召使語録2 『日の名残り』

偉大な執事は、紳士がスーツを着るように執事職を身にまといます。

公衆の面前でそれを脱ぎ捨てるような真似は、たとえごろつき相手でも、どんな苦境に陥ったときでも、絶対にいたしません。

それを脱ぐのは、みずから脱ごうと思ったとき以外になく、

それは自分が完全に一人だけのときにかぎられます。

まさに「品格」の問題なのです。

『日の名残り』より引用(改行はブログ筆者による)―

偉大な執事に必要な条件とは「品格」である、と見解を述べる
主人公・執事スティーブンスの言葉。

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