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プラスとマイナスを一挙に学ぶことができた

 第80期文演(22/7/16~22/9/10)アンケートからです。

  きょうは、来年初めて司法試験予備試験を受けるSさんです

 
2022-05-27「集中力がない、続かない。途中でハマる、止まる。体力がない。迷う、戻ってしまう。ムラがあるのSさんです。



    Sさんの文演アンケート



Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 
司法予備試験受験のため。文章を書くこと自体には興味がなく、勧められたことをきっかけに受講した。


Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 
・文章を抽象的にしか見たことがなかったが、受講後は、自然と細部までチェックするようになった。段落やまとまりも意識して読むようになった。また、以前は文章を読むかどうかの基準は、好きか嫌いかだけだった。そのため、嫌いな文章はアレルギーのように一切読むことができなかった。たとえば、翻訳されているものなどは、不自然に感じてほとんど読むことができなかった。受講後は、どんなジャンルであろうと、読みにくさや内容の専門性にもかかわらず一様に読みやすくなった。


Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」
・課題自体について戸惑ったのはもちろんだが、それ以前に時間的にも精神的にも余裕がなかった。じっくり原文を読みこむこともなく提出してしまった。そして、当然のように書き直しの指令が出たが、その後にすべてがキャパオーバーになり寝込んだ。寝込んだまま、ろくな検討もせずにとりあえず提出した。

A.3-2「授業後」・要約の中には、癖という癖があらわれていた。自分の文の中には、残念ながらいい点を見出すことはできず、悪癖がただ紙1枚の中に凝縮されていた。そしてそれが、同じ教室内で暴露されてしまった。しかし、レベルは違えど、このことは優秀な他の方々でも同様であった。要約をすることで、自分の悪い膿を出し、客観的に分析して少しずつ悪い部分を改善する。さらには、上手な方の真似をすることで、いい書き手になる可能性も出てくる。プラスとマイナスを一挙に学ぶことができた。


Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A. 
時間的にも体力的にも余裕がなくなってしまい、腰をすえて取り組むことができなかったことは後悔し、反省している。毎回の予習復習も十分にできなかった。しかし、こんな私にとっても、文演がいい機会になったことは間違いない。いくつかよかった点、気づいた点などを列挙する。

  〈1〉 第80期の方々は優秀でまじめな方が多く、静かに心の中で炎を燃やしているような方ばかりだった。そんな方々とともに授業をうけることで刺激を受けた。社会に出てからは、ふつうは参加型の授業を受けられる機会すらない。しかも、老若男女問わず優秀な方が集まっている空間に同席させてもらえる機会は、今後もそうはないだろう。授業を受けて、文章の書き方ももちろんだが、皆さんの授業への取り組み方や、発言の仕方、人がらも含めておおいに参考になった。また、参加することで、たがいに影響を与えあって何かを変える契機になるのかもしれない。実際に、顔つきや雰囲気が変わった方が何人かいた。いい意味で別人のように変わった方もいた。

  〈2〉 書くことが得意な人は、ためらうこともなく、すらすらと筆を走らせることができるものだと思い込んでいた。数学者オイラーのように、下書きなどせずとも、長い文章でも簡単に書き上げられるものだと考えていた。ところが、そうではなかった。いい要約を書いていた方々は、もれなく、●●●という事前の文章構成を書いていたのである。それも、何時間もかけている方も少なくなかった。このことで、文章書くために下準備が必須であることは、なかなかものごとを信用しないタチである私も納得せざるをえなかったそして、すぐに取り入れることを決めた。難関資格であろうと例外ではない。まずはしっかりと文の構造を定めてから、書き始めること。このことを鍛錬し、探求することで、私にも及第点の文章が書けるはずである。どんな文章でも、これが上達する一番の近道であることを確信した。

   〈3〉 講義を聞いているうちに、あるとき、なぜかはわからないが、自分が理系寄りであることを直感した。今までは考えたこともなかった。文系の方々の常識についてはあまり考えこまず、ただそういうものだととらえることにした。自分の知らないフィールドに入っていくには、そこにいる人たちの作法や考え方を学ぶことが必要だ。受講している最中はなんとなく聞いていたが、気づいてみたら、文を書く上で重要なことをすべて学ぶことができたのではないかと思っている。

  〈4〉  親子で受講した方がいらっしゃったが、その様子をうらやましく思ってながめていた。私にも4歳の娘がいる。いつの日か、クリエイトの教室で一緒に授業を受けてみたい。新しい目標ができた。


 Sさんには、文演アンケートを二度提出してもらいました。

 最初のアンケートはまだ粗い部分があったので、『文章は残りますから、もう一度推敲してみてください』と、教室にきたときお願いしました。

 法律関係の国家試験受験のため多忙(←予備試験準備のための国家試験受験。さらに仕事があります)なのはわかっていましたが、氏名が出てくる日があるためお願いしました。

 「自分が理系寄りであることを直感した」はどういうことかよくわかりません。

   ただ、「全体的な感想」にメンバーに目が向いたコメントが多いことに驚きました。これまでのアンケートでは、全体量からの比率ではいちばんなのではないかと思います。Sさんがそんなところに目が向いていたことに、とても驚きました 
 







          ※クリエイト速読スクールHP            

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