教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
ただ真剣に取り組むだけではなく、それに加えて正しい進め方も重要なのだと実感した
先週18日(水)、50回目を迎えたUさんのスコアと「50回目アンケート」です。
大学受験の勉強をしています。
「Uさんの受講50回目の主なスコア11/5/18」たてサッケイド76 数字ランダム37・36 かなBP240 漢数字一行〇→14,310、三→8,900、一→6,300 たて一行ユニット206・214 スピードチェック40(48秒)40(53秒)ロジカルDタイプ19/24(3分)22/28(3分)イメージ記憶17/40(45秒)28/40(30秒)倍速読書『デッドシティ・レイディオ』26,000字/分 理解度A-
「Uさんの受講50回目アンケート11/5/18」
マイナス・スピードチェック、かなひろい、ロジカルで神経が高ぶりすぎて、途中で手がふるえてしまうことがあるので、この過緊張状態に陥らないようにしたい。カウント呼吸を実施すると緩和されるが、十分ではないので、もう少し自己コントロール力が必要。
・ランダムシートは、数字は伸びつつあるが、いまいちパッとしないので、見方を点検する必要がある。
・ロジカルDの解き方を確立できないので、これから研究していきたい。
・集中力は大分向上してきているが、ロジカルなどで、タイムの読み上げ、2′40″、2′41″、2′44″といったように連続していくと、集中力が切れてしまうので、改善したい。
プラス・コメント欄に、その日集中と充実の度合いを複合したものを1~10のスケールで毎日記入しているのですが、その日またはその前日にランニングを行ったときに数値が高く、そうでない回では低いので、頭の回転のために積極的に運動するようになった。
・イメージ記憶、かなひろいにおいて伸び悩んでいたので、講師に取り組み方のアドバイスを頂いたところ、スッと記録が伸びたので、講師は偉大だと思うと同時に、ただ真剣に取り組むだけではなく、それに加えて正しい進め方も重要なのだと実感した。
・集中力がついたのか、以前に比べて、制限時間の1分や2分を長く感じるようになってきた。
・ロジカルテストを解いている最中に一息ついて何も考えていないような時間がなくなり、フルに時間を活用できるようになってきた。
・社会科系科目を勉強する際に、イメージを活用すると、大変内容を覚えやすく、またテキストを読む際も内容がよくキープできるので、事象間の関係を把握することが楽になった。また、英語については、構文や単語レベルが著しく自分のレベルを超えていない場合にはスラスラと読めるようになってきた。難しい文章の場合には、その解析に要する時間と精神的な負担も減り、勉強が楽になった。
・コメント欄が小さく、書きたいことを全て記入しきれない。できればどうにかしてほしいが、当面は、コメント記入用のノートを用意することにしました。
・《余談》以前読んだ本に『究極の鍛錬』という本があり、この本は世間で天才と呼ばれている人々がどのようなトレーニングを積み、達人の域に達したかについて書かれたもので、そのようなトレーニングには、5つの特徴があるそうです。
1.実績向上のために特別に考案されている。
2.何度も繰り返すことができる。
3.結果へのフィードバックが継続的にある。
4.精神的にとてもつらい。
5.あまり面白くない。
1.~3.はクリエイトに当てはまり、4.は個人の取り組み方によるから何とも言えないが、個人的には、真剣に集中して取り組むと精神的に消耗する。5.については、各トレーニングが1回から2回行われて別のトレーニングに移るため、「面白くない」と感じさせないよう工夫している。こう考えていくと、クリエイトでのトレーニングはよく考えられていて、感心せずにはいられない。
また、この本の著者ジョフ・コルヴァンによれば、天才と凡人を分かつものは才能ではなく、どれだけの時間、トレーニングに打ち込んだかである。自分もめげずにトレーニングを積めば、ブログに登場するすさまじくよく出来る人やSEGの中高生に近づくことができると今は思っている。
Uさんはすでに1回、このブログに登場しています。そのときの、受講20回目アンケートです
「入会後10回目ぐらいまでは、読書速度を向上させることを第一の目的として通っていたが、10回目以降から、中盤にするロジカルテストの伸びが良くなってきたこともあり、次第に各トレーニングの数値を良くさせるためにクリエイトに通うという状況になり、気づいたら、読書のスピードが向上していた」
クリエイトに通う「コツ」であり、いまもカテゴリー「クリエイト早分かり」にあります。
とりあえず、「50回アンケート」についてのこちらのコメントです。
・「神経が高ぶりすぎて、途中で手がふるえてしまうことがある」は、こんなに熱心なひとがいる、そしてそれはUさんだけではないということを、ここに通い出した生徒さんはぜひ知っていただきたいです。
・「講師は偉大だと思う」は、Uさんの質問自体が、トレーニングを積み上げた実践的なものだったから講師がいい回答ができたということのはずです。ただ、講師であるならば、みなこのように言われたいものです。
・「コメント欄が小さく」は、2011-03-01のKさんの希望「「今日の感想」を書く枠を大きくしてほしい」で、急遽「記録カード」をつくりなおしたのですが、Uさんにはまだまだ小さいようです。授業後、Uさんが小さなノートに記録しているのをよく見かけます。
・「以前読んだ本に『究極の鍛錬』という本があり」 は、参考になる本です。トリノ五輪金メダリスト荒川静香も登場します。―スケートで転倒すれば、薄い着衣しかつけていないのに、硬くて冷たい氷に尻もちをつくということになる。電卓を使って計算してみるだけで、荒川静香は、金メダルをとるまでに少なくとも二万回も容赦なく冷たい氷面にお尻を打ちつけたことになる。(略)荒川静香の物語はそれ自身として意味があるだけではなく、比喩としても価値がある。二万回の尻もちが「偉大な業績」の源泉だからだ。なぜ人は何年も先にならないと手に入らない報酬のために努力をするのかという疑問を、この事実は提起している。これは卓越した能力の研究に関する重大な問題だ。ある意味では、無限に深い問題でもある。それは人が自らの人生をどのように決定するかということでもあり、どのような種類の情熱が人を駆り立てるのかという問題でもある。この質問は人間心理に深く入り込む必要があるので、誰もそこまで到達することはできない。それに答えようとすれば……―(p261)
・「ブログに登場するすさまじくよく出来る人」 の仲間入りを、Uさん自身、すでにしています。読書速度と理解度を考えあわせると、間違いなくいまが旬です。しかし、まだまだよくなっていくひとです。何より、葉月さんのコメント、「漠然と頭の中に残ったことや感じたことを文章化することが学びの定着や技術の向上につながることが多々ある」を、最近ではもっとも実践しているひとです。
とてもきょうだけでは書ききれません。近々続きを書きます。
ところで、きのうから第55期文演がスタートしました。
18名全員定刻前に集合。
そのうち、4名がきょうの速読にみえていました。
第53期のTさんやWさんやYさんも、文演の翌日に受けにきていました。
実は、きょうのUさんも第55期文演を受講しています。当然のように、レッスンを受けにきていました。 真
※クリエイト速読スクールHP
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スコアも凄まじいし、アンケートもきっちり
書かれていて。衝撃的です。
ちょっと自分には無理な領域ですが、それでも
少しでも近づけたらいいですね。
今日はこのへんで。失礼します。