押しても駄目なら

風が吹けば、と共に非線型現象の第二例でしょう。

滋賀県知事/嘉田由紀子

2006-07-06 00:32:18 | 気になる話題
滋賀県知事選挙の結果は嘉田由紀子氏の当選と相乗り候補者を打ち破った快挙である。この方はあれこれ見たり、テレビでの話を伺うと、大変面白い人物。田中康夫を面白いがまた違った面白い人が出て来た。

日本は今あれこれの局面で行き詰っているのは明らかであるが、それは古い枠組み、古臭い考え方、などなどに縛られているからで、こうした新しい考え方の出来る人物が出てくる事は大変歓迎すべき事だと思う。今後も注目したい。

新聞論調にはそうした視点からの意見が見られない。新聞自体が古い考え方に縛られているのではないだろうか?記者クラブが怪しからんと田中康夫に指摘されているが、それにマトモニ答えていないと思う。

追加:7月9日 民主党滋賀県連は嘉田知事の当選を受けて、新幹線新駅推進から凍結に方針変更した。結構。

WC一次リーグ敗退とあれこれの反応

2006-06-26 07:35:36 | 気になる話題
サッカー2006WCのF組で日本は決勝へは進めなかった。熱烈なサッカーファンには申し訳ないが、私自身はWC、サッカーなどにはほとんど関心がないので、この結果にはああそうか、ぐらいの感想しかない。
しかし、新聞、ラジオ、テレビなどのマスメディアは大騒ぎだ。騒ぐのは結構だが、いささか気になり、見過ごせない傾向があり、気になった。
それはF組の組み合わせが決った時点から試合直前までご都合主義の点取り予想があり、こうなれば勝てる、ランキングによるとこうだ、・・・。
これはなんだかどこかで聞いたぞ!と思ったら、思い出した、太平洋戦争。私は昭和20年に小学校入学だから、文字を読んでの印象はない。言葉で何度も聞かされた。だがそうはならなくて、親と離れ離れになったり、縁故疎開で田舎の子供達に虐められたり、した。非国民、畜鬼(畜生のような、鬼のような)米英なんて言うキーワードは耳の残っている。
こんなことを考えるのは自分だけかと思っていたが、小林信彦が週刊文春(2006年6月29日号)に書いている。このことを最初に言い出したのは勝谷誠彦だそうな。あった、これだ。小林信彦の論調とは大分違う。ああ。まだ初戦で負けたばかりの時の意見だからか。
次の記事を見たら、話題は違うが、ブラジル戦の印象も書いてある。本題は「女子大生誘拐とクリミナル・グループ」で、これは面白そうなので別項を立てよう。ああ、川淵キャプテンの失言の茶番?で彼の首がつながった、との解釈あり。

追加:中田英寿の選手としてはサッカーはやらない。サッカー選手であったことを誇りに思う、は結果としてこうした川淵システムに対する痛烈な批判になっている。
アメリカ大陸の国々、ヨーロッパ以外の国々がベストフォーには残れなかった。日本がサッカーでベストフォーに残れるようになるのに後何十年かかるだろうか?

野球でWBCで優勝出来るまで百年掛かった。

科学で世界に伍して活動出来るようになるのにも百年掛かっている。

工業、経済も幸運があり、百年掛かった。

アスペルガー症候群(AS)

2006-03-05 16:08:15 | 気になる話題
宮崎勤に関する佐木隆三と篠田博之との対談(論座2006年3月号)の中でアスペルガー症候群の話題がちょっとあり、調べた。身の回りにも居そうだと感じられて、あれこれググルッたので、まとめておく。

ある書店の検索でアスペルガーのキーワードで探すと42冊の本が出て来る。大半が2003年以後の出版である。私が取敢えず読んだ本は
アスペルガ-症候群がわかる本 明石書店 クリストファ-・ギルバ-グ 1,890(税込)である(資料1)。
図書館で二三パラパラめくったが、この本が一番良く書かれているように見受けられた。
ネットを見ると幼年期の取り扱いについて各地にNPOが立ち上げられているようだ(例えば、アスペ・エルデの会;資料2)。大人になっても人付き合いが巧くいかない人の中にはアスペルガー症候群(AS)の人がいるらしい。この本によれば200人に一人という数字が上げられているから、私がふと考えも、あの人はそうだったのかなァ、と思い当たるような気がする。

大人の例については余り記述がないが、ネットで見つけたサイトはこれで、不思議に良く書かれていると思った(資料3)。このサイトは数年前に停止になっているが、生きてはいる。ここに書かれていることだが、IT技術者にはASの人は多いそうな。ビル・ゲイツも軽度のASと言われている。また彼の家系にはIT技術者が多く、AS症候群の多い家系ではないかとも言われているそうな。遺伝とは違うが、家系では多い、ということがあるらしい。

レイマンと言う映画があったが、あの中でダスティン・ホフマンが演じているレイモンドと言う役は(非高機能)自閉症と言われている。
Wikipediaには簡明な説明がある(資料4)。ここを見ると、自閉度を縦軸に、知能指数を横軸にしたダイヤグラム(表)がある。ASはこの表では高知能指数・高自閉度に位置づけられている。
研修医のサイトもある。今年はアスペルガー生誕百年で国際アスペルガー年だそうな(資料2参照)。

資料1:アスペルガ-症候群がわかる本 明石書店 クリストファ-・ギルバ-グ
資料2:アスペ・エルデの会
資料3:「風変わりな人」を、考える
資料4:アスペルガー症候群、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』