米原子力事業で数千億円規模の損失が発生する恐れが判明した東芝は28日、三井住友銀行やみずほ銀行など主力取引銀行と金融支援に向けた協議に入った。
ただ、銀行側には相次ぐ巨額損失への不信感が根強く、曲折もありそうだ。【安藤大介、和田憲二、小川祐希】
東芝は既に不正会計問題などで多額の損失を計上しており、財務の健全性を示す連結株主資本は今年9月末で3632億円に減少した。
2017年3月期に1 . . . 本文を読む
厚生労働省は22日、人口動態統計の年間推計を発表した。
2016年に国内で生まれた日本人の赤ちゃんは過去最少の98万1千人(前年比約2万5千人減)で、統計を始めた1899年以降初めて100万人を割り込む見通しになった。
死亡数は戦後最多の129万6千人と推計。
死亡数が出生数を上回る「自然減」も過去最多の31万5千人で、自然減は10年連続となった。
塩崎恭久厚労相は22日の記者会見で「出生 . . . 本文を読む
【台北=伊原健作】
台湾の外交部(外務省)は21日、西アフリカのサントメ・プリンシペとの断交を発表した。
中国は同日、断交を歓迎すると表明した。
台湾の蔡英文総統とトランプ次期米大統領との電話会談などに中国は反発しており、背後で中国の意向が働いた可能性がある。
中台は国家として正統性を争っており、外国政府は両方を同時に外交承認することはできない。
台湾はサント . . . 本文を読む
南京大虐殺(1937年12月)の生存者、陳徳寿さん(83)=中国・南京市=が7日、市民団体の招きで来日し、名古屋市中区で証言した。
陳さんは、父とおばが日本兵に銃剣で刺し殺された体験を話し、「過去の悲惨な歴史を忘れないでください」と訴えた。約110人が聴き入った。
陳さんは当時5歳。
仕立て屋の父ら家族8人で南京城内に暮らしていた。
12月13日に日本軍が入 . . . 本文を読む
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)は9日、域内2位の経済力を持つ日本が承認手続きを終えたことで、かろうじて命脈を保った。
政府は他の参加各国にも批准を呼び掛け、離脱を表明したトランプ次期米大統領の翻意に期待をつなぐ。
ただ、米国の不在が長引けば発効に向けた期待感が薄れるのは避けられず、TPP以外の枠組みを目指す機運が高まる可能性がある。
「説得に数年かかるかもしれないが、日本は絶対にTPP . . . 本文を読む
■山口那津男・公明党代表
(米大統領選で)トランプさんが当選すると思われた方はほとんどいらっしゃらないと思うが、現実にそれが起きる。
そしてTPP(環太平洋経済連携協定)は脱退だと。米国が主導して、言い出しっぺで、ここまで進めてきたのに突如として翻す。
これは米国自身の信頼をなくすことになりはしないかと心配もする。
しかし、TPPの方向性はこれからの貿易ルールを先取りする水準の高いものだ。 . . . 本文を読む
[25日 ロイター] - 選挙期間中には、対立を掻き立てるような乱暴な発言で聴衆を煽ってきたドナルド・トランプ氏だが、11月8日の大統領選に勝利して以来、その姿勢はいくぶん穏健なものに変わってきているようだ。
こうした方針転換は、選挙活動におけるトランプ氏の姿勢に批判的だった人々を喜ばせる反面、一部の熱心な支持者を怒らせてもいる。
もっとも、トランプ氏が強硬な態度を軟化させた例は、選挙期間中に . . . 本文を読む