Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

追悼・将棋好きの石立 鉄男 さん(9)/『スチュワーデス物語』でのご活躍(8)

2008-04-01 00:00:00 | 将棋
小生の趣味の一つである将棋界は、羽生 善治 二冠が名人戦の挑戦権を獲得し、今月9日から『第66期 名人戦』が開幕します。

その羽生二冠が挑戦していた棋王戦は、フルセットの末、佐藤 康光 棋王が防衛し、二冠を堅持して昨年度の将棋が閉幕しました。

女流棋戦も、マイナビ女子オープンが、矢内 理絵子 女流名人と甲斐 智美 女流二段との間で初代『女王』の座をかけて、五番勝負が、いよいよ明後日から開幕します。

年度末・年度初めを迎えて、将棋界も慌ただしくなっていますね。

ところで、昨年6月1日に、船戸 陽子 女流二段からご教示いただいて驚きましたが、故・高柳 敏夫 名誉九段の道場で、将棋を指していらっしゃった、将棋が大好きな俳優の石立 鉄男さんが、逝去されました。

早いもので、あれから10ヶ月…もうすぐ1年が経つんですね…。

心より、ご冥福をお祈りします

昨年9月から始めた、石立さんを追悼する意味で、石立さんがご出演なさっていた数多くのドラマのうち、小生自身が映像として所有している『スチュワーデス物語』全22話を通してのご活躍の様子を、画像引用して2~3話/回のペースで、可能な限り石立さんの月命日にあたる毎月1日に紹介する、全10回を予定しているシリーズ。

今日は、石立さんの月命日ですので、このシリーズの第8回目をお届けしたいと思います(以下、敬称略)。

大変古い画像ですので、若干お見苦しい点はご容赦ください。


【画像引用】

TBS系列 大映テレビ製作ドラマ 『スチュワーデス物語』 第17話,第18話


【ストーリー】

●第17話『こわい手紙』


担任教官の村沢 浩(風間 杜夫)の婚約者・新藤 真理子(片平 なぎさ)が、村沢の子供を妊娠していることを知った訓練生の松本 千秋(堀 ちえみ)は、真理子に子供ができた以上、村沢をあきらめて訓練一筋に打ち込むしかないと自分自身に言い聞かせ、訓練中に村沢と顔を合わせないようにすることを、ジャンボ機に向かって誓う。


インフライト・セールスとその帳票処理の訓練でも、千秋はジャンボ機に誓った通りに、村沢から指導を受けても顔をそらしてしまう。


村沢の担当する訓練中ではそわそわ落ち着かなく、他の教官の訓練には熱心に打ち込む千秋の姿を見守っていた同期の石田 信子(高樹 澪)は、千秋が村沢を避けているのではないかと、村沢に報告する。


その晩、くれない寮に、千秋を訪ねて押しかけてきた幼馴染の鮮魚店の息子・江原 三郎(光石 研)から、千秋は突然結婚を申し込まれる。
当然ながら、スチュワーデスになる夢を叶えるため、千秋はこれを拒否する。
実は、三郎に千秋に結婚を迫るようにとけしかけたのは、真理子であった。


真理子は、三郎の失敗の次の手段として、訓練課長の柿野 竜太(石立 鉄男)をはじめ、478期訓練生全員宛に、近日中に村沢と結婚する旨の案内状を送りつける。


村沢と真理子は別れたはず…と思いこんでいた千秋の同期生達は、結婚案内状を手にして不思議に思い、千秋に詰め寄る。
そこで千秋は、真理子が村沢とスキー中に衝突した事故によって両手を失い、現在は義手であること、自分を守るために、真理子をなだめた結果として真理子が妊娠してしまったことなど、一切を同期生達に話す。
村沢と真理子が別れることができず、千秋の恋が成就しないことを初めて知った同期生達は、千秋に同情するのだった。


村沢が担任の478期で訓練を受けていると、村沢をあきらめきれない気持ちになって訓練に集中できないため、火山 さと子(秋野 暢子)が担任する479期に移して欲しいと、千秋は柿野に懇願する。


千秋が村沢の478期から火山の479期に移りたい…という事情を聞かされた村沢は、驚きと動揺と悔しさを隠しきれず、断固として拒否するが、柿野に強硬なまでに説得されて、渋々これを了承する。


村沢は、帳票処理の訓練でもドジを踏む千秋を、478期生としての「最後の日」に、最後の特訓をする。


誰もいなくなった478期の教室から、柿野は千秋のネームプレートを479期の教室に移そうとするが…


最後の特訓を受けた千秋は、やはり村沢の訓練や特訓を受けなければ、スチュワーデスにはなれないことをしみじみ感じて改心し、自分の我儘を村沢に詫び、478期の一員として卒業させて欲しいと願い出るのだった。


