教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
仕事 (翻訳))が以前より早くなった
Yさんは翻訳家です。
40代半ばの男性です。
まず、Yさんの体験レッスンスコアと入会時アンケートコピーです。
「Yさんの体験レッスンの主なスコア19/10/26」たてサッケイド21 数字ランダム19・23 漢数字一行〇→183、三→137、一→120 たて一行ユニット34・39 スピードチェック25・27 ロジカルテストAタイプ26/26(3分)・22/22(3分) イメージ記憶17/40(2分)38/40(2分) 初速404字/分・理解度B
「Yさんの入会時アンケート19/10/28」・「体験感想」『速読ジム』をひととおり終えてからの体験だったが、ジムにはないトレーニングもあり、頭全体をハードに使った感じだった。読書スピードの遅さは感じていたが、実際に数字でそれを裏付けられた。・「入会を決めた理由」溜まっている本を読み進めるため。・仕事に役立てるため。
以下は、Yさんの受講10回~30回目アンケートと、最新スコアです。
「Yさんの受講10回目アンケート19/11/24」
マイナス・(1) シート系のトレーニングのスコアが伸びない 特にランダムシートのかな・数字ともに伸び悩んでいます。 スコアは階段状に伸びるとのコメントを読みましたが、打開策が見えないので、 何か自主トレになるような方法があればお願いします。
(2) 終盤の読書トレーニングでの理解度について 理解度の尺度 (A〜D) と、自分の思う理解度とが合致していないかもしれません。A 読みで、読んでいる時点では文章として理解できているものの、 しっかり記憶に残るレベルで理解しているかとなると自信がありません。自分が納得いくまで理解するとなると多分スピードが今よりも落ちますが、 逆に「(まずは) 文章として理解できていれば良い」のなら、もう少し速くなりま す。倍速は、目で文字を追っている (というか、目に入れている) だけで、 内容があまり頭に入らない状態です。
プラス・(1) 文章の読み方が変化した 以前は文頭から文字や単語を順に追って読み進んでいましたが、 現在はスマホの画面幅位なら、一度に目に入った文字を脳内で文章に再構成して内容を把握しています (読んでいると右の後頭部が働く感じがします)。 この読み方が正しいのかどうかはわかりませんが、ウェブの記事などを読むのが 速くなった気がします。
(2) 集中力が上がった感じがする 作業後などに、思ったほど時間が経っていないな、と感じることが増えました。 一般的には、集中していると時間の経過が早いと言われますが、 それとは逆のことを感じています。
「Yさんの受講20回目アンケート20/1/5」
マイナス・(1) サッケイドシートで意識に目が追い付かない 頭では記号を認識していても、目の動きが追い付かないと感じています。 「記号を 1 つずつ順に確実に見る」方法でスピードを上げていくべきなのか、 頭で認識していれば OK なのか、アドバイスをお願いします。
(2) BPシートで文字や数字を同時に見る方法について 同時に複数のものに目の焦点を合わせることはできないため、苦労しています。 個々の数字や文字に確実に目の焦点を合わせるのではなく、 「大体見えたな」という程度で OK として問題ないでしょうか。
(3) 通常の読書について 速読がある程度身につくまでは、との考えから、通常の読書を控えています。中途半端に速読して内容が頭に残らない状態にならないか不安ですが、 特に気にする必要はないでしょうか。
プラス・前回のアンケートの時と比べて大きな変化はありませんが、 以前なら読むのが面倒に感じていた長文のメール (メルマガなど) を放置せずにざっと読んでしまうようになりました。 また、集中力が途切れなくなったという感じもしています。トレーニング関連では、漢数字一行の「〇」が見えるようになってきました。 実感として「〇」は 8 割、「三」は 6 割、「一」は 5 割くらい見えている感じで す。 もう少し粗く見進めていっても良いのかもしれません。
「Yさんの受講30回目アンケート20/2/15」
マイナス・折り返し点 (25回) を少し過ぎましたが、全体的にパフォーマンスが伸び悩んでいます。 以下、個別の内容になります。
