なんくるないさ~、沖縄での研修医生活

臨床研修のメッカ沖縄にあって忙しさNo.1を自負する中部徳洲会病院。スーパー研修医がリレーでつづる研修医ブログ。

南徳当直中

2008-11-15 01:10:13 | Weblog
あ~。いまや南徳のKです。

南徳で救急総合診療科を開設した話は今回の直言にも載っていましたが、
実はこの救急総合診療科は果ては北海道。真ん中は京都にもあるのです。

ともかくも、この話はボクが3年目までさかのぼります。
全国の徳洲会病院のおもろい研修医を探すためと、
次年度に中徳に救急総合診療科を創る目的でボクは全国徳洲会行脚の旅にでました。

そこでであったのが北海道:札幌東徳洲会病院の松田先生。京都:宇治徳洲会病院の宇山先生と宮阪先生でした。
松田先生は救急をメインで、しかし総合診療科としての心意気もあり、
何でも救急で受けたいと考えていました。
また宮阪先生は救急・ICUを中心とした内科全般のマネージメントを行いたいようなことを考えていました。
そこにボクというわけのわからん輩がやってきて
「じゃあ、救急総合診療科創ったら?オレも来年創るで」
と言ったところ、平成19年度から
札幌東・宇治徳・中徳の3箇所で同病院初期臨床研修医を中心とした
救急総合診療科のようなものが立ち上がりました。

おそらく同時期にできた同じようなシステムは、
確実に後輩たちに対して屋根瓦を敷き、
同病院の中核を担うものとなっているうわさをよく耳にします。

いまでは彼らに会う際に色々な情報を交換しあう仲になりました。
たまに各病院の記載が色々なところで目につき
僕らも負けてられないなという感じになります。
ちなみに松田先生は明日徳之島代表として研修会に参加されます。

中徳における救急総合診療科はボクが抜けて
また新しい段階に来ていると思います。

救急部:杉本先生を筆頭として、若く新しいリーダーを。
そして、新しい風を取り込んで行く必要があるでしょう。
また南徳ともともに助け合い、切磋琢磨し、
中徳・南徳645床を支えていく基盤となってくれることを期待して
ボクは今日も診察室で寝ます。

                 当直室は診察室 K

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3 コメント

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中徳と南徳に興味があります! (琉球大5年)
2008-11-15 20:22:16
中徳と南徳の一番の違いって何ですか?
また両病院のいい点悪い点などおしえていただけますか?
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中徳と南徳 (今西康次)
2008-11-18 21:30:58
K先生がなかなかレスしないので、代わって私からお答えします。
私が初期研修のときに抱いていたイメージは、アットホームな南徳、厳しい中徳でした。私は厳しさに惹かれました。最近はスタッフや研修医の交流が盛んなので、違いは少なくなってきているかもしれません。
中徳にはどこか体育会系のノリがありますね。皆でフルマラソンに出たりします。NAHAマラソンやおきなわマラソンが近づくと、練習しているか?っていうのが皆の口癖になります。
どちらの病院も臨床研修は実戦中心ですし、外部からの講師も、群星をはじめとして多くの先生においでいただいています。
以上は私の私見、ほかの先生からもコメントが欲しいですね。
返信する
中徳と南徳 (K)
2008-11-23 18:41:51
遅くなりました。

【良い点】
中徳:夜間も症例が多い。救急車は南徳の2倍以上。後期研修医が多い。脳外・形成・小児・整形・心外に強い。

南徳:少しゆっくり勉強ができる機会がある。当直回数が8回/月までと決められている。血液内科・産科・整形外科・心外に強い。

【悪い点】
中徳:忙しい。産婦人科に弱い。

南徳:当直での救急外来症例が中徳より少ない。後期研修医が少ない。

と色々ありますが、実際はどこの病院に行ってもある程度のことは何でもできるようになるでしょう。今後臨床研修病院を選択する基準になるのはその病院の雰囲気に自分があっているかどうかが、判断の基準となっていくと思います。2年間その病院で頑張ってやっていけるかどうかを判断の基準に入れて下さい。

メールありがとうございました。
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