので、ちょっと触発されて、指向を変えてみることにします。

以下、当該記事を概ね全て、引用させていただきます。

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2003年頃
最初にブレイクしたのはブログ。先端層(イノベーター)で使われるようになり、2006年ごろまでにはニフティやライブドア、ヤフーなどの各種ブログサービスが出そろって広く利用されるようになる。アルファブロガーアワードが開催されて、著名ブロガーが注目されるようになったのもこの頃。

2006年頃
梅田望夫さんの『ウェブ進化論』とともにWeb2.0という用語がもてはやされた。
ソーシャルメディアの威力が初めて社会に認知されるようになった時期。
企業ブログや社長ブログ、ブログマーケティングという考え方ができたのもこの頃。

2007年頃
この頃にパーっと花火のように盛りあがったのがセカンドライフ。
いわゆるネット上の3Dの仮想世界。
日経新聞と電通がブログの次はセカンドライフとはやしたて大企業に営業攻勢をかけたが、ものの見事に空虚なバブルで終焉。

若年層を中心としてmixiが普及。
SNSという言葉も一般的になる。

2010年頃
twitterの普及、ブレーク。

2011年頃
facebookの普及、ブレーク。
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一応時系列ではこんな流れだったと思うのだけど、それにしても日本人っていうのはなんと熱しやすく覚めやすい人種なのだ。
古くはダッコちゃんにフラフープ。そしてインベーダーとかたまごっちもあった。
やってないと仲間に入れてもらえない。
パーっと飛びつき、やっと遅れて手を出したら、最初の人たちはもういない。

mixiが普及し始めると「これからはSNSマーケティング!」と大騒ぎし、Twitterが出てくると「ブログは終わった。これからはTwitterだ!」となり、そして最近では猫も杓子もFacebookブーム。例えば映画『ソーシャルネットワーク』が公開、週刊エコノミストは「フェイスブック大旋風」とあおり、週刊ダイヤモンドは「2011年フェイスブックの旅 全世界で6億人がつながるネットワーク」と悪乗りした。
そんなうわっすべりなマスコミに広告業界。

『時代のトレンドですよ。
今じゃないと乗り遅れますよ。
来年になったらもう遅い、今投資しないと大損しますよ。』と予算持ってそうな大企業を脅す。

まるで不動産とか株とか先物取引などの悪徳営業マンみたいだよ。

なんと地に足がつかない懲りない奴らなのだろうか。

ってなことで何事にも好奇心で新しいものには手を出してみる体質なこともあり、2006年にブログを始めた。
今年でもう5年になる。
(その辺のきっかけや背景に関しては今までいろいろ書いてきました。)

そして少し経ってからmixiも始めた。
おととし2008年暮れにtwitter、2009年秋にfacebookとなんだかわからないままにとりあえず始めてみた。

流行に流されてるとも言えるけど、僕の基本理念は馬には乗ってみよ、人には添うてみよってこと。

そして、1年前に書いたネットとの付き合い方という記事が懐かしいくらいそれぞれのメディアとの付き合い方は変化してる。

最初に始めたブログ。
いろんな興味あるブログを時間ある限り見に行ってた。
そして共感する記事にはコメントをし、同じネタの記事にはトラックバックしてた。
ブログを通じてたくさんの友達ができた。
「ブログはネット上の家」、ということでできるだけいい雰囲気の自分らしい家を作ろうと思って楽しみつつがんばってきた。
当時、コメントやTBも今とは比べ物にならないほどたくさんしたしいただいた。
そして、H系なもの、いたずら的なもの、荒らし的な迷惑なものもかなりあった。
一番参ったのは、僕が応援してた棋士に対する中傷のコメントを1分に一回くらい何度も何度も書き込んできたことがあった。
書かれたら削除の繰り返し。
また消すのかよ、って書かれたのは怖かったけど、それくらいであとはほとんど何もなかった。
そして、今は全くと言っていいほど何もない。
いい人しか訪れてきてないってことかもしれないけど、お陰さまで最近は更新頻度が減ったものの楽しく続けている。

twitterも一時は結構熱中したし、いろんな情報も仕入れたし、将棋クラスタを含めたくさんの知り合いができた。

しかし最近はもっぱらfacebook。
電車の中とかは必ず見てるし、時間があると誰がどんなことを書いてるのか見たくて仕方ない。
そして、いいね!ボタンを押したり、コメントしたりする。
誰かのいい記事はシェアする。
学生時代の友人とか昔の仕事関係の人などもつながった。
久々の人と会っても、しょっちゅうfacebookで会ってるみたいだからご無沙汰してる気が全くしないと言われるしそう思う。

だからと言ってブログをやめるかといえばそんなことはなく、これからも書き続けていこうと思ってる。
それはやっぱり頭の中を整理して記録として書き残しておくということに結構意味があると思うから。
新しい人も含めいろんな人が見に来てくれてるのはどんなワード検索だったか、どこのリンクから来たのか、ってことも興味深い。
つまり自分の中でもリアルタイム性というより、ストックの様相が強くなってきた思いがある。

twitterは完全にフローだし、facebookも基本はフロー。(多少はストックの側面も。)
その中でブログはそのストック性を重視したい。
タイトルでもある僕の足跡ってこと。

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nanaponさんも、私が「早生まれ」なだけで、「年度」で言えば、実は「同期」になります。
なので、色々なSNSに手を付けてみた時期は、nanaponさんに遅れたり、大幅に遅れを取った部分はあるけれど、基本的には、私も「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」という感覚で、ネットとは接してきた気がしています。実際に「味見をしてみる」のは「あり」かなぁ…という感覚で、ほぼnanaponさんに「ついて行く」感じで、同じものを試して、実際に楽しんでいます。
だから、nanaponさんとは、ある意味「遠距離恋愛中のカップル」よりも「多い頻度」で会食させていただき、例えば、共通の趣味の将棋のイベントでご一緒したなら、その将棋の話題でアフターは楽しめたし、単に、「Danchoが、棋聖戦に合わせて、帰省した記念(nanaponさんが付けて下さった行事名です)」の集まりであれば、集まった仲間によって、当然ながら話題となるテーマは変わる…そんな感じで、「同期」として「素晴らしいご縁」と感じながら、お付き合いさせていただいているのかなぁ…と思っています(思い上がりなら、nanaponさん、申し訳ないです)。だから、この記事にも共感を覚えるのだとも思っています。

その中で、nanaponさんは既に「割り切って」いた部分で、早い話、生真面目すぎる私は、性格上対応しきれなかった部分として勉強になったのは…

「そして、H系なもの、いたずら的なもの、荒らし的な迷惑なものもかなりあった。
一番参ったのは、僕が応援してた棋士に対する中傷のコメントを1分に一回くらい何度も何度も書き込んできたことがあった。
書かれたら削除の繰り返し。
また消すのかよ、って書かれたのは怖かったけど、それくらいであとはほとんど何もなかった。」

の部分です。

私の場合は、「承認制」を取っているにも拘らず、叩かれると「へこむ」事が多かった。「ユーザー視点」を重視しすぎる真面目さが悪い方へ転じた…と、この半年の「お休み」の間で気付くことはできました。
nanaponさんは、「承認制」を取ることもなく、こうして対応してきたのか…と思うと、少し位叩かれた位で、そこまでへこむこと、ないんじゃない?…って、この記事と出会って、思えた瞬間でもありました。
ならば、私も「ブログが、ホームグラウンド」と思うなら、nanaponさん同様ストック性を重視して、何となく気が向かずに放置している「シリーズもの」を、しっかり形にしていく事が、実は、私のブログの更新を楽しみにして下さる読者の皆様の「ご期待」に応えていく事になるのではないか…と、今は思っています。
あの「シリーズもの」も、実は相当のパワーが必要なので、心身ともに充実していないと、なかなか難しい側面はありますが、「小学校6年生と同じ、集大成」なら、原点に返って頑張ってみようかな…と。

最後にもう一つだけ付け加えさせて頂こうかと思います。

昨年1年間で、私の中で「大きな出来事」を挙げるとするなら、まだリアルにはお目にかかってはいませんが、あおやきさんと「ご縁」を頂いた事です。
実は、あおやきさんも、nanaponさんや、川島さん、そして「一番近い」と言えば、風屋さんの携わる業界にいらっしゃる御方です。私が携わる業界とは全く違うので、仕事を進める上で、凄く刺激になっています。
きっかけとは分からないもので、あおやきさんとの「ご縁」も、SNSを介してですが、「本当に些細なこと」が、ここまでの「ご縁」に繋がるのかと思うと、本当に驚きと喜びは隠せません。

そんなあおやきさんが、昨年末に『総括』と題して記事をアップなさっていましたが、この整理の仕方は、本当に素晴らしい。
ご自身の1年間を、しっかりカテゴリ分けにしての整理…。即ち「総括」…。
素直に勉強になったし、こんな風に私自身も1年間という「スパン」を整理できたら良いな~、見習いたいなぁ~と思いながら、興味深く拝読して、コメントも厚かましくも付けさせていただきました。

そんな数々の「素晴らしいご縁」を頂いた…と振り返れば、この5年間、ある意味短くも、別の意味で長くも感じたけれど、何とかブログを続けられて良かったと思っています。
その「ご縁」と、「5年間」に感謝しながら、「味を占めている」と言っては御幣があるかもしれませんが、今々手を付けているSNSを続ける一方で、ブログも頑張ってみよう…そんな心境です。

まとまりがなく恐縮ですが、現時点でリアルにお付き合いいただいている先輩・後輩ブロガーの皆様、そうでなくても、ご支援・ご指導いただいている、SNSでお付き合いある皆様、このブログを好意的にご評価頂いている読者の皆様、無事に来年のこの日、「小学校を卒業」できる様、益々のご支援・ご指導を頂けますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

末筆ながら拙文でありますこと、ご容赦下さい。

5周年の記念、そして、6年目突入に寄せて…。

Dancho
Comments (4)
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