Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

この悔しさをバネに…

2010-06-29 00:00:01 | 芸能界
6月26日に、予てから出場したいと思っていた『パネルクイズアタック25』の予選会に呼ばれたので、行ってきました。

結果は、土曜日に速報した通り、「完敗」でした。

私が、予選出場を決めてすぐに、既に本戦にまで出場のご経験がおありの、私と同じ様に、高校3年間応援団だった、拙ブログにブックマークさせていただいている双子の父さんが、克明な「予選体験記」を記事に書いてエントリーなさっていました。

大変参考になる内容で、今回の予選も、双子の父さんの「体験記」の通りでした。

そんな、心強い「バックアップ」があったにも拘らず、結果が出せなかった事が本当に残念で、悔しい気持ちで一杯で、帰路に就きました。正直、今も引きずっています。

なので、この悔しい気持ちを一生忘れないために、今の思いを、このエントリーにぶつけてみようと思います。


「敗因」は、よくよく考えると、大きく3つ出てきました。
それを、箇条書きにしてみようと思います。


『アタック25』に対する「情熱」が、逆にプレッシャーになった。

『アタック25』は、1975年4月6日から始まった(ウィキペディアによる)のですが、私が物心ついた時(具体的には、小学校1年生の時、つまり、この番組が2年目に入った時)から、ずっと見続けてきたクイズ番組です。

最初は単に「好き」で見ていましたが、2005年4月~9月まで放送され、自らの疎開先が舞台にもなった、NHK朝の連続テレビ小説ファイト』に、児玉 清 さんが旅館の主人役でご出演なさっていました。
私の中では、近年の朝の連続テレビ小説の中では「優秀」な作品と思っていて、とっても印象深いのですが、このドラマの児玉さんの存在感が私には大きく映り、「子供の時からずっと見続けている児玉さんに、是非お目にかかりたい」、「お目にかかるなら、『アタック25』に出場するしかない」と思って、この時から数年に1度のペースで、エントリー(出場応募)するようになりました。

しかし、一向にお呼びがかからない…。でも、児玉さんにはお目にかかりたい…。
その思いは募りに募って、粘り強くエントリーを続けることにしました。

そして、『多分、今回で4回目のエントリー』という記事を書きましたが、4度目(多分)にして、この度見事に当選

そこで「喜びすぎた」のもあるのですが、「絶対に予選通らなきゃ」とか「児玉さんもご高齢なので、ひょっとしたらこれが“ラストチャンス”になるかもしれない。逃したらいけない…」と思って、肩に力が入りすぎたのが、予選会場の「空気」に「飲まれて」しまった要因の一つだと思います。

ここで、双子の父さんの記事、引用させていただきます。

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私の場合、妻が私に内緒で応募したので「予選会のお知らせ」が届くまでは全く何も知りませんでした。それまでアタック25はよく見る番組ではありましたが「出場したい」とは微塵も考えていなかったので予選出場はまさに寝耳に水の出来事だったのです。

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何が言いたいのかと言うと、私の様に、目から炎が見えるほどの「情熱」を持って、エントリーして予選会に出場する方もいれば、双子の父さんの様に、「え~っ」という場合もあって、「情熱」があるから予選を通過するとは限らない…という事です。
「情熱」が「プレッシャー」になっては、勝負あり…だったのかもしれません。

それに…

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予選参加人数はおそらく100人を超えていたと思います。その日二度目の予選らしいので参加者の多さにびびり、しかも自作の問題集の様な手帳に目を通している人もいて「ダメかも」とちょっと弱気になりました。

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山口では、一般枠では大体55人程度でしたので(熟年枠、高校生枠を含めて65人前後)、それだけでは元・応援団だったので緊張するはずはないのですが、逆に、山口だけでもこれだけの皆さんが「出たい」と思っている…という事に気付いてしまったのが、プレッシャーに結果的には繋がってしまいました。
メンタルの弱さが露呈した格好です。自分に負けてしまいました。


そもそも、「準備不足」だった。

再び、双子の父さんの記事、引用させていただきます。

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社屋とは別棟の大会議室の様なところに通されて、説明などを受けてエントリーシートを書きます。このとき「趣味」、「得意な分野」、「苦手な分野」、「他のクイズ番組の出場経験」等を書かされました。筆記を通過した後の面接でこの趣味の事は聞かれます。

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これは、双子の父さんの「体験記」と一緒でした。
ですので、「一応の」心の準備はしていたつもりです。

しかし、このエントリーシートを記入する時間が、想像以上に少なかった…。
しかも、A4(B4かな?)のエントリーシートの25%程の面積の欄に、出場するに当たっての「思い」をアピールする内容を記入するのですが、欄を埋めつくさないと、減点する(「熱意がない」「冷やかし」とみなす)という説明を、担当者からはっきりと聞かされて、正直焦りました。満足に字が書けない程に手が震えてしまったのは、この焦りも大きな要因でした。

