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相手に何かを伝えるとはどんなことなのか

 10か月ほど前に終了した第55期文演(11/5/21~7/30)アンケートです。

 おととい、Uさんから送られてきました。

 通常、提出期限を過ぎたものは、こちらが目を通すだけであります。

 今回は、
いつも生徒さんに参考になるようにと「10回ごとアンケート」を書いてくれているUさんのものですので、ブログに掲載します。

 どうぞご覧ください。


      Uさんの文演アンケート


 Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
  A.1 
・小学校の時から文章を書くことが苦手だったが、どうすればいいのか分からず、何か特別な才能が必要だと決めつけて諦めていた。文演の存在を知り、受講者アンケートに目を通していくうちに、たとえ名文を書くことは難しくとも、訓練を積めばよい文章を書けるようになるのではないかと思い、受講を決めた。

  Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
  A.2 ◇読み手として 受講を重ねるにつれ、一見さらさらと書かれたかのように見える文章の背後には、著者のさまざまな工夫があるのだと知り、文章を書く難しさと作家の卓越した言語感覚に驚かされた。
 例えば授業で取り上げた(以下、10行省略)そこまで考えないと微妙なニュアンスが伝わらないのかと思うと気が遠くなる。
 ◇書き手として 劇的に変化したことは、読み手の存在を意識するようになったことだ。これまでは、あくまでも自分にとって理解しやすい文章を書けば、読み手も理解してくれるはずだと考えていた。自分が読んですんなりと意味が通ればそれでよし、そう考えていたのだ。そこには読者の姿はなく、文章には読者がいるという視点が決定的に欠けていた。いわば相手を見ていないコミュニケーションだった。
 それが今となっては、文章を通じて相手に何を伝えたいのか、それは本当に自分が伝えたいことなのか、さらには効果的に伝えるためにはどう書けばいいのかをよく考えるようになり、使う言葉や文書の構成をだいぶ工夫するようになった。自分が理解できる理屈さえ通っていれば、それで良い文章なのだと考えていた頃の自分と比べてみれば、大きな進歩と言える。

  Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
  A.3-1 「授業前」 
・文章の構成を掴むためにラインマーカーで本文中の重要だと思われる箇所に線を引き、意味段落ごとに30字程度でまとめて、要約の構成を考えた。本文中の具体例については、筆者がそれを通じて伝えようとしたことを自分の言葉にまとめ直して、具体例そのものは省く方向で書いた。100点とはいわずとも、95点ぐらいの出来のつもりで意気揚々と提出した。

  A.3-2 「授業後」 ・あまり出来がよくなかった。具体例を思い切って省いたことが原因ではないかと思ったが、受講生の要約文の中には、具体例を省いたものがあり、結局のところ、具体例を省いたこと自体が問題なのではなく、作者の意図通りに文書を読み取れない読解力の無さと、読み取ったことを規定の文字数にまとめるだけの文章力の無さが問題だった。要するに文章を読めない書けないの二重苦を抱えているのを自覚せず、自分はましな文章を書いていると思い上がっていたのだ。
 要約を書く前に文章の構成を考えたのはよかったが、原文の構成を捉え切れておらず、本文を恣意的に再構成したちぐはぐした要約になった。通らぬ理屈を押し通すために、無理矢理に文と文とを結びつけてしまった。
 仮に課題文の構成をしっかりと読み取れていたとしても、それでも●●と●●●を多用した要約を書いていたと思うので、こうした自分の悪癖に気づけてよかった。これまでしっかりした文章を書くだとか、理屈っぽい文章を書くと言われたことはあれども、その正体が●●などの使いすぎによるものだと指摘されたことがなかった。これからは●●●●●●●●●●●●に頼り切らない、わかりやすい文章を書かなければならないと思う。

  Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
  A.4
 ・どんな人でも文演を通じて学ぶところがあると松田さんがおっしゃっていたが、まさにその通りだった。自分の場合は、文章の書き方を学ぶために参加したが、文章の書き方そのものよりも、相手に何かを伝えるとはどんなことなのかを深く考えさせられる講座だった。これから受講する人は自分なりの問題意識をたくさん頭に詰め込んで臨んだ方がいいかもしれない。
 ・課題文に対してダメ出しをしながら進んでいく形式だったので言いたい放題にケチをつけていたが、振り返ってみると、自分の文章スタイルを課題文に押しつけるばかりで、あまりよい指摘はできなかったのではと思う。文書の粗が気になることはあっても、その文章の良い部分を積極的に探していく姿勢が欠けていたので、これからは粗ではなく、良さに積極的に目を向けて文章を読んでいかなければならない。
 ・あえて不満点を挙げると、要約の添削が1回しかないことぐらいで、ほかは大満足でした。

