夏山シーズン到来なので、連休を利用して30数年ぶりに燕岳まで登山に行ってきました。写真は少しずつアップします。
ここ数日、ずっと天気図とにらめっこしながらの決行だったはずなのに、登り始め早々に雨に降られてしまい、7時間行程の厳しい登山となり、久しぶりにかなり気持ちが萎えました。それでもその先、期待していた予報通りに山頂は夕方から晴れ間が広がり、素晴らし絶景と現象を味わえました。
燕山荘代表の赤沼様が仰るように、「意志あるものにしかここまで来ることは出来ない」「ここまで登ってこないと味わうことの出来ない景色がそこにはある」
そうだよな。雨であれ、晴れであれ森林限界を超える高さまで登頂することの厳しさとか、今回の雨でも、何度引き返めようと頭を過ったことか。それでも、しょっちゅう天候に裏切られても、僅かでも希望ある可能性に掛けて諦めずに一歩一歩進んだことで登頂でき、、そして素晴らしい世界を体験できたわけで。改めて、一度決めたこと、やり始めたことを最後までやり切ることの大切さ、その達成感や感動を実感しました。
音楽だってまったく同じことが言えますね。普段の練習なんて、今回の登山のように厳しく辛い行程だらけ。それでも頑張って一歩一歩ずつ登頂したからこそ、その後の世界感や絶景を味わえる。その絶景をもっと味わいたくて、意志あるものは、厳しく辛くてもまた登頂目指し登り始める。そしてまた絶景を味わう。しかし、燕岳はまだ3000弱。この先はもっともっと厳しく過酷な、しかし、そこまで行かなければ味わえない景色がある。
そして痛感。登山するにはそれなりの服装や道具、知識が必要です。でないと命に関わる。そしてこれはまさしく音楽にも言えること。感性や感も大切だけれども、知識のない、いわゆる無知の危険さも実感ですよ。楽譜が読めない、解釈しないで曲を弾いてることの怖さ。