槍ヶ岳と雲海

１８日朝は前日とは打って変わって晴天に恵まれ、槍ヶ岳が綺麗に顔を出してくれました。このまましばらくは山小屋で過ごしたい気分ですが、この後はこの雲海の下にある日常の世界に戻らねば。普段の運動不足による筋肉痛と戦いながら、それでも４時間弱で無事に下山。今尚、両足が思うように動かせず・・・。でも気持ちは「今度いつ行こうかな・・・。秋にまた行けるかな・・・。」
バイオリンの練習もとても大切。しかし、こういう絶景や、登山の試練、心の葛藤など、様々な体験も、音楽表現の引き出しに確実に役立つ。家族で出かけられるときに我が子に少しでも多くの経験をさせてあげましょう。

追伸
この写真のどれがIphone６かEOS-M3か判るかな・・・。

ブロッケン現象

山の天気は本当に難しいですね。
日に日に変わる予報。ぎりぎりまで確認して、ＧＯしたはずなのにあまりに早く雨に降られ、気力と体力はみるみる落ちて、行程５キロを７時間掛けて何とか登頂。途中、何度心がくじけそうになったか。こういう時に頭の中は「辛くても一歩前に足を出す。そうすれば必ずゴールにたどり着く」これだけ。何と運動量はビル１６０階相当を登ったくらい。しかし、この雨のおかげ・・・山頂は夕方から雨が上がり太陽が顔を出し、ブロッケン現象が体験できました。とても面白い。きっと心がくじけそうになっても頑張りぬいたご褒美。苦労したかいがあった。と思いつつも、周りには多くの小さな子供から学生から年配の方まで同様に雨の中を登頂されている方々。苦しかったのは自分だけではない。何とも皆さん、達成感からなのか、疲れた表情からも笑顔があふれ、素敵な表情してました。
登山で強い意志と、くじけない心を育て、山頂の景観に身を置くことで感性を育てる。そして、名前は知らないけれど多くの仲間に囲まれる安心感、幸福感。下山したら、気持ち良いアルカリ温泉が疲れた体を癒してくれます。