 同期のSさん同様、削除および伏字多しとなりました


 Uさんは、授業との絡みで、今年の4月半ばからtwitterで短文を書き始めています。

 本人の了解を得ていますので、紹介します。

 通常twitterとは逆で、上位が古いものになっています。


 The more I learn, the more I realize I don't know. The more I realize I don't know, the more I want to learn.  4月19日
 
 これ↑がUさんtwitter始まりでした。

 ・もう少し読解力がついたら、読了した本のタイトルを呟くだけではなくて、140字以内のブックレヴューも併せて載せたいです。まだまだ本を読み慣れていないので、実現は先になりそうですが、紅葉の季節までには始めたいです。 4月22日

 「紅葉の季節」は、新緑の季節に前倒しされています。

 ・2年間はとりあえず頑張ろう。それまではどうしようもない。腐らず前向きに。 
4月26日

 ・速さは正確さを生まない。遅くても正確な動作が洗練されて速さに繋がる。まさに急がば回れ。 4月26日


 ・108, 5@池袋 前半はかなりいい感じで「見つかる」感覚がわかってきた。この感触を大切にしたい。中盤以降は、今日4時間しか寝られなかったせいか、頭が回転せず、イマイチなできで残念。高い水準で頭を使うには6時間は寝ないとダメみたい。学校の授業なら4時間でも支障なかったのに。 5月10日

 ・体力のあまりの低下に危機感を感じ、本日よりランニングを開始。まずは手始めに6kmを80%HRmaxで走りました。 5月13日

 ・知らなければ、考えられない。考えられなければ、行動できない。行動できなければ、変えられない。多くの学生は「知る」ステップを飛び越えて、「考える」から始めてないだろうか。なかには「考える」抜きに「行動」する人もいますが。「知る」は必要条件だと思います。 5月17日

 ・出席をとらない授業にわざわざ出席して、机に突っ伏して寝ている人は何しに来たのだろう。小一時間問い詰めたい。そしてやさしく「家で寝たら」と耳元で囁きたい。 5月18日

 ・長い一週間がやっと終わった。金曜日の夜にコーヒーを飲みながら、本を読む時間はまさに至福。 5月18日


 ・あかん。赤門見てたら、変な気を起こしてまう。 5月20日

 ・あー決意が揺らぎそう。 5月20日

 ・遅刻とか欠席の連絡をしない人は、他人の時間を盗んでる自覚をして欲しい。いい年して最低限のマナーすら守れないなんて、ありえないわ。まして笑って誤魔化すとか論外。 5月21日

 ・お菓子作り熱が再燃したから、来週も何か作って持ってくわ。 5月31日

 
・113, 7@池袋 前半は絶好調で自己新がいくつか出た。ランダムが伸びてきて何より。中盤で力尽きてイメージ関連は散々。ただ全力を出し切る感覚がだいぶ掴めてきたので、この点はプラス。あとは全体を通じて全力を出し続けられるようにトレーニングを積まないと。まだまだ道は険しい。 5月31日

 ・オススメ「究極の鍛錬 (著)ジョフ・コルヴァン (刊)サンマーク出版」 先天的な天才は存在せず、膨大な練習量のみ天才を作り上げるという話。質の高い練習を1万時間積むのが1つの目安。「才能が無いから・・・」と諦めがちな方は一読を。いや、読め! 6月5日

 ・オススメ「脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方 (著)ジョン J. レイティ, エリック ヘイガーマン (刊)日本放送出版協会」 かいつまんで言えば、運動が脳にもたらす効果はすさまじいから、運動しろ! という本。


 ・本気って、出そうと思っていきなり出せるものじゃなくて、普段から力を出し尽くしていてこそ出せるものだと思う。本気を出すにも練習が必要ということです。 6月7日

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
削除。 (古い生徒3。)
2012-06-23 23:55:48
 あ、どうも。こんばんは。

 Uさんの文演アンケートのA.2の6行目
『伝わらないのか思うと』が気になりました。
「と」を足したほうがいいかな?と思ったのですが
原文のままなのか、しかもあえてこのように
書いたのか、とても悩みました。返り討ちなら
それはそれで勉強ということですね。

 こちらの勝手な感想なので、このコメントは
削除でお願いします。それにしてもUさんの
twitterは痛快ですね。

 おやすみなさい。
 
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