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辺野古移設でオバマ大統領「柔軟に対応」は誤報 NHKが誤訳

2015-05-03 | 政治

読売新聞は4月29日付朝刊1面トップで、米ホワイトハウスで前日(米国時間)行われた日米首脳会談について報じた。

その中で、オバマ米大統領が会談後の共同記者会見で、沖縄県の米軍普天間飛行場の辺野古への移設問題について「より柔軟にしたい」と述べたと報じたが、実際はそのような発言はなかった。

読売新聞は30日付朝刊で訂正した。

NHKは日米共同記者会見の中継の同時通訳で「沖縄の普天間基地の移転について、より柔軟に対応したいと思います」と伝えていたが、誤訳だったとして、29日朝のニュース番組で訂正した。

産経のニュースサイトの記事は30日までに、オバマ大統領が「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設を推進する方針に関し『より柔軟に対応する』と表明した」という一文が削除された。

日本経済新聞のニュースサイトの記事にも誤りがあり、30日夕方ごろサイト上で訂正した。

朝日、産経、日経の各紙は5月1日付朝刊で訂正した。

朝日と産経の両社に対しては日本報道検証機構が指摘をしていた。

NHKは、29日午前0時59分から総合テレビでアメリカ・ホワイトハウスの日米首脳共同会見の中継を放送。午前1時14分過ぎにオバマ大統領の発言として「沖縄の普天間基地の移転について、より柔軟に対応したいと思います」と同時通訳した。

しかし、29日朝放送の「NHKニュースおはよう日本」で、正しくは「沖縄に駐留する海兵隊のグアムへの移転を前進させることを再確認した」だったとしてお詫びと訂正をした。

日本報道検証機構がNHKに確認し、回答を得た。

NHKのウェブサイトには、誤訳があったことは記されていない。

ホワイトハウスのホームページに掲載された会見録によれば、オバマ大統領が「新しいガイドラインは、沖縄を含め、地元コミュニティーの負担軽減のために、地域における米軍再編への努力を補うことになります。

そして私は、沖縄に駐留する海兵隊のグアムへの移転を前進させることを再確認しました」(原文は「根拠情報」参照)と発言していたが、普天間飛行場や辺野古への基地移転計画への直接的な言及はなかった。

GoHoo(ゴフー) 日本報道検証機構2015年4月30日


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