●第18話『やるっきゃない恋』


総合最終試験まで1か月を切った478期訓練生達は、機上訓練に必要な備品をバーゲンで品定めしていた。そこへ担任の村沢が現れ、全員が総合最終試験に合格して機上訓練に進めるようにと、靴を大事にして欲しいとの願いを込めて靴袋を全員にプレゼントする。
その様子を同じロビーで佇んでいた、柿野と、接客態度の訓練を担当する火山と、岩倉(奈美 悦子)は、複雑な思いで眺めていた。


接客態度の訓練の一環である和服の着付けの最中、信子は、首筋にキスマークを付けたまま現れ、大騒ぎになる。
訓練課長室に呼び出された信子は、柿野からも注意を受ける。
火山は、男女関係で崩れていく訓練生を数多く見ている経験から、村沢は、信子と交際している中野 孝(金田 賢一)の人格が気になり、二人とも優等生の信子が心配で仕方がない。


そんな最中、信子の父親が急逝したという連絡が、くれない寮に入る。
信子は孝に、父の葬儀に出席して欲しいと相談するが、孝と信子の父親は、生前から不仲であり、孝には登山の予定があったため、そちらをを優先させて取り合わない。


担任の村沢にも、信子の父親が急逝したとの連絡が入り、今後の生活などの相談に乗るため、信子の出身地である北海道・小樽に、信子と共に向かう。


ところが信子は、父親の葬儀も含め、今後の生活をどうするかの相談をたったの2日間で済ませて、くれない寮に戻ってきた。しかし、戻った信子の表情は冴えない。


信子は、接客態度の訓練でも、全くやる気を見せない。火山からも、このままでは訓練に落第と通告されてしまう。


接客態度の訓練を終え、村沢からプレゼントされた靴袋を千秋に手渡してしまった信子は、スチュワーデスをあきらめて、孝と結婚して母親と一緒に北海道で暮らすと、木下 さやか(山咲 千里)ら親しい同期生達に告げる。
しかし、さやからは納得せず、孝が信子が大変な時期に登山を優先させた態度などから、孝の本心を問い詰めようと行動に出る。


さやから訓練生達に、くれない寮に「連行」された孝は、信子からスチュワーデスになることをあきらめて、孝と結婚して母親と3人で北海道で暮らしたいという決意を聞かされ、急に冷たく、煮え切らない態度になる。
孝の本心は、スチュワーデスとなった信子のコネクションで飛行機に乗り、世界中の山をアタックするために、信子を愛しているふりをしていただけであったのだ。
それを知った千秋は、信子の人格を踏みにじったことが許せなくなり、孝を殴ってしまう。そのことがきっかけで、信子は孝から一方的に破局を通告される。


そんなくれない寮での出来事を、千秋は村沢に外出先で報告するのだった。
村沢には、最初から孝の本心が見えていたようだった。


その晩、接客態度の訓練に落第していた千秋は、追試験に合格するために、深夜まで自主トレーニングしていた。
その様子を静かに見守っていた失意の信子は、談話室で話をしているうちに、千秋から、「孝がいなくても絶望しないで、スチュワーデスになって欲しい」と説得される。


千秋の熱意ある説得によって、ようやく信子は、自分の本心は478期全員一緒にスチュワーデスになるところにあったことに気付かされて改心し、千秋と一緒に追試験を受けることを決意するのだった。
さやかは、「利口なウサギの信子が、のろまなカメの千秋に教えられたってことか…これは面白い」と囁いて、談話室には、いつもの訓練生の笑顔が戻るのだった。


【編集後記】

今回は、堀 ちえみさん演じるヒロインの千秋が、風間 杜夫さん演じる村沢教官から自立しようとする中で悩む一方で、高樹 澪さん演じる訓練生の信子の男女関係が崩れていく内容だったが、いずれも石立さん演じる柿野訓練課長は、その立場として適切な判断を下す重要な役回りであり、その演技が光っていた。
この『スチュワーデス物語』は、復刻DVDが販売されており、レンタルショップでもレンタルが解禁されていて、人気を博している。
こうした人気ドラマで石立さんが登場する映像を見るたびに、もうすぐ1年になる今でも、存命でないことが、やっぱり信じらず、ひょっこり現れるのではないかとさえ思えてくる。


【予告】

次回は、第19話(『カメの大失敗』)と第20話(『ないしょ話』)をご紹介します。
エントリーは5月1日の予定です。

お楽しみに

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