Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

「センバツ高校野球」今大会を振り返る

2010-04-04 10:13:20 | 高校・大学野球
昨日のセンバツ高校野球の決勝戦、興南高校 対 日本大学第三高校の試合、凄かったですね。まだ、その興奮が冷めやらぬ状態です。

少し冷静に今大会を振り返ってみます。

興南が春夏通じて初優勝…延長で日大三破る(読売新聞) - goo ニュース

先ずは、結論から先に、決勝戦について。

本当に内容の濃い、素晴らしい決勝戦だったと思います。

興南高校の我喜屋監督が、試合後のコメントで、

「お互いの執念、信念を見た様な試合だった」

と語っていますが、その通りの内容でした。

興南高校の「今大会ナンバーワン・左腕」の島袋投手。
試合序盤は制球が乱れて、ノーヒットで2点を先取されて苦しい展開だったと思いますが、そこからの立て直し、回を追うごとに制球が定まったスタミナ…噂に違わぬ本当に素晴らしい左腕投手でした。
恐らく、日大三高の各打者も、島袋投手の直球が、ここまで手元で伸びてくるとは、想像外だったのかもしれません。破壊力ある打線も、試合終盤は、島袋投手の直球に差し込まれていたように思います。
そして、興南高校の見事な集中力。
少ないチャンスを「ビッグイニング」にしてしまう集中打は、本当に見事。
その「集中力」を最後まで持続させた結果が、決勝戦の結果に結びついたと思います。

本当に、優勝おめでとうございます。

そして、決勝に敗れた日本大学第三高校。

大会前半は、接戦が多かった中、初戦から破壊力抜群の打線が火を噴いたのは、他の出場31校にとって、脅威に映ったでしょうね。
打線が強力なのに加え、こちらも左腕の山投手が、島袋投手に負けないくらいの制球力の高さで、他を圧倒した様に思います。
冷静に振り返ると、日大三高の投打の主軸は、山選手でしたね。
最後は、ほんの少し綻びた「集中力」に、興南高校打線が付け入った形になりました。
しかし、こちらも、チャンスを確実に得点に結びつけたのですから、優勝に匹敵する見事な準優勝だったと思います。

両校とも、また夏に出場して、熱戦を繰り広げて欲しいと思います。

本当に素晴らしい決勝戦でした。ありがとう。


大会全体を振り返ると、出場全32校が登場した時点で、二桁得点で勝ち抜いたのは、準優勝した日大三高ただ1校のみ。
春のセンバツは、序盤に思いがけない大差がつく印象があるけれど、今大会は接戦続きで、見ている側も手に汗握る様な、見応えある展開だったと思います。
それが証拠に、31試合中11試合が1点差での決着ですから、実力は「紙一重」だったのかもしれません。
接戦が多かった…ということは、打力よりも投手力が勝っていたとも言えると思います。
優勝した島袋投手をはじめとして、注目されていた投手が、周りの評価通りに力を発揮して、好ゲームになったということでしょう。

それに、今大会で目立ったのは、投打とも「左」の選手がとっても多かったこと。
前橋工業高校は、先発全員が左打者で、宮崎工業高校の左腕の浜田投手に挑んだのが、象徴的ですね。
私が高校生の時は、左腕投手がそれ程いなかったので、出場32校で、私が実際にテレビ観戦した試合のほとんどの投手が「左腕」で、とっても印象的でした。
これからも、投打共に「左」が活躍するのでしょうか?…夏の全国大会もこの観点でも注目したいと思います。

センバツは、応援も評価される独特の大会。
沖縄県から初めて2校が出場し、興南高校は優勝、初戦敗退は喫したけど嘉手納高校は応援優秀賞を受賞しました。
昨日も記事には書いたのですが、沖縄県の高校に対する応援…どの高校が出場しても選手を後押しする応援を展開できるのは、素晴らしい事。
高校の応援団のリーダーが統制を取る様な感じには見えないのですが、それでも「一体感」を発揮できる…。
これは、他都道府県も見習うべきではないかと思います。


北照高校の西田主将の、高校生らしい選手宣誓に始まり、まさに「激闘」で閉幕した今回のセンバツ高校野球。
内容の濃い大会となったのは、出場32校が、力の限りプレーした証です。
その姿に元気をもらい、「やってみないとわからない」ことを教えて頂きました。

何度も繰り返すけど、選手の皆さん、本当にありがとう。
アラフォーの「応援団バカ」も、感動しました。
Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする