Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

自戒を込めて…

2008-04-14 18:26:14 | 仕事
小生は、現業の傍ら、人事部から任命されて、学生に当社を受験してもらう「リクルーター」を5年間ほど担当しています。
あくまで「サイドワーク」ですので、現業に支障がない程度に遂行する業務ではありますが、本腰を入れたのは4年ほど前からです。

会社にとっては一見「地道」な業務ですが、より優秀な学生に興味を持ってもらうには、やはり必要の様です。

小生の場合、本腰を入れた4年前はほぼ一人で、最終学歴である大学院修士課程を修了した大学へ出かけるにしても、出身の学部以外にも足を運んで活動の範囲を広いげていました。
その活動が報われたどうかは分かりませんが、1人入社内定を勝ち取り、現在は小生が関わっている同じ事業部で仕事をしています。

現在、小生の出身大学からは、4年連続で入社内定を勝ち取った学生が現れ、当初1人でやっていたこの業務も、後輩達が次から次へと任命され、4人で分担してできるまでになりました。
小生は、そろそろ後進に道を譲る格好になるかもしれませんが、採用活動が終わり、次の年の担当者が任命されるまでは、頑張るつもりです。

そんな最中、以下のリンクにある記事を発見ました。

職場を生き抜け! 【第13回】リクルーターに選ばれました! ~「ダメなリクルーター」を盗聴してみると……~(日経ビジネスオンライン) - goo ニュース

記事によれば、リクルーターにも「良し悪し」があって、単に…

「当社は実力主義だから…」
「当社の会社の売り上げは〇〇〇〇億円」
「従業員は関連会社を含めると、〇〇〇〇人」
「出向は、30代半ば頃になると、行われる時がある」

などと説明するようなリクルーターはダメなんだとか…。
ちょっと自戒も込めていますが、勉強になりましたね。

実際、小生自身に照らし合わせてみると、確かに企業規模だとか、社内事業内容だとか、研究・開発体制といったことを説明するのは、ある意味当然です。
ですが、そればかりでは結局一方的になるので、小生は例えば…

「会社説明会を1時間30分の時間を頂いて、開催させて欲しい」

と、学生担当の大学の先生にお願いするとしたら、なるべく45分で説明をするように心がけています。
その分量の説明資料を作成しても、人間というのは大抵「話したがり」なので、それ以上の時間、口頭説明をするものですから、そういった「習性」を加味しても、1時間が限界だと思っています。

では、後の残りの30分はどうするか…。

小生の場合、何でも良いので「質問タイム」にしています。

質問では…

「社内食堂のメニューはどうなの
「給料はどの程度

という内容でも、もちろん良いことにしています。

その時間を設けて、逆に質問が出なければ、小生の説明が「ダメ」で、学生に興味を持ってもらえなかったか、学生自身が消極的か…のどちらかです。

前者であっては当然困るので、小生は、説明会の開催をお願いした先生方には、ご多忙でない限りは、小生の説明を聴講していただくようにしています。
説明会そのものが終わり、失礼する前に最後にお礼を兼ねてご挨拶にお伺いするときに、先生に説明内容全体を通して、どこが悪かったか良かったかをそこでお話頂くことで、その確認ができます。
説明内容が悪ければ、その部分を直して出直すきっかけになりますので、大事なことです。

ですが、仮に後者だとしたら、その学生は恐らく、どこの会社の入社試験を受験しても、人事部の採用担当者は実力を見抜き、不合格とするでしょう。小生がその立場なら、残念ですがその評価を下します。

大事なのは、学生の皆さんも、小生のようなリクルーターもそうですが、こういう機会を「何かの縁」と感じ、学生の皆さんは、小生のようなリクルーターを「利用する」位の気概が必要ということです。
こちらが答えに窮する位でなければ、実際の採用の面接などで、自分の実力をアピールすることなどできないのでは…と思っています。

結局、リクルーターと就職活動をしている学生との距離感を縮めるのは、会社説明を聞いてもらうことは、あくまで「きっかけ」に過ぎなく、学生がいかに「コミュニケーション」に近い形の質問ができ、それにリクルーターが答えることができるか…というところにあるような気がしています。
そのためには、リクルーターとして、「綺麗ごと」だけではない核心に近いところまでを、経験に基づいて学生に話をする様に、小生は心がけています。

小生が先に社会人になった先輩だから…といって、「先輩顔」をするつもりは毛頭なく、あくまで自戒を込めているのですが、やはり、会社の代表として人事部から任命されている以上は、「リクルーターとしての資質」みたいなものは身につけたいといつも思っている次第です。

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