(1) かなひろい、イメージ記憶での停滞 上記2種は、制限時間内に最後まで十分目を通せず、スコアも停滞しています。文字を認識するスピード、(イメージ記憶で) 脳内でイメージするスピードが 能力値の限界まで上がり切ったのかもしれない、と感じています。 大きく伸びる段階が過ぎてここから先は地道に積み重ねる形になるのか、 それとも何らかのブレークスルーによってある種の限界突破が起きるのか 判断しかねており、どのような方向性で取り組むべきか悩んでいます。 もし何かヒントがあればお願いします。
(2) 倍速での速度の伸び悩み A読みで 3,000~3,600 字/分で停滞しています。 根本原因は (1) と同じかもしれませんが、今の本の内容が気になって スピードが落ちている可能性もあります (訓練と割り切って読むべきですか?)。 また、会話部分は速く進められるものの、地の文では速度が大幅に低下します。
(3) 集中度が一定しない 好調なときは、いわゆる「字が飛び込んでくる」に近い状態になったり、 ロジカルで次々に問題を解けたりする一方で、逆に調子が上がらずに 前半~中盤と不完全燃焼のまま終わったと感じる日もあります。 安定してパフォーマンスを出すコツなどがあれば、お願いします。
プラス・読書が速くなり、読書量が増えた 400ページ程度の単行本を 1日のうちに読み切れるようになりました。 また、読みやすい部分ではペースを上げ、難しい部分ではペースを落とす、 という具合に、意識的に緩急をつけて読むように変わりました。 ここ半月ほどで本が増えてしまい、本代と置き場所に困っています。
・(おそらく) 老眼が進んだ 目をハードに使う機会が増えたせいか、焦点が合いづらくなりました。これに関しては、若い人が羨ましく思えます。
・仕事 (翻訳) が以前より早くなった 集中力と読むスピードの向上が、成果につながっていると思います。 また、(誤りでなければ) 必要以上に悩まず先に進むようになった、ということも あるかもしれません (もっとも、これが良いことなのかはわかりません)。
「Yさんの受講30回目の主なスコア20/2/15」たてサッケイド50 数字ランダム28・34 漢数字一行〇→2,352、三→840 、一→225 たて一行ユニット62・73 スピードチェック40(50秒)・40(58秒)ロジカルテストBタイプ30/30(2分53秒)・29/30(2分52秒)イメージ記憶14/40(1分)33/40(1分)倍速読書『ノルウェイの森(下)』3,000字/分・理解度A-
月別受講回数は、2019年10月1回・11月12回・12月6回・2020年1月7回・2月4回の計30回です。
「作業後などに、思ったほど時間が経っていないな、と感じることが増えました」とは、時間当たりの作業量が「増え」たということでいいことです。
Yさんは初速404字/分・理解度Bからのスタートです。
最新の倍速読書が3,000字/分・理解度A-ですから7倍速。理解度もB→A-に上がっての7倍速ですから問題ないのですから、たとえその半分(当然理解度がAかA+に上がります)としても3.5倍速。
4か月でここまで頑張ったわけですから、これからは仕事柄の分析癖をいっとき棚上げして、受講50回までにロジカルCタイプ最終盤、イメージ記憶30秒30秒を目指すべきかと思います(Yさん、スピードチェックの速さに自信をもってください)。
自宅でのトレーニング、あるいは電車内でのトレーニングは、どうすればロジカル&イメージ記憶をクリアできるのか対策を練っていただきたいです。
Yさんとしては不安だったかもしれませんが、遅読癖から抜け出すプロセスで、正当なバトルをしているとこちらは見ていました。
たかだか30回で、「集中力と読むスピードの向上」して本業の翻訳が早くなっているわけですから判断に間違いはなかったことになります。
これからは自信をもって、もっと気持ちをクリエイトに向けていただけたらと思います。
受講31回を開始地点と捉えれば、相当なアドヴァンテージにあります。
プラス思考でチャレンジしてくださいねー
あとは、翻訳家に対して出過ぎたことですが、秋の文演も射程に入れていいかもしれません。 真
※クリエイト速読スクールHP
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