なんくるないさ~、沖縄での研修医生活

臨床研修のメッカ沖縄にあって忙しさNo.1を自負する中部徳洲会病院。スーパー研修医がリレーでつづる研修医ブログ。

そういえば。

2009-06-05 19:02:35 | Weblog
Kです。

離れていても中徳の研修医に伝えられることもたくさんあるなと思い久々に書いてみました。

1年生の皆さんは、少しは慣れてきたでしょうか。
僕から伝えておきたいことを少し書いておきます。

研修医といえども、そこでは紙切れ一枚で一人前の医者扱いをされます。
しかし、所詮1年目の研修医、僕でさえまだ6年目のペーペーの医者です。
僕らを指導してくれるのは、先輩医師だけではなく、病院全体の先輩方です。

僕らはDr.は常に皆に支えられて働いていることを忘れてはいけません。
僕らが一人の患者さんに接しているのはたかだか一日のうち1時間もないでしょう。
看護師さんはほぼ24時間僕らの目となり患者さんを看てくれており、
僕らが出した薬を薬剤師さん達が病棟まで運んでくれ、
毎食の食事栄養管理を栄養士・調理師さんがしてくれています。
リハビリはPT・OT・STの人たち。
身の回りや部屋の掃除は、清掃の人たち。
XPやCTに行くのに、助手さんやクラークさん。
レントゲン技師さんがいないとレントゲンも自分でとらないといけません。
転院先の病院や施設に連絡をしてくれている連携の人たち。
全ての指示から病名漏れがないか確認してくれている事務の人たち。
影で支えてくれている総務の人たち。。

とにかくたくさんの人がいて、初めて自分が担当医/主治医として
患者さんに接していることを一時たりとも忘れてはいけません。
僕らが上のことを患者さんのために全て一人でできるわけないのですから。

Dr.は時として皆のリーダー(司令塔)にならなければなりません。
つまり、皆の仕事を知って初めて、皆に伝えることができるのです。

もう2ヶ月が過ぎました。
病棟の採血は何時にされていますか?何回採血をしに行きましたか?
食事は何時で、血糖測定は何時でしょう?おむつ交換は何時?
薬局から点滴や薬が上がってくる時間は何時でしょう。
クラークさんはどういった患者さんを何時まで検査に連れて行ってくれるのでしょう。
リハビリをオーダーして何時にそれらをみてくれているのでしょう。
MRIは何曜日が空いているのでしょう。

他職種の人たちの仕事を知りましょう。
できればやるのが一番いいです。
おそらく新開達は、薬を詰めたり、経管栄養を入れたり、陰洗したり、食事の変更を電話したり、自分でレントゲンの親袋や外来カルテを取りに行き、レントゲン技師さんに電話ではなく直接どのような部位が撮影したいか説明してたと思います。

先輩達によくよく話を聞き、いいDr.を目指して下さい。
僕もまだまだですけどね。

ではまた。

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1 コメント

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Unknown (imanishi)
2009-06-17 18:17:42
梅雨の最後になって大雨の毎日です。
K先生の後輩たちは頼もしく育ち、日々の診療と後輩の指導にがんばっていますよ。K先生のメッセージは医局のコーヒーメーカーの上に貼ってあります。
8月のビーチパーティーは1年生が万全の準備をしているようです。K先生もがんばってくださいね。
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