つまり、現代の「就職氷河期」に「就職活動」をする「学生」と同じ様な立場で、エントリーシートに記入する必要があったのです。
「『アタック25』に出場したい」ということは、「この会社に入社したい」という「熱意」を、限られた時間内(しかも相当短時間)で表現する必要があったのです。
その「真の意味」での、心の準備が足りませんでした。見通しがあまりにも甘かったのです。
当日まで「何て書こうか…」と迷っている時点で、既に「アウト」だったのです。

ですが、双子の父さんのご指摘通りでしたし、どういう項目をどこまで書いたら良いかを知ることができたので、それまではクイズの勉強を一生懸命頑張り、予選会当選のはがきを貰って再びチャンスを掴んだら、エントリーシートをどう書くのか、あらかじめ「練習」して、心の準備を万全にして臨もうと思いました。
この経験は、必ず活きると、活かせると思います。


準備不足もそうだけど、「実力不足」だった。

三度、双子の父さんの記事、引用させていただきます。

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 予選は筆記試験です。ですからパネルの取り方とかはこの時点では考えなくてもいいわけです。試験は確か30問くらいだったと思いますが制限時間がとても短かったのでテンポよく次々と解いて行かないと時間切れになってします。問題の内容ははっきりと憶えていませんが難しい問題が多かったです。ある意味本番よりも難しいです。一般的なクイズ問題と時事ネタが中心でしょうか。一般的な問題は自力勝負なので短期間では対策し難いと思います。時事ネタ対策としてテレビ、週刊誌、新聞などにしっかり目を通し、流行のタレント、お笑い、映画などの情報もチェックしておいた方がいいと思います。いまならワールドカップとかがあるかもしれません。

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これも、私の中ではある程度シミュレーションしていたのですが、「想定外」だった事が多かったです。

双子の父さんが仰るように、問題は確かに難しかったです。ある意味本戦よりも…も、その通りだと思いました。
一般のクイズの問題…いわゆる「基礎力」を問う問題が15問、時事ネタが15問の合計30問出題されましたが、本当に難問ばっかりです。

帰路に就いている途中に分析したのですが、1問を解くのに僅か十数秒で、日本人の人名を問う問題(しかもフルネーム)では、漢字表記を間違えただけでも「不正解」とされるので、条件としては相当過酷で、そこまでのシミュレーションはしていませんでした。
『アメリカ横断ウルトラクイズ』の機内ペーパークイズ400問よりも、条件としてはきついと思います(あれは三択ですから、3つのうち1つに必ず答えがあるし、たとえ分からなくても、その時に、予めどの番号にチェックを入れるかを決めてしまえば済むことなので)。

私の場合、時事ネタの方は割とできたと思うのですが、「基礎力」と問う問題で躓きました。
これも担当者から後になって説明を受けたのですが、実は、本戦の「過去問」をアレンジして作り直した問題が数問隠されているそうで、毎週の様に『アタック25』を見ていればそれだけでも勉強になり、正解数が数問高まるそうです。

その「基礎力」がなかった時点で、「実力不足」と、自分を受け入れる事ができました。

ですので、「クイズ」の勉強も、実は「英語」の勉強と同じ、プロアスリートでいえば「普段の練習」の部分と同じで、「継続は力なり」の部分が必要だった…という事です。
したがって、エントリーした時点で、ある程度の「基礎力」は必要だし、そこから積み上げていくことも必要だったわけです。

「基礎力」の方は、クイズの攻略本みたいなものを買うなりして、毎日20分程度でも良いから、勉強し続ける…そこから始めて、再びチャンスを掴んだら、何時予選に呼ばれても動じないように「土台」をがっちり固めて、全問正解する位の「ゆるぎない自信」を持って臨もうと思います。

時事ネタの方もそうです。
「アンテナの張り方」次第で、入ってくる情報量は変わっていくという事でしょうか。何でも興味を持つことが、ポイントかなぁ…と。
なので、これも、毎日ネットで「おや?」と疑問に思ったり、「へぇ~」と思ったことを書き留めるなどして、積み上げていくしかないので、その辺も頑張りたいです。
その意味では、nanaponさんのブログの存在は、大きいと思いますね。

とにかく、「不得意分野」は「ない」程度までレベルを上げ、予選本番の手ごたえ的には80%以上が正解だという自信がないと、勝ち残れない…ということが良くわかりました。
私が解答できた問題は、予選参加者の皆さんも解答できている…位の謙虚さも持ち合わせることも大切だと。


とまぁ、敗因を3つほど挙げましたが、帰路に就いている途中に色々なことを思いました。それも書いてみます。

先ず、私自身がこの予選に臨んだから気付いた事ですが、本戦に出て「テレビに映る」という方々は、双子の父さんをはじめとして、皆さん「凄い御方」という事です。
実力が凄くあるから、「テレビにも出れる」ということに気付きました。

