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<米国>ロスの慰安婦像訴訟、訴え棄却方針 加州高裁

2015-04-16 | 国際

【ロサンゼルス堀山明子】米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊グレンデール市に設置された旧日本軍の従軍慰安婦を象徴する少女像を巡り、在米日本人団体「歴史の真実を求める世界連合会」が設置は州憲法に違反するとして市を訴えた訴訟で、ロサンゼルスの州高裁は23日、原告の主張は言論の自由を脅かすものだとして、訴えを棄却する方針を原告、被告双方に伝えた。

3月24日に正式決定する。

 高裁は方針を説明する文書で、原告に対し「像設置によって日本人が受けた不利益の立証がない」と指摘。

また、慰安婦への人権侵害は「米下院議会決議だけでなく、日本政府も認めている」と述べ、本件訴訟は法的争いの余地がないとの認識を示した。

 原告は「慰安婦像設置は日本人や日系アメリカ人に対する差別的行為で、州憲法に違反する」と主張。

市側は「言論の自由を脅かす乱訴にあたる」として審理開始前に棄却する反スラップ法の特別動議を求めていた。

 反スラップ法の特別動議は、米国憲法が保障する言論の自由に関わる訴訟に限って一部の州で認められている規定だ。

 原告代表の目良浩一・南カリフォルニア大元教授は「正式決定までに、どんな抗議が可能か検討する」と上訴を示唆。

一方、在米韓国人団体「加州韓米フォーラム」のフィリス・キム幹事は「事実上の勝訴だ」と歓迎している。

 グレンデール市の像を巡っては昨年8月、連邦地裁が原告の訴えを棄却。

原告は外交問題を争う連邦高裁への控訴とは別に、差別問題を争点に高裁に訴えていた。

毎日新聞(2015年02月24日 20時46分)



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