スズキ・メソード 清水尚志ヴァイオリン教室blog

~どの子も育つ、育て方ひとつ~

音を奏でたり絵を描くことの大切さ

2011-04-01 00:06:40 | 日記
あの地震から3週間が経とうとしています。
今もまだ続く余震や原発の放射能問題に翻弄されている自分。しかし、今一番心を痛めているのは数百人に上るという震災孤児の報道。大切な両親や家族を一瞬にしてすべて奪われてしまったわけです。辛いとしか言えない。この子たちへの心のケアはこれから先とても大切になるでしょう。泣いたり怒ったり出来るということはまだまだ幸せなのだと改めて思いました。心の傷がそれらを超えると心を閉ざしてしまい表情をも奪います。
私は、子供たちに勉強等で知識を高めることもとても重要と思いますが、幼少期は何よりも生きているということで味わうことの出来る喜びや悲しみを沢山表現してほしい。思い切り泣いたり笑ったり怒ったり、気持ちを抑えることなく出してほしい。その手段として思い切り走ったり歌ったり音楽を奏でたり絵を描く。音や色は時として言葉よりもその子の心を映し出しますから。
日本の未来を担う子供たちにしっかりと愛情を注ぎ育てることが今の私たち大人の役目。明るい未来へ夢を託すためにも先ずは音楽を奏でることで子供たちに健やかなる心を育てたいものです。ヴァイオリンを弾くことで感情等を表現出来ることや共有することの出来る素晴らしさ大切さが伝わりますように。