熊本地震が発生しておりますが、本日深夜の地震が本震であり、一昨日の地震が前震だったようです。
マグニチュードは7.3と阪神淡路大震災と同規模の地震でしたが、被害は小規模で済んでいます。
神戸では6400人以上の犠牲を出しています。
不幸中の幸いでしょう。
震源の深さは浅く、そのせいで揺れが激しくなっていました。
熊本城の天守閣の屋根瓦が剥落しています。
石垣も崩落しています。
ジェーンズ邸も前震では倒壊しませんでした。
ところが本震で完全に倒壊してしまいました。
国の重要文化財に指定されている阿蘇神社も甚大な被害を被っています。
桜門は倒壊し、3か所の神殿も損壊、拝殿は全壊しています。
死者は、現時点で「41人」にのぼる模様です。
国土交通省によると、熊本、大分、宮崎の3県の少なくとも計17カ所で土砂災害が発生した。
南阿蘇村では道路が寸断され、阿蘇大橋が崩落した。
九州自動車道や大分自動車道は一部区間の通行止め。
熊本空港はターミナルビルに被害があり、航空各社は17日も全便を欠航する。
旅館や民家など約10カ所も孤立しているとみられる。
日経の記事では避難者数は、「9万2000人」となっていますが、やはり増えているようです。
現時点では、15の市町村で「16万人」に達しています。
インフラも壊滅的打撃を受け、宇土市役所も倒壊寸前です。
これから降雨もあるそうですので、土砂災害には厳重な注意を要します。
原発は伊方原発と玄海原発は異常はないようです。
唯一稼働している川内原発(せんだいげんぱつ)も異常なしです。
一部、決壊の情報が出ていた大切畑ダム(おおきりはた)も心配いらず、決壊の恐れはないようです。
マグニチュードと震源の浅さと規模の割には、被害は少なかったと言えるのではないか。
震源が東に移動していくという稀な地震だったようですが、熊本から阿蘇、そして大分へと震源が移動しています。
断層は初めは、「日奈久(ひなぐ)断層」の一部が動いたのではないかと言われていましたが、本震は「布田川(ふたがわ)断層」が原因だったようです。
これが阿蘇に移り、今「別府-万年山(はねやま)断層帯」に移動しています。
もし大分で熊本並の巨大地震が起こってしまいますと、16世紀後半の中央構造線沿いの連続地震を想定しなければならなくなります。
1596年9月1日20時ごろ伊方原発のある愛媛県で「慶長伊予地震(M7前後)」が起こっています。
それから3日後の9月4日に別府湾地震、あるいは大分地震とも言われる「慶長豊後地震(M6.9-7.8)」の巨大地震が起こっています。
この画像は年代を間違えていますが、「1586年」ではなく、「1596年」が正解です。
これは中央構造線沿いに連続して起こった巨大地震であり、9月4日の「慶長豊後地震(大分地震)」の翌日9月5日、京都で「慶長伏見地震(M7.25-7.75)」が起こっています。
この1596年の連続地震から9年後の1605年2月3日、南海トラフの巨大地震である「慶長地震」が起こっています。
これを警戒しなければならなくなる。
この時は九州から京都にまで連続して起こっており、南海トラフ地震である「慶長地震」が起こった後も、会津や実体不明な巨大地震が広範囲に記録されています。
時間がないのは分かりますが、自業自得であり、もう時間はとっくに切れているはずです。
被害の少なさから、慶長時代のようなことはなく、大したことにはならないと思っています。
ただ3日~1週間の備蓄はしておいた方が良いと思っています。
大地震に遭遇された方が、こういうメッセージを至るところで出しています。
飢餓状態に置かれている方々もおられるようです。
やはり1週間程度の備蓄は、気にしておいた方がいいと思います。
孤立し、救助が難航している地域もあるようです。
備蓄は、地震が起こってからでは間に合いません。
通信環境や家族との連絡手段も重要な防災対策だと思います。
「ファイブゼロジャパン(00000JAPAN)」も出てきましたし、この熊本地震で順次、九州全域に解放していくようです。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りしています。