なんくるないさ~、沖縄での研修医生活

臨床研修のメッカ沖縄にあって忙しさNo.1を自負する中部徳洲会病院。スーパー研修医がリレーでつづる研修医ブログ。

pneumoboy

2007-06-17 10:16:54 | Weblog
はじめまして.一平の元患者のMです.
先日は,外科グループの先生方に大変お世話になりました.
自分が気胸になり患者として入院して思ったのは,

①自分の今の病気の状態(どのくらい痛いか,どうすると楽か等)について理解してくれている人がいる.
②早く治したい,フォーレは入れたくない,外出したい,あれがしたいこれがしたいという気持ちを理解してくれている人がいる.

①②があると感じたとき,患者サイドとしては,「治療してもらっているな」という気になれるということです.

自分は入院中に①②に関しては,主治医の先生や自分を受け持ってくれた同期の研修医の他,全ての外科グループの先生に対して感じていました.特に主治医の先生は②の部分を(直接口頭で伝えたことはないのに)特に良く理解して下さって,自分は入院中とても楽でした.そして,3北病棟の看護師さんは特に抜群に②を理解して下さり,日々感謝していました.自分に出来ることなら今後3北スタッフに頼まれた仕事は何でもやろうと思いました.あとは,各科の先輩の先生方が顔を出して下さったことも本当に嬉しかったです.
また,伊波院長が回診のときとは別に病室に直接顔を出してくださり,有り難さと大いなる緊張の中,「いや,今寝てなくてよかったなー..」と内心思ったりしてました..

手術に関しては,自分はあまり不安はなかったです.
執刀して下さった先生方の手術に自分は2ヶ月間一緒に入らせてもらってきたわけで直感的に失敗はありえないと思っていたし,いくら分離肺換気で使う挿管チューブが通常より太いサイズであっても,挿管するのが同期の研修医ハクであっても,自分は(2ヶ月ちょっとの研修生活で)彼女の真摯で丁寧な性格を知っていたので,どんなに凄い腕を持つ人でも全く知らない人にやってもらうよりは,このメンバーが自分は一番安心でした.そして一平に頼んで撮ってもらった術中写真は最高でした.フォーレなしの場合の術後排尿の困難さも身をもって体験しました.あれはやばいです.本当に出したくてしょうがないのに出ないんです.カーテンの向こうで導尿の準備して待っている看護師さんの姿におびえつつ,膀胱を圧迫しながら副交感神経を優位にするべくリラックスし,排尿に成功しました.まだ意識も完全にははっきりしない中,よくあんな高等技術が使えたものです.

 長くなりごめんなさい.ただ,自分は改めて中徳で研修することになり良かったと思えたし,気胸にはなったが,入院治療を通して多くを再発見し学ぶことが出来た事に対して,全てのスタッフの方々にとても感謝致します.これからも(出来はともかく)一生懸命頑張りますので,先生方ご指導をどうぞ宜しくお願いします!

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