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クリエイト速読スクールブログ
なおしのお薦め本(90)『すべては「単純に!」でうまくいく』
ローター・J・ザイヴァート+ヴェルナー・ティキ・キュステンマッハー著 小川捷子訳
タイトルを見ただけで内容がわかったような気がして、放っておいた本です。
読んでみると、積んでおくだけではもったいないことが書かれていました。
人生を単純にするためのアイデアが33紹介されています。その23番目「怒りから自由になろう」の中の一部を引用します。
「人生は、次の三つに分けられます。
①人生そのもの(自然現象、一日は24時間、いずれ死ぬことなど)
②他人の人生
③自分の人生
問題にすべきは、三つ目の『自分の人生』だけです。
①の『人生そのもの』は変えることができません。また、たえず他人の人生や欠点に目を向けて、どうしたらいいかを考えることは大変な負担です。心理学者のジャック・ドーソンは言っています。
『自分の力で変えられることだけを考えて暮らすことほど、人生を楽にする方法はない』」
ずいぶん単純に書いていますが、こんな整理の仕方は初めて知りました。
他人ではなく自分を変えることを試みることだ、という指摘はよく目にします。自分が変われば他人も変わるのだと。確かにそのとおりなのでしょうが、私のような怠け者は、奇跡的にでも相手が変わってくれたらと思ってしまいます。これは、自分と他人、というふうに対立させてしまうせいかもしれません。
しかしながら、そこに「人生そのもの」(この訳にはピンと来ないので、括弧内のことを思い浮かべてください)を加えて三つにすると、少し冷静に見ることができるようになります。個人的には、この三つをごっちゃにして問題を大きくしていたように思います。
この引用した部分にピンと来なくても、ほかに参考になることがあるかもしれません。
気持ちを少しでも軽くしたいという人にオススメします。 なおし
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