テレビでも時々見かける言葉にGIなるものがあります。
GIは Glycemic Index の略です。
炭水化物(すなわち糖質、白飯、パン、麺、芋などの主成分)が体内で消化吸収されるときの、速さを示すと考えてよいでしょう。
消化吸収が速いと、血中の糖分が急速に増加しますので、すい臓からインスリンというホルモンが急速に分泌され、血中の糖分を肝臓や筋肉に移動させて、血中から減らそうとします。すなわち、高GI食品は血中の糖が急速に増大し、インスリンも大量に分泌されるということです。
グラフは、「Low-Carbohydrate Diet」という論文からの引用です。原文はAFP(American Family Physician)のページから入手できます。
このグラフは、高GI食品と低GI食品での、体内でのインスリンホルモンの分泌と血糖値の変化を模式的に示しています。
低GI食品では、糖の消化吸収がゆっくりなので、インスリンの分泌は緩やかで、血糖値の変化も緩やかであり、異常な高血糖や低血糖を招きにくい。
一方、高GI食品では、糖の消化吸収が速いので、インスリンも急速に分泌され、血糖値の変化とインスリン分泌にタイムラグが生じて、不必要な低血糖状態を招きやすいと説明しています。
必要以上に血糖が下がってしまうことが、強い空腹感を招き、食欲を必要以上に亢進させるそうです。
さらに、インスリンがたくさん分泌されると、結果的にインスリン抵抗性も徐々に増していくそうです。
このように、高GI食品と低GI食品の違いを説明してもらうと、とてもわかりやすいですね。
ぜひ原文をお読みください。GIの違いに関するメカニズムは、2002年のJAMAの論文が最初のようです。後日ご紹介します。
低GI食品を選ぶようにすれば、炭水化物制限も多少は緩めることができそうですね。
徳洲会ソフィアクリニック ダイエット外来担当医 今西康次
GIは Glycemic Index の略です。
炭水化物(すなわち糖質、白飯、パン、麺、芋などの主成分)が体内で消化吸収されるときの、速さを示すと考えてよいでしょう。
消化吸収が速いと、血中の糖分が急速に増加しますので、すい臓からインスリンというホルモンが急速に分泌され、血中の糖分を肝臓や筋肉に移動させて、血中から減らそうとします。すなわち、高GI食品は血中の糖が急速に増大し、インスリンも大量に分泌されるということです。
グラフは、「Low-Carbohydrate Diet」という論文からの引用です。原文はAFP(American Family Physician)のページから入手できます。
このグラフは、高GI食品と低GI食品での、体内でのインスリンホルモンの分泌と血糖値の変化を模式的に示しています。
低GI食品では、糖の消化吸収がゆっくりなので、インスリンの分泌は緩やかで、血糖値の変化も緩やかであり、異常な高血糖や低血糖を招きにくい。
一方、高GI食品では、糖の消化吸収が速いので、インスリンも急速に分泌され、血糖値の変化とインスリン分泌にタイムラグが生じて、不必要な低血糖状態を招きやすいと説明しています。
必要以上に血糖が下がってしまうことが、強い空腹感を招き、食欲を必要以上に亢進させるそうです。
さらに、インスリンがたくさん分泌されると、結果的にインスリン抵抗性も徐々に増していくそうです。
このように、高GI食品と低GI食品の違いを説明してもらうと、とてもわかりやすいですね。
ぜひ原文をお読みください。GIの違いに関するメカニズムは、2002年のJAMAの論文が最初のようです。後日ご紹介します。
低GI食品を選ぶようにすれば、炭水化物制限も多少は緩めることができそうですね。
徳洲会ソフィアクリニック ダイエット外来担当医 今西康次
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