南米のボリビアでは、3週間にわたって大規模な森林火災が続き、最大都市、サンタクルスの空港近くにまで火の手が迫っていて、ボリビア政府は、非常事態宣言を出して消火活動にあたるとともにブラジルなど周辺国にも支援を要請しています。
南米のボリビアでは、3週間にわたって大規模な森林火災が続き、これまでに愛知県や千葉県の面積に匹敵する5000平方キロメートル余りの森林が消失しました。
火の手は、ボリビア最大の都市、サンタクルスの空港近くに迫っていますが、鎮火の気配は見えず、飛行機の運航にも影響が出ています。
このため、ボリビアのモラレス大統領は21日、非常事態宣言を出して消火活動にあたるとともにブラジルなど周辺国にも支援を求めています。
ボリビアは干ばつに見舞われていて、消火活動に使用する水が不足しているほか、火災に対応する機材なども不足しているということで、森林火災のさらなる拡大も懸念されています。
南米では、ブラジルのアマゾンでも記録的なペースで森林火災が発生していて、人々の生活や自然環境に対する影響への懸念が高まっています。