『なるほど』という言葉

突然ですが、タイトルに書いた「なるほど」という言葉について、時々考えることがあります。

この記事は、読者の皆さんや、先輩・後輩ブロガーの皆さんに、お尋ねしたい…という意味で書きます。


前職で業務に勤しんでいた、ある日の事です。

具体的には覚えていないのですが、別部署の先輩社員に尋ねたいことがあって、電話で話をしていた時だったと思います。

相手の方が仰ることに同意した私は、「なるほど」と発して応じました。

その「なるほど」を、口癖のように連発したのかもしれません。

その私の言動が目に余ったのか、当時、一緒に同じテーマで仕事をしていた先輩に…

「Dancho君、ちょっと」

と、突然呼び出されました。

そして、先輩から…

「電話の相手に対して、“なるほど”と何度も言うのは、失礼だよ。気をつけて。」

と、お叱りを受けました。

その日以来、私は、相手の方の話の内容に同意して「なるほど」と思っても、声に出すことはもちろんのこと、拙ブログの記事にコメントをお寄せ下さった読者の皆さんに対しても、慎むように心がけています（それでも、無意識で発しているのかしれませんが）。

そこで、改めて辞書で調べてみました。
そこには、以下の様に書かれています。

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なる‐ほど【成る程】


［副］

１ 他人の言葉を受け入れて、自分も同意見であることを示す。たしかに。まことに。
　　「―それはいい」

２ その範囲でできるだけのことをする意を示す。なるべく。
　　「そのやうに言うて皆様が召すものか。―慇懃に売れ」〈狂言記外篇・昆布売〉

［感］

相手の言葉に対して、その通りであると同意する気持ちを表す。
　　「―。おっしゃる通りですね」

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お叱りを受けるまでは、この辞書に記されている…

「相手の言葉に対して、その通りであると同意する気持ちを表す」

という気持ちで、発していました。

でも、お叱りを受けてから、「なるほど」という言葉は、上手に表現できませんが、「上品ではない、失礼な」言葉ということ…と、言い聞かせるようにしました。

ですので、色々な方のブログの記事を拝読して、コメントを残す場合でも、「確かに、なるほど」と思っても、「なるほど…」とは書かず、別な表現で同意を示すように心掛けています。


「なるほど」という言葉は、相手に対して発する場合、失礼にあたるのでしょうか？。
不愉快な思いをさせてしまう言葉なのでしょうか？