なんくるないさ~、沖縄での研修医生活

臨床研修のメッカ沖縄にあって忙しさNo.1を自負する中部徳洲会病院。スーパー研修医がリレーでつづる研修医ブログ。

新研修医オリエンテーション at お台場

2008-05-28 09:38:15 | Weblog
5/24-25に全国の徳洲会病院で研修している1年目研修医が東京お台場に集いました。写真はそのときの集合写真。

毎年この時期に行われるオリエンテーションでは、同じ大学の友人と再会することもあり、横のつながりが生まれます。医師として約2ヶ月が経ったわけですから、それぞれの病院での研修の様子などお互いの情報交換も活発に行われていました。

今年の新研修医は約120名で、医師国家試験合格者の約1.6%にあたります。120名もの研修医を集めるのは、東大など一部の大学病院だけです。これだけ多くの研修医を預かるわけですから、研修医の内容もよりよくする努力が肝心です。徳洲会では、各病院ごとに研修委員会があり、それをまとめる形で全体の研修委員会があります。カリキュラムの作成や研修上のさまざまな問題点に関して、グループ全体で対応しています。

新臨床研修制度も5年目をむかえ、来年度からはいくつかの見直しがなされます。研修医に対する指導医の位置づけも見直され、これまで努力目標であった指導医講習会の受講が必須化されます。徳洲会では、厚生労働省の指針に沿った指導医講習会をこれまでに9回行い、200人以上が受講者していますが、来年からの省令改正に対応すべく、今年度だけで6回の指導医講習会を全国行脚で行います。指導医講習会では、著名な先生や大学の教官を講師としてお招きして、ワークショップ形式で行っています。次回は6月に東京で行われます。
                          研修委員会 今西康次

NHKの取材がありました

2008-05-28 09:04:28 | Weblog
5/26にNHKの取材がありました。
NHK富山放送局が製作する研修医に関する番組の取材でした。
富山県はマッチング率ワースト2位ということで、マッチング率ベスト2位の沖縄県の研修の様子を、特に群星の研修の様子を中心に番組を作るそうです。

この日は宮城征四郎センター長の教育回診があり、その模様と研修医へのインタビューがありました。インタビューは県外出身者の2年次が指名されていました。写真はインタビュー中の飯高先生です。奈良県出身で関西医大卒業です。

取材陣はプレゼンテーションの風景や病棟回診の様子をカメラに収めて、その後は群星事務局での研修委員長会議の様子を取材したようです。
番組は6/6に東海北陸地区で放送されるそうです。

なぜ沖縄に研修医が集まるのか?
場所としての魅力はもちろんですが、基本に忠実な臨床能力の高い医師を育てることだけを目指して、複数病院が一致団結していることが一番の理由でしょう。宮城征四郎先生を中心に、それぞれの病院がすべてをさらけ出して、本当の意味で切磋琢磨しあっています。研修医は2年目に他の病院での研修ができますから、どの病院も他に負けないように必死になっています。囲い込んだりせず、すべてをオープンにすることがお互いの成長につながると私は信じます。
                        副研修委員長 今西康次