またまた、双子の父さんの記事、引用させていただきます。

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合格基準が点数だけで評価されているかどうかは正直不明なのですが、より多く正解した方が合格できる可能性が高いのは間違いないと思います。というのも筆記通過者の中には以前本番に出場した経験のある人や、予選通過経験者が何人かいたからです。合格者の出身地は大阪以外の近畿だったと思います。

(中略)

実はこの時点ではまだ予選通過が決定したわけではありません。面接を経て番組に不向きな人は落とされる可能性があります。具体的にどんな人が不向きかはわかりませんが当たり前に受け答えの出来る人は大丈夫だと思います。ただ声の小さい人は不利らしいです。

(中略)

この面接で予選は終了なのですが、合否は後に郵送で通知されます。しかし無事、予選を通過したからといって本番にでれるのが決まったワケでは無いのです。1年間の間に番組から出場の要請がこなければ資格を失います。
本番は出身地がかぶらないように人選をしますから、大阪などの激戦区では4,5回予選を通過した実力者でも本番にでれない人もいるらしいですのですが…

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普段、呑気に何気なく参加した気分で見てはいますが、双子の父さんの記事にある様に、出るためには、相当な努力を要することが良く分かり、「尊敬」に値する方々なんだ…と。
仕事と何ら変わりはないんですね。

「仕事」という言葉でもう一つ感じた事は、芸能人対象のクイズ番組に数多く出演し、今や「エース」とまで呼ばれているロザン宇治原 史規 氏が、あそこまで「凄い」のは、「仕事」としてクイズ番組に呼ばれて、結果を求められているから、それ以外の「仕事」(しかも不安定)の合間でも、きっと物凄く勉強していて、あの様な位置に居るのだろう…と。それを思えば、しがないサラリーマン(定時まで出勤していれば、給与が頂ける安定した仕事)の私が、「時間がない」から「クイズの勉強ができない」というのは、如何にも安っぽい言い訳になるのかなぁ…ということです。
『アタック25』が、一般視聴者参加型の唯一のクイズ番組なら、尚更の事でしょう。厳しいのが当たり前なのも良く分かります。

だから、悔しいのです。

あまりにも実力のない私自身が、「最低限」の事もしていないのに、落選したからもう止めた…では、絶対に終わりたくない。
児玉さんがご存命である限りは、チャンスはあるのです。
だったら、小学校1年生当時の純粋な私だった頃の「夢」を「現実」に変えるべく、チャンスを掴みに行かなくては、そして今度こそは…って、強く思いました。

大関・魁皇関が、何故長く相撲を取り続けていられるのか…が、ほんの僅かですが、理解できたように思います。

将棋で言えば、第3期マイナビ女子オープンの挑戦者を決める本戦トーナメントで、ほぼ勝ちの将棋を最後に間違えて負けにしてしまった、上田 初美 女流二段が、投了後に「頭髪が全部抜け落ちるほど、悔しい」と吐露した心境も、少しだけ分かる様な気がしました。

それ程に、悔しんです。

その悔しさを晴らすリベンジの場は、同じ『アタック25』の予選のみです。
本戦に1度出場したら、5年は本戦に出場できないのですから、時間は限られています。
それなのに見す見すチャンスを逃したのだから、リベンジに燃えるのは当然の事です。
出場したくても資格を失う方もいらっしゃるのだから、現時点の私が予選通過では、失礼なのかもしれません。

この予選の前日、記事をエントリーしましたが、山口に配属されている同期入社の仲間で「同期会」をしていました。全員が揃う会としては、6年ぶりの事だったので、私も時を忘れてワイワイやりました。
その時、私自身の「このこと」を話して、話題として「少しは」盛り上がって、同期の1人が…

「同期でこんなことを考えているのは、Danchoだけだから、予選突破したら、同期皆を、朝日放送へ連れて行って!」

と激励してくれました。なのに、それに応えられなかった…悔しい、本当に。

双子の父さんにも、是非本戦の体験記を披露していただきたいと思いますし、予選を終えた土曜日の夜には、KT先輩からもお心遣いをいただきましたし、私をリアルに知る方(たくさんいますね、気付いたら…)、知らなくても応援して下さるimuimuさんといった、皆様のご声援に応えるためにも、次こそは、児玉さんにお目にかかることができる「ラストチャンス」位にモチベーションを高めて、この悔しさを、必ずバネにして頑張ります。

ただし、合言葉は、そう、「ゆるゆる」と…。


追記

実はこの記事、99%方仕上がった時点で、パソコンが予期せずにダウンして「お釈迦」になった後で書いた、2回目のものです。したがって、この記事が出来上がるまでに、6時間程要しました。
最初の方が出来栄えが良かったので、それが一瞬にして消えて無くなったのが残念なのですが、この拙文で、拙ブログの読者の皆様に、私の思いは届いたのでしょうか?…。
Comments (5)
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