いい加減、賢くなろうよ。

巨人が村田獲り！？横浜、後釜にはドラ１筒香を予定(夕刊フジ) - goo ニュース

リンク先の記事、タイムアウトするといけないので、以下に全文引用して紹介する。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

　リーグ４連覇の可能性が消えた巨人が、国内ＦＡ資格を取得している横浜・村田修一内野手（２９）獲得に乗り出す動きがあるという。今季で４年契約が切れる李承内野手を解雇し、一塁・小笠原、三塁・村田というのが来季へ向けたＶ奪回構想か。


　当初は、村田とともにＦＡの資格を取得した横浜のもう一人の主砲・内川聖一内野手（２８）の方に関心を示していた巨人首脳だが、方向転換したという。村田、内川の２人とも、連覇した昨年３月のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）日本代表のメンバー。現場の指揮官・原監督がグラウンド内外で身近に接しているだけに、プレーぶりだけでなく、性格まですべて把握している。

　が、巨人の外野は選手がだぶつき、これ以上補強する意味がない。ラミレス、松本、長野、高橋、亀井、谷、鈴木、矢野…。ポジションは３つしかないのに、８人もいる。この上、内川が加わったら、収拾がつかなくなる。一塁手なら李の後釜としてすんなりと問題は解決したのだが…。

　「内川が外野ではなあ…。そうなると、村田か」。巨人首脳は球界関係者にこうポツリと漏らしたという。巨人首脳が食指を動かしてくれることは、村田にとって救いの手になるだろう。東福岡校出身の村田獲得には地元ソフトバンクが一番興味を示していると言われていたが、トーンダウン情報があるからだ。

　球界関係者が「どうもソフトバンクは思ったほど村田獲得に熱心ではないみたいだ」と明かす。現有戦力で７年ぶりのリーグ優勝を達成しただけに、なおさらだろう。

　「もし、村田がＦＡ移籍しても来季は三塁・筒香で十分にいける。筒香にはなにがなんでも新人王を取らせたい」と横浜関係者は、すでに来季三塁に今季、横浜高からドラフト１位で入団したルーキー、筒香嘉智内野手（１８）を据える構想を口にしている。巨人が食指を動かしてくれれば、八方ふさがり状態の村田にとって何よりの朗報だ。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

如何にも、夕刊タブロイド誌にピッタリの記事ではあるが、これがもし本当なら、「もういい加減にしてよ」と言いたい。

今シーズン、ジャイアンツがリーグ優勝を逃したのは、明らかに「投手壊滅」が原因。
今年の夏は、特別暑かったとはいえ、投手陣のあの急失速ぶりは、見ていて呆れた。これでは原監督もお手上げだろう。

誰かをスケープゴートにしてしまうのは、やり方としては良くないけれど、監督の「思い」に応えられなかった投手は、ごまんといる。７勝しかしていないけれど、ファイターズから格安で購入した藤井投手がいなかったら…と思うとぞっとする程だ。
胸に静かに手を当てて考え、「やっぱり、俺だ」と気付いてくれる事を信じたい。

だから、こういう補強はもう止めにして、ドラフトで掘り起こした「生え抜き」をちゃんと一人前に育成する位の責任を、現場もフロントも持って欲しい。賢くなろうよ。

原監督は、山口投手や松本選手を「育成枠」からレギュラーにしたし、坂本選手もドラフト指名選手で、原監督がやはり育成した選手だ。実績は十分。そういう土壌もできつつあるし、そういう「風土」に変えた原監督は、名将と思う。

だからこそ、呈した苦言である。