父方、母方の祖父母の記憶はない。
自分の親の老いを見ると...年代毎に自分の将来の姿が分かる。
母親の家系は...心臓病を患う傾向にある。
親は50代では健康に問題はなかった。そして、仕事を普通にしていた。
60代で仕事を辞め、年金暮らしが始まった。
定年60歳、年金生活が普通であった時代である。
年金破綻なんて考える必要のない時代だった。
悠々自適に趣味や旅行を楽しんでいた。
70代になり、老人特有の骨粗鬆症、軽い糖尿病が始まった。
薬物治療で通常生活は遅れる。
社会保障(年金、健康保険)が怪しくなってきたが...まだまだ、普通に生きていける。
80代になり、体力もなくなり、また、気力も無くなった。
病気も多血症や血栓症の薬も服用するようになった。
また、心臓の調子が悪くなり、定期的な検査や薬物治療を始めた。
親を見ていると...将来の自分に重なる。
そして、各世代(50代、60代、70代、80代)で...やらなければならないことを知る。
できること。できたこと。できなくなったこと。
後悔しないお手本である。
健康面は遺伝することを想定して...予防に努める。
祖父母世代は日本食中心の食生活、太平洋戦争、戦後食糧難等の厳しい時代。
現代程医学の発展も今ほどではなく...長い生きができなかった。
親は祖父母の老いを知らないことも多かったと思う。
我々は寧ろ恵まれているのかも知れない。
更に今後寿命は延びる。
只、将来、普通の生活を続けることができるのだろうか?
健康面、生活面、社会保障面(年金、健康保険)...税金はもっと上がるだろう!
生き難い日本になってしまうのだろう!