ゾスマ・７

大山の霊兵は
かつてなかった白い霊剣を創造し
反吐と糞の暗闇に棲んでいる
馬鹿と戦っている

あれほど人を馬鹿にし
悪魔気取りでいた馬鹿は
霊兵の攻撃にあわてふためき
責任逃れをするために
あるはずのない裏口を探して
逃げ回っている

おそろしいことをした
おそろしいことをした
全部返って来る
全部返って来る

悪辣非道の玉座に
ふんぞりかえっていた魔王が
鋼鉄の角のついた山羊の冠を投げ捨て
この世界から消えようともがいている
なぜならそこに存在していたら
すべての反動が自分に降りかかってくるからだ

汚い蛆虫の小兵どもよ
青ざめてふるえ上がれ
おまえたちが信頼していた魔王は
消そうにも消せぬ自己存在の金剛性にぶつかり
狂ったような悲鳴をあげている

もうどこにも味方はいない
すべての責任を取るはずのものは
自分の存在を消そうともがいている
あるはずのない虚無の家に
逃げようとしている

自分がいなければ
責任をとらずにすむ
自分が存在しなければ
膨大な借金を払わずにすむ

恐ろしいことをした人間どもは
とうとう虚無に逃げようとして
あるはずのない裏口を探し始める
愚か者どもが

蛆虫どもよ
これは夢ではない
全てが真実の前に明らかになる
今さら口だけで謝っても
全世界の怒りの火に油を注ぐだけだ
ばらばらになるまでいたぶられることを覚悟せよ

大山の霊兵よ
敵は真実の前に何もできない
白い霊剣を振りかざし
すべてを浄めるために
あらゆる活動を始めよ