あなたを愛した
万年の月日が
無意味の中に崩れてゆく
愛しても
すべては無駄なことだったのかと
涙の中に溶けてゆく
いつかは
美しい存在になるのだと
あなたを信じて
尽くしてきたのに
あなたは最後まで
馬鹿をやめなかった
自分のことばかり考えて
人のものを盗み
人の心を傷つけ
愛を馬鹿にし続けた
愛など
愚か者の甘えに過ぎないのだと
ずるいことができるやつのほうが
賢いのだと
ああ
地球に存在する
すべての愛よ
もう馬鹿者を愛するのは
やめよう
待っていても
彼らは心を変えはしない
馬鹿者は落ちてゆく
神に嫌われ
逃げることはできない
自分に追いかけられ
愛が何もない
風と砂の荒野へと落ちてゆく
さようなら馬鹿者よ
愛はもう
あなたのために
傷ついた日々を
永遠に忘れる