Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

渡辺 明 竜王が「底力発揮」の2勝目を挙げる!/『第21期 竜王戦 第5局』

2008-12-05 20:16:32 | 将棋
昨日(12月4日)から、和歌山県白浜町で行われた『第21期 竜王戦』の第5局。

2日目の今日(12月5日)、勝敗が決しましたね。

結局、117手までで、先手の渡辺 明 竜王が、挑戦者の羽生 善治 名人に勝ち、2勝目を挙げました。

開幕から3連敗して早くもカド番を迎えている渡辺竜王ですが、その底力を、第4局に引き続いて、本局でも見ることができたような気がします。

簡単に振り返りましょう。

戦型が注目されましたが、第2局と同様に相矢倉になりました。
ただ、先後が逆転し、本局では渡辺竜王が先手ですから、第2局とはまた一味違う将棋が見られるのではないかと期待していました。

1日目の封じ手の局面では先手の桂損が確定しますが、それに構わずに、渡辺竜王が封じ手の▲1五歩からは攻め続け、それが途切れることがなく、後手の羽生名人も必死に辛抱する展開に…。
実際、封じ手開封から暫くは、1~4筋の駒しか動いていませんし、後手の端の薄さを見事に突いたような感じでしたね。
そのまま渡辺竜王が寄り切った、渡辺竜王にとっては内容の良い将棋でした。

因みに小生は封じ手の局面で、▲7四歩を予想していたのですが、外しました…。
たとえ、▲7四歩でも、おそらく本局は渡辺竜王が寄り切ったかもしれませんね…。

第4局に引き続き、本局でも渡辺竜王の底力を見ることができました。

その底力が如何程か…次の第6局で、その深さが理解できるような気がします。

このシリーズは、渡辺竜王が早くもカド番を迎えたことによって、渡辺竜王の「底力」を堪能できる意味で貴重なものとなりましたから、両対局者にとって、そして小生達将棋ファンにとって、第6局の持つ意味は大きいのではないでしょうか。

その第6局は、12月10日,11日の両日、新潟県南魚沼市で行われます。

第4局の千駄ヶ谷の将棋会館の解説会で、解説を担当された中村 修 九段が、「第6局、立会なんです。冬の新潟…『龍言』(対局場)…行きたいねぇ…」とおっしゃっていましたが、実現しましたね(笑)。

いずれにしても、今日を含めて6日後には、また対局があるわけで、休む暇がありませんが、楽しみですね。
Comments